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心理実習Ⅱ
岡本 かおり・山崎 晃史・富島 大樹
大学名 清泉女学院大学
学部・学科 心理コミュニケーション学科 専門教育科目
開講キャンバス 上野 授業形態 実技・実習
履修区分 選択 単位数 2単位
配当年次 3年 開講期 通年
授業の概要

この科目は、心理基礎演習Ⅱ(心理実習Ⅰ)と併せて履修することで、公認心理師資格を取得するための必須である心理実習80時間が確保される。本学では心理基礎演習Ⅱ(心理実習Ⅰ)・心理実習Ⅱを併せると85時間となる。本科目では、心理学、特に臨床心理学、発達心理学が活用されている施設で行う実習を通して、心理職の業務内容と役割と義務等についての学びを深める。実習施設は、教育、福祉、司法・犯罪領域を予定しており、学生は実習前に行う事前学習と準備、2か所の施設実習各20時間、事後学習と発表等によって実習時間計62.5時間となる。各施設での実習期間は、学生と施設の都合を調整して決定する。実習中は施設の指導者、本学の担当教員の巡回指導を受けながら学ぶ。実習施設の詳細については、オリエンテーション時に説明する。

学習到着目標

心理実習の前後の学び、実際の施設実習を通して、心理に関する支援を要する者等へのチームアプローチ、多職種連携および地域連携、公認心理師としての職業倫理及び法的義務への理解について学びを深める。施設における心理職の働きを知ることから他者尊重の精神を学び、実習を通して行動力を身に付けることを学修の到達目標とする。

成績評価方法

事前学習の取り組み(20%)、施設実習での取り組み(50%)、実習ノート・報告レポートの内容(30%)で評価する。

課題に対する
フィードバック方法

事前学習ではその都度、教員がコメントする。実習中は、実習ノートを活用し、施設の指導者、大学の担当教員がそれぞれ指導に当たる。事後学習では発表・報告をする際、教員がコメントする。

アクティブ
ラーニング要素
□外部連携の課題解決型学習(協定あり) □ディスカッション・ディベート ■グループワーク ■プレゼンテーション(発表) ■実習・実技・実験 ■フィールドワーク □リアクションペーパー
授業計画
授業項目・内容 / 各回の準備学修(予習・復習)について / 担当
1 内容

事前指導1:全体ガイダンス 授業の進め方の説明。本科目の目的と心理実習のスケジュール、実習までの流れと留意点について理解する。

予復習

予習:シラバスを確認しておく。

復習:今回の授業内容を確認する。疑問・不明点があったら明確にして次回の授業で質問できるようにしておく。

担当

岡本・山崎・富島

2 内容

事前指導2:保健医療分野の施設・機関の理解 保健医療分野に働く心理職の業務内容と役割と義務について学ぶ。

予復習

予習:保健医療分野の心理職の働きについて調べる。

復習:今回の授業内容を確認する。疑問・不明点があったら明確にして次回の授業で質問できるようにしておく。

担当

岡本・山崎・富島

3 内容

事前指導3:福祉分野の施設・機関の理解 福祉分野に働く心理職の業務内容と役割と義務等について学ぶ。

予復習

予習:福祉分野の心理職の働きについて調べる。

復習:今回の授業内容を確認する。疑問・不明点があったら明確にして次回の授業で質問できるようにしておく。

担当

岡本・山崎・富島

4 内容

事前指導4:教育分野の施設・機関の理解 教育分野に働く心理職の業務内容と役割と義務等について学ぶ。

予復習

予習:教育分野の心理職の働きについて調べる。

復習:今回の授業内容を確認する。疑問・不明点があったら明確にして次回の授業で質問できるようにしておく。

担当

岡本・山崎・富島

5 内容

事前指導5:司法・犯罪分野の施設・機関の理解 司法・犯罪分野に働く心理職の業務内容と役割と義務等について学ぶ。

予復習

予習:司法・犯罪分野の心理職の働きについて調べる。

復習:今回の授業内容を確認する。疑問・不明点があったら明確にして次回の授業で質問できるようにしておく。

担当

岡本・山崎・富島

6 内容

事前指導6:産業・労働分野の施設・機関の理解 産業・労働分野に働く心理職の業務内容と役割と義務等について学ぶ。

予復習

予習:産業・労働分野の心理職の働きについて調べる。

復習:今回の授業内容を確認する。疑問・不明点があったら明確にして次回の授業で質問できるようにしておく。

担当

岡本・山崎・富島

7 内容

事前指導7:心理支援に関する知識と技能 それぞれの分野における心理的支援に関する知識と技能の特徴について、特に実習先を想定して理解する。

予復習

予習:心理支援の知識と技能について調べる。

復習:今回の授業内容を確認する。疑問・不明点があったら明確にして次回の授業で質問できるようにしておく。

担当

岡本・山崎・富島

8 内容

事前指導8:心理支援におけるチームアプローチ それぞれの分野における心理的支援におけるチームアプローチの特徴について、特に実習先を想定して理解する。

予復習

予習:心理的支援とチームアプローチについて調べる。

復習:今回の授業内容を確認する。疑問・不明点があったら明確にして次回の授業で質問できるようにしておく。

担当

岡本・山崎・富島

9 内容

事前指導9:多職種連携と地域連携 それぞれの分野における多職種連携と地域連携について、特に実習先を想定して理解する。

予復習

予習:多職種連携と地域連携について調べる。

復習:今回の授業内容を確認する。疑問・不明点があったら明確にして次回の授業で質問できるようにしておく。

担当

岡本・山崎・富島

10 内容

事前指導10:公認心理師に求められる職業倫理と法的義務への理解 それぞれの分野における公認心理師に求められる職業的倫理と法的義務について、特に実習先を想定して理解する。

予復習

予習:公認心理師の関連法規について調べる。

復習:今回の授業内容を確認する。疑問・不明点があったら明確にして次回の授業で質問できるようにしておく。

担当

岡本・山崎・富島

11 内容

事前指導11:実習記録(実習ノート)について 実習先ごとの実習記録の取り方と実習ノートの活用方法について理解する。

予復習

予習:実習ノートを振り返っておく。

復習:今回の授業内容を確認する。疑問・不明点があったら明確にして次回の授業で質問できるようにしておく。

担当

岡本・山崎・富島

12 内容

事前指導12:個別の実習計画の作成 実習先ごとの実習計画を具体的に作成する。

予復習

予習:個別の実習計画を作成しておく。

復習:今回の授業内容を確認する。実習計画を完成させる。疑問・不明点を明らかにしておく。

担当

岡本・山崎・富島

13 内容

事前指導13:事前訪問と実習計画の修正 実習先の特徴に合った事前訪問を準備し、実習計画を見直し、完成させる。

予復習

予習:実習施設について調べておく。

復習:今回の授業内容を確認する。実習計画を完成させる。疑問・不明点があったら明らかにしておく。

担当

岡本・山崎・富島

14 内容

事前指導14:実習へのオリエンテーション 実習の目的、実習計画、内容についてシュミレ―ションを行い、実習直前の最終確認を行う。

予復習

予習:実習計画を確認する。

復習:今回の授業内容を確認する。実習について疑問・不明点があったら明らかにしておく。

担当

岡本・山崎・富島

15 内容

事後指導:上記14回の事前指導(21時間)を行った上で、3分野4施設(予定)のうち2か所を選択して、各20時間、合計40時間の現場での心理実習を行い、その後、事後指導を行う。

予復習

予習:実習ノートを確認し、報告の準備をする。

復習:今回の授業内容を確認する。レポートを作成する。

担当

岡本・山崎・富島

16 内容
予復習
担当
準備学修
(予習・復習)時間

「各回の準備学修」項目を確認し、講義・演習は4時間(実技・実習は2時間)程度の予習・復習を奨励します。

教科書

特になし。適宜、資料を配布する

参考書・文献

公認心理師養成のための保健・医療系実習ガイドブック 鈴木伸一監修 北大路書房

履修条件

心理基礎演習Ⅱ(心理実習1)を履修済みであること。履修制限のある科目のため、事前の申請と選抜試験が必須となります。詳細は学生便覧で確認してください。

ICT活用 ■双方向型授業【実習ノート、施設の指導者、本学教員により意見交換をしながら行います。】
■自主学習支援【実習の前、実習中に疑問や質問があったら、担当教員が支援しますので積極的に聞いてください。】
実務経験 ■実務経験の内容【実習施設、本学とも心理臨床の実務経験者が複数名担当している。】
■所持している業務関連資格【臨床心理士・公認心理師】
備考