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産業・組織心理学(不開講)
大学名 清泉女学院大学
学部・学科 心理コミュニケーション学科 専門教育科目
開講キャンバス 上野 授業形態 講義
履修区分 選択 単位数 2単位
配当年次 3年 開講期
授業の概要

人が組織の中で他者と相互作用しながら働くとき,どのような心理が介在しているのだろうか.本講義では,産業・労働場面に関わるさまざまな側面について,心理学的観点から考えていく.本科目では産業心理学の代表的理論について概観し,産業場面における心理について理解を深める.とくに,人がどのようにして組織の成員となり生き生きと働くのか,組織の中で人はどのように相互に影響し合っているのかといった問題について考えていく.また,私たちがよりよいワーク・ライフを送るためにはどのようにしたらよいかについて,心理学的知見をもとに考えていく.また,授業期間中に数回,心理学実験・調査を受けることで,心理学の知見がどのように生成されるかを体験的に理解を深める.

学習到着目標

「働く」場面における人の行動や判断を心理学的な視点から捉え,その背景にある心理プロセスについて理解することを目的とする.

学修を通して、課題発見力、論理的思考を身につけることを目標とする.

成績評価方法

授業内課題40%,期末試験50%,研究レポート10%

課題に対する
フィードバック方法

授業内課題についてはGoogle classroomを通して配布し,次回授業に概況としてコメントを返す.期末試験については採点後に概況を伝える.

アクティブ
ラーニング要素
□外部連携の課題解決型学習(協定あり) □ディスカッション・ディベート □グループワーク □プレゼンテーション(発表) □実習・実技・実験 □フィールドワーク ■リアクションペーパー
授業計画
授業項目・内容 / 各回の準備学修(予習・復習)について / 担当
1 内容

オリエンテーション

授業の進め方を確認するとともに,産業心理学の視点と心理学における位置づけについて学ぶ.

予復習

予習:シラバス内容を熟読しておくこと.

授業アンケートへの回答

担当
2 内容

仕事への動機づけ1:内容理論

ワーク・モチベーション研究の歴史について概括し,動機づけの内容理論について学ぶ.

予復習

予習:産業心理学のテキスト等でワークモチベーションについて事前に学習してくる.

復習:用語と知見の確認(formを用いた小課題)

担当
3 内容

仕事への動機づけ2:過程理論

動機づけの過程理論について学び,ワークモチベーションがどのように変容するか考える.

予復習

予習:産業心理学のテキスト等でワークモチベーションについて事前に学習してくる.

復習:用語と知見の確認(formを用いた小課題)

担当
4 内容

人事評価

人事評価(人事考課)において,評価されること,評価のプロセス,およびそのエラーを学ぶ.

予復習

予習:産業心理学のテキスト等で人事評価について事前に学習してくる.

復習:用語と知見の確認(formを用いた小課題)

担当
5 内容

人事測定と採用

採用選考における,適性の考え方と,その選抜方法(適性テスト)について学ぶ.

予復習

予習:産業心理学のテキスト等で人事における測定方法について事前に学習してくる.

復習:用語と知見の確認(formを用いた小課題)

担当
6 内容

キャリア発達

キャリア発達の諸理論を学び,キャリアデザインとキャリア発達の考え方について考える.

予復習

予習:産業心理学のテキスト等でキャリア発達の理論について事前に学習してくる.

復習:用語と知見の確認(formを用いた小課題)

担当
7 内容

職場の人間関係と意思決定1:組織とは

集団の特徴、個人への影響、集団で行われる意思決定プロセスについて学ぶ.

予復習

予習:産業心理学のテキスト等で組織行動について事前に学習してくる.

復習:用語と知見の確認(formを用いた小課題)

担当
8 内容

職場の人間関係と意思決定2:組織による影響

集団における同調行動や,遂行における集団の影響について学ぶ.

予復習

予習:産業心理学のテキスト等で組織における影響(同調など)について事前に学習してくる.

復習:用語と知見の確認(formを用いた小課題)

担当
9 内容

職場の人間関係と意思決定3:集団の問題解決と意思決定

集団での意思決定や問題解決と個人のそれらとの違いおよび,その影響過程について学ぶ.

予復習

予習:産業心理学のテキスト等で集団意思決定について事前に学習してくる.

復習:用語と知見の確認(formを用いた小課題)

担当
10 内容

職場集団におけるリーダーシップ

職場におけるリーダーシップについて学び,優れたリーダーとは何かについて考える.

予復習

予習:産業心理学のテキスト等で組織行動におけるリーダーシップについて学習してくる.

復習:用語と知見の確認(formを用いた小課題)

担当
11 内容

職務満足感とコミットメント

職務満足感と動機付けとの関係性と,組織コミットメントがもたらす影響について学ぶ.

予復習

予習:産業心理学のテキスト等で職務満足感について学習してくる.

復習:用語と知見の確認(formを用いた小課題)

担当
12 内容

職場とメンタルヘルス

職場で感じるストレスについて考え,その対応方法と職場のあり方について検討する.

予復習

予習:産業心理学のテキスト等でストレスについて学習してくる.

復習:用語と知見の確認(formを用いた小課題)

担当
13 内容

キャリアを取り巻く問題

働くことについての現状について学び,今後のキャリアのあり方について考える.

予復習

予習:産業心理学のテキスト等でキャリア問題について学習してくる.

復習:用語と知見の確認(formを用いた小課題)

担当
14 内容

消費者行動

商品を購買するまでの過程について学び,消費者行動を理解すると何の役に立つのか考える.

予復習

予習:産業心理学のテキスト等で消費者行動について学習してくる.

復習:用語と知見の確認(formを用いた小課題)

担当
15 内容

まとめ・期末試験

学修のまとめとして、期末試験を行う.

予復習

予習・復習:これまでの授業資料を振り返る

担当
16 内容
予復習
担当
準備学修
(予習・復習)時間

「各回の準備学修」項目を確認し、講義・演習は4時間(実技・実習は2時間)程度の予習・復習を奨励します。

毎回授業課題があるため,そのための学修時間が必要になります。

教科書

特になし.毎回プリントを配布する.

参考書・文献

「産業・組織心理学エッセンシャルズ」 田中堅一郎(編) ナカニシヤ出版

履修条件

産業心理学を初めて学ぶ人向けの内容にする予定です.履修を希望する学生は初回のオリエンテーションに必ず出席すること.

ICT活用 ■自主学習支援【Google classroomを用いて課題の配布,提出を行う。】
実務経験
備考

授業期間中に授業時間外(1時間程度)の実験への参加があります。