23012
異文化理解
村松 直子
大学名 清泉女学院大学
学部・学科 心理コミュニケーション学科 専門教育科目
開講キャンバス 上野 授業形態 講義
履修区分 必修 単位数 2単位
配当年次 1年 開講期
授業の概要

異文化間理解の知見を得るための英文を読みこみ、内容理解と共に、高度な英文読解能力を身につける。また、異文化理解の各テーマについてディスカッションを行い理解を深める。そのために本授業は下記のパートより成る。

1)各章を、ノートにまとめる。

2)毎時間、各章ごとに小テストを行う。

3)グループで異文化間理解のためのプレゼンテーションを行う。

4)レポートを提出する。

学習到着目標

「学習指導要領」は英語教育の目標として「ことばと文化の理解」を掲げており、教科書では、多様な文化が紹介されているので、異文化間理解の知見を深める。また、難易度の高い英文を通じて英語力を伸ばし、英語表現にも慣れて英語での発信が出来るようにする。他者尊重、コミュニケーション力、発信力を身に付ける。

成績評価方法

授業中のパフォーマンス(30%)、プレゼンテーション・小テスト(30%)、試験(40%)

課題に対する
フィードバック方法

毎時間ノートの点検を行う。各章ごとにテストを行う。随時レポートを提出する。

アクティブ
ラーニング要素
□外部連携の課題解決型学習(協定あり) ■ディスカッション・ディベート ■グループワーク ■プレゼンテーション(発表) □実習・実技・実験 □フィールドワーク ■リアクションペーパー
授業計画
授業項目・内容 / 各回の準備学修(予習・復習)について / 担当
1 内容

ガイダンス 「異文化理解教育」及び「異文化間理解教育」とは

両者の用語の違いとそのコンセプトの違いについて考える。異文化体験について、いずれフループで英語でプレゼンテーションを行う予定を理解する。

予復習

該当の章前半を予習してくる。

Chapter1 What does "Culture" mean?前半

担当
2 内容

文化とは何か  

狭義の文化と広義の文化について、身近な例を挙げてディスカッションする。

予復習

該当の章を予習し、前週の内容のテストに備える。

Chapter1 What does "Culture" mean?後半

担当
3 内容

行動「規範」 

我々の日々の行動を決めているものは何か。日本では?他の文化ではどうかについて考える。

予復習

該当の章を予習し、前週の内容のテストに備える。

Chapter2 Cultural rules for acceptable behavior

担当
4 内容

ステレオタイプ 

特定の文化に対するステレオタイプについて意見をシェアする。その危険性について話し合う。

予復習

該当の章を予習し、前週の内容のテストに備える。

Chapter2 Cultural rules for acceptable behavior 後半

担当
5 内容

メディア 

メディアによって作られるステレオタイプやメディアリテラシーについて理解する。

予復習

該当の章を予習し、前週の内容のテストに備える。

Chapter4 Media and culture 前半

担当
6 内容

非言語コミュニケーション 

実例を挙げて言語以外のコミュニケーションのあり方と有用性についてディスカッションする。

予復習

該当の章を予習し、前週の内容のテストに備える。

Chapter4 Media and culture 後半

担当
7 内容

異文化理解に関するグループ・プレゼンテーション①

前半のテーマを踏まえて、異文化体験に関するスキットを創作して発表する。

予復習

プレゼンテーションに備えて、調査してPowerPointを作成する。

グループで話し合う時間を作る。

担当
8 内容

(コロナの状況が許せば)TGGに参加しての異文化体験

英語を母語とする人(インナーサークル)をゲストととして招聘し、学生との交流を通じて、文の多様性及び異文化交流の意義について、お互いの意見をシェアする。

予復習

TGG(トーキョー・グローバル・ゲートウェイ)に行っての感想と今後の学習の方略についてレポートを提出する。

担当
9 内容

文化的視点からの時間 

時間のコンセプトに関して文化によって多様な捉え方があることを理解する。特にアフリカ。

予復習

該当の章を予習し、前週の内容のテストに備える。

Chapter7 Touch and space 前半

担当
10 内容

文化的視点からの距離 

距離のコンセプトに関して文化によって多様な捉え方があることを理解する。特に南米と中東

予復習

該当の章を予習し、前週の内容のテストに備える。

Chapter7 Touch and space 後半

担当
11 内容

個人主義と集団主義

文化によって異なる「個人」の考え方の違いや傾向について理解する。

予復習

プレゼンテーションに備えて、調査してPPを作成する。

担当
12 内容

文化の多様性と異文化交流の意義

文化の多様性および異文化交流の意義について理解する。

予復習

該当の章を予習し、前週の内容のテストに備える。

8 Verbal communication norms 前半

担当
13 内容

帰属意識 

帰属意識と自分中心主義について、自分のあり方を踏まえてディスカッションする。

予復習

8 Verbal communication norms 後半

担当
14 内容

グローバル化 

グローバル化とは何か。グローバル化の長所と短所について考え、多様な文化的背景のある人々との交流のあり方と課題について考える。

予復習

該当の章を予習し、前週の内容のテストに備える。

Chapter14 Our connected world

担当
15 内容

異文化理解に関するグループ・プレゼンテーション② 

異文化間理解に関するディスカッションを通じて、自分なりに考えたことについて具体例を挙げて問題提起をし、問題解決を提案する。

予復習

該当の章を予習し、前週の内容のテストに備える。

Chapter14 Our connected world

担当
16 内容

まとめと試験

予復習

学習した章についての英語力を確認して、試験に備える。(準備学習4時間以上)

担当
準備学修
(予習・復習)時間

「各回の準備学修」項目を確認し、講義・演習は4時間(実技・実習は2時間)程度の予習・復習を奨励する。

教科書

『This Is Culture 理論と実践で学ぶ異文化間コミュニケーション』【南雲堂】1900円

参考書・文献

必要に応じて随時紹介する。

履修条件

英語力を伸ばす意欲があり、英検2級または準1級を受験する予定の学生。

教職をとる学生は必修。

ICT活用 ■自主学習支援【インターネットを用いた情報収集、PowerPointを用いたプレゼンテーションを支援する。】
実務経験 ■実務経験の内容【中学校・高校における英語科教諭として勤務経験あり】
■所持している業務関連資格【中学校・高等学校教諭専修免許(英語)】
備考