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世界の英語
村松 直子
大学名 清泉女学院大学
学部・学科 心理コミュニケーション学科 専門教育科目
開講キャンバス 上野 授業形態 講義
履修区分 選択 単位数 2単位
配当年次 1年 開講期
授業の概要

英語学習者また英語教員として知っているべきことが書かれたテキストの内容を、各人が教員の役割を行うマイクロティーチングの形式を毎回取りながら理解を確認する。将来、知的好奇心に満ちた授業を展開できるように英語に関する豆知識を増やすために、毎回確認テストを行う。また、英語での授業力を高めるためにClasssroom Englishやsmall talkに多く接して、ペアやグループで確認する。また、実際の授業での英語の導入をにらんで、英語でまとまった文章を作成し、人前でのプレゼンテーションに慣れる。

学習到着目標

英語の世界における位置づけや歴史や地域性などについて学び、英語学習者また英語教員として必要な多様な英語やその文化に関する知識を得る。そして、模擬授業を行うことによって、教える基本的な態度を身につける。Classroom English やsmall talkを教室で行えるようにする。また、プレゼンテーションに慣れて、ペアやグループでの学びをデザインする。特に、論理的思考力・コミュニケーション力を養う。

成績評価方法

授業への参加姿勢・貢献度(25%) テキストのプレゼンテーション・各章の小テスト(25%) テキストに関する試験(50%)

課題に対する
フィードバック方法

小テストはポイント化させる。パフォーマンスとプレゼンテーションは相互評価される。レポートなどはコメントを付して返却される。

アクティブ
ラーニング要素
□外部連携の課題解決型学習(協定あり) ■ディスカッション・ディベート ■グループワーク ■プレゼンテーション(発表) □実習・実技・実験 □フィールドワーク ■リアクションペーパー
授業計画
授業項目・内容 / 各回の準備学修(予習・復習)について / 担当
1 内容

オリエンテーション 

世界における英語とその歴史.

各時間の模擬授業の発表者決定

予復習

各章を予習してチェックをうける。

会話表現のテストに備える。

担当
2 内容

言葉の起源と語族       

英語のルーツについて知り、世界の言語との関係を考える。担当者が、模擬授業を行う。

予復習

各章を予習してチェックをうける。

会話表現のテストに備える。

担当
3 内容

人間の言葉と言語研究     

人類の言語の発祥について思い巡らせ、言語研究の面白さについてディスカッションする。

予復習

各章を予習してチェックをうける。

会話表現のテストに備える。

担当
4 内容

英語の文字の起源       

地理的な要因や歴史的な経過について知り、文字の必要性についてディスカッションする。

予復習

各章を予習してチェックをうける。

会話表現のテストに備える。

担当
5 内容

英語語彙の歴史的発展     

語彙の派生と英語の歴史について知見を得る。担当者が、模擬授業を行う。

予復習

各章を予習してチェックをうける。

会話表現のテストに備える。

担当
6 内容

標準英語の成立        

英国や米国での標準英語の成立を知り、世界の多様な英語について考える。

予復習

各章を予習してチェックをうける。

会話表現のテストに備える。

担当
7 内容

英語のバリエーション     プレゼンテーション準備

多様な世界の英語の派生と認知の仕方の変遷について知り、ディスカッションする。担当者が、模擬授業を行う。

予復習

プレゼンテーションの内容を考えてくる。

PowerPointを準備して発表に臨む。

担当
8 内容

プレゼンテーション1

My favorite Country レポートでも提出する。

予復習

プレゼンテーションの内容をレポートでも提出する。

約500字の英文を作成する。(準備学習4時間以上)

担当
9 内容

言葉の変化         

英語が代わっていく理由と実情について考える。担当者が、模擬授業を行う。

予復習

各章を予習してチェックをうける。

会話表現のテストに備える。

担当
10 内容

コミュニケーションと民族史 

言語コミュニケーションの限界と有用性について知り、それぞれの民族との関係を考える。

予復習

各章を予習してチェックをうける。

会話表現のテストに備える。

担当
11 内容

英語と文化         

「文化は言語である」と言われるが、何故かについてディスカッションする。

予復習

各章を予習してチェックをうける。

会話表現のテストに備える。

担当
12 内容

ことばと社会         

社会の移り変わりと言語の役割について考える。担当者が、模擬授業を行う。

予復習

各章を予習してチェックをうける。

会話表現のテストに備える。

担当
13 内容

ことばと国家         

インナーサークルだけでなく、アウターサークルなどの英語について知り、多様な英語に触れる。

予復習

各章を予習してチェックをうける。

会話表現のテストに備える。

担当
14 内容

日本の英語教育と教授法    プレゼンテーション準備

日本の英語教育や教授法の問題点と課題解決についてディスカッションする。担当者が、模擬授業を行う。

予復習

プレゼンテーションの内容を考えてくる。

PPやビジュアルエイドを準備して発表に臨む。

担当
15 内容

プレゼンテーション2 

My Ideal Summer Vacation レポートでも提出する。

予復習

プレゼンテーションの内容をレポートでも提出する。

約500字の英文を作成する。(準備学習4時間以上)

担当
16 内容

試験

予復習

基本的な知識と英語力を身につけるために、準備して臨む。(準備学習4時間以上)

担当
準備学修
(予習・復習)時間

「各回の準備学修」項目を確認し、講義・演習は4時間(実技・実習は2時間)程度の予習・復習をする。

教科書

改訂版『はじめての英語学』(大井恭子ほか、研究社)2,750円 

   

参考書・文献

文科省のClassroom Englishをダウンロードして配布。その他、授業中に独自資料を配付。

履修条件

英語が好きで歴史や英語の多様性に関心がある人。英語コミュニケーションコースを希望する人。

教職免許の取得を考えている人。多い課題をきちんとこなせる人。

ICT活用 ■双方向型授業【模擬授業】
■自主学習支援【インターネットを活用した情報収集、PowerPointを活用したプレゼンテーションを行う。】
■遠隔授業【ZOOMによるリアルタイム(コロナの状況によって)】
実務経験 ■実務経験の内容【中学校・高校における英語科教諭としての勤務経験あり】
■所持している業務関連資格【高等学校・中学校教諭専修免許状(外国語)】
備考