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第二言語習得論入門
村松 直子
大学名 清泉女学院大学
学部・学科 心理コミュニケーション学科 専門教育科目
開講キャンバス 上野 授業形態 講義
履修区分 選択 単位数 2単位
配当年次 1年 開講期
授業の概要

第二言語習得に関する基本的な理論と英語教育における応用について学びます。第二言語習得理論に関しては、母語習得と第二言語習得の共通性・差異性、コミュニケーション能力モデル、言語習得仮設、中間言語、第二言語習得に影響を与える要因(言語的・語用論的転移、モチベーション)等について扱う。英語教育における応用に関しては、第二言語習得理論と言語教授法の観点から効果的な方法について学ぶ。授業では、実際に様々な教授法によるマイクロティーチングを受ける体験を通して、各教授法の強みについて理解するほか、マイクロティーチング案を作成して発表し、相互評価を受ける。

学習到着目標

・基本的な第二言語習得理論および第二言語習得に影響を与える要因を理解している。

・様々な教授法の知識を持ち、そのメリットについて説明することができる。

・第二言語習得理論と各教授法を踏まえて、20-30分程度のマイクロティーチング案を作成することができる。

成績評価方法

授業におけるパフォーマンス(授業への貢献、ディスカッション等)(30%) 教授法を用いたマイクロティーチング案の発表(30%) 

確認テスト(40%)

課題に対する
フィードバック方法

パフォーマンス・指導案の発表に対して随時フィードバックを行う。確認テストについてはテスト実施直後に解説を行う。

アクティブ
ラーニング要素
□外部連携の課題解決型学習(協定あり) ■ディスカッション・ディベート ■グループワーク ■プレゼンテーション(発表) □実習・実技・実験 □フィールドワーク ■リアクションペーパー
授業計画
授業項目・内容 / 各回の準備学修(予習・復習)について / 担当
1 内容

オリエンテーション

第二言語習得とは 母語転移

予復習

シラバスを読み、理解する。母語習得と第二言語習得の違いについて調べる。

確認テストに備えて授業内容を復習する。

担当
2 内容

母語(第一言語)習得 

予復習

配布資料を事前に読み、鍵概念や要点をノートに整理しておく。

確認テストに備えて授業内容を復習する。

担当
3 内容

母語転移(誤用言語的転移・語用文化的転移)

予復習

教科書3-12ページを読み、鍵概念や要点をノートに整理しておく。

確認テストに備えて授業内容を復習する。

担当
4 内容

外国語学習適性 モチベーション

予復習

教科書12-26ページを読み、鍵概念や要点をノートに整理しておく。

確認テストに備えて授業内容を復習する。

担当
5 内容

コミュニケーション能力モデル コミュニケーションストラテジー

予復習

教科書26-35ページを読み、鍵概念や要点をノートに整理しておく。

確認テストに備えて授業内容を復習する。

担当
6 内容

インプット仮説 インタラクション仮説 アウトプット仮説 自動化

予復習

教科書36-49ページを読み、鍵概念や内容をノートに整理しておく。

確認テストに備えて授業内容を復習する。。

担当
7 内容

インプットとアウトプットを組み合わせた指導 

コミュニカティブ・ランゲージ・ティーチング (CLT) 

CLTによるマイクロティーチングを体験分析する

予復習

教科書51-70ページを読んで、鍵概念や内容をノートに整理しておく。確認テストに備えて授業内容を復習する。課題)を作成する。

担当
8 内容

中間言語 

第二言語習得理論と教授法を活かしたマイクロティーチング案(課題)の発表

予復習

教科71-84ページを読んで、鍵概念や内容をノートに整理しておく。

確認テストに備えて授業内容を復習する。

担当
9 内容

文法指導 フォーカス・オン・フォーム(Focus-on-Form)

タスク中心教授法(Task-based Language Teaching)

予復習

配布資料を事前に読み、鍵概念や内容をノートに整理しておく。確認テストに備えて授業内容を復習する。

マイクロティーチング案(課題)を作成する。

担当
10 内容

第二言語習得理論と教授法を活かしたマイクロティーチング案(課題)の発表

ディスカッション 

予復習

配布資料を事前に読み、鍵概念や内容をノートに整理しておく。確認テストに備えて授業内容を復習する。

担当
11 内容

臨界期仮説 言語習得の順序

予復習

教科書85-101ページを読んで、鍵概念や内容をノートに整理しておく。

確認テストに備えて授業内容を復習する。

担当
12 内容

正確さ(accuracy) と流暢さ(fluency) 情意フィルター 

予復習

教科書103-113ページを読んで、鍵概念や内容をノートに整理しておく。

確認テストに備えて授業内容を復習する。

担当
13 内容

つづり字と音声の指導

第二言語学習者の間違えやすい音声の指導方法

予復習

教科書115-126ページを読んで、イマ―ジョン教育について調べる。

確認テストに備えて授業内容を復習する。

担当
14 内容

異文化コミュニケーション能力 言語的・文化的気づきを向上させる方法

予復習

配布資料を事前に読み、鍵概念や内容をノートに整理しておく。確認テストに備えて授業内容を復習する。

担当
15 内容

確認テストと解説

授業の総括

予復習

確認テストに備えて第1回~第14回の授業内容を総復習する。(準備学習4時間以上)

担当
16 内容
予復習
担当
準備学修
(予習・復習)時間

「各回の準備学修」項目を確認し、講義・演習は4時間(実技・実習は2時間)程度の予習・復習を奨励します。

教科書

『英語教師のための第二言語習得論入門 改訂版』白井恭弘著(大修館書店)

参考書・文献

必要に応じて紹介する。

履修条件
ICT活用 ■双方向型授業【ディスカッション マイクロティーチング案の発表と相互評価 】
■自主学習支援【Google Classroom を利用して資料配布と課題提出を行う。】
■遠隔授業【ZOOMによるリアルタイム(コロナの状況によって)】
実務経験 ■実務経験の内容【中学・高校における英語教育実践】
■所持している業務関連資格【中学校・高等学校教諭専修免許(英語)・小学校英語指導者資格】
備考