23555
英語文学Ⅱ
フレーザー スーザン
大学名 清泉女学院大学
学部・学科 心理コミュニケーション学科 専門教育科目
開講キャンバス 上野 授業形態 講義
履修区分 選択 単位数 2単位
配当年次 3年 開講期
授業の概要

このコースでは様々なジャンルの文学作品を教材として用い、それらの作品を読み取り鑑賞できる力を養うとともに、語彙力や作品に関する文化的な知識を高める。また作品に関するディスカッションを通してスピーキングによる自己表現力を伸ばし、さらに文学作品の分析をすることでクリエイティブライティングもできるようにすることを目標とする。設定目標のために、授業では様々な活動を通じ語彙力や文化的知識を高め、さらに英語での自己表現に自信を持てるようにする。具体的には、文学作品の引用文を読み、登場人物や内容について学んだ後、スピーキングやライティング活動へとつなげていく。グループ内で自分の考えを出し合うことを重視する。内容に関しては、詩、短編、演劇、日記、小説、児童文学など幅広いジャンルを扱う。

学習到着目標

様々なスタイルの物語または詩を理解することができる。 CEFR B1.2 文学の内容とスタイルについて文学的なテキストの内容やスタイルに自分の考えを述べることができる。 CEFR B1.2 短編小説または詩を書くことができる。CEFR B1 ディプロマポリシーにおける課題発見力,論理的思考,コミュニケーション力,発信力を習得する。

成績評価方法

口頭での英語のプレゼンテーション及びマイクロティーチング(教師と生徒に別れての授業体験)(50%) 英語による文学作品を書く(50%)

課題に対する
フィードバック方法

提出された作品に対しての総評と細かなアドバイスを文書と口頭でフィードバックを与える。

アクティブ
ラーニング要素
□外部連携の課題解決型学習(協定あり) ■ディスカッション・ディベート ■グループワーク ■プレゼンテーション(発表) □実習・実技・実験 □フィールドワーク □リアクションペーパー
授業計画
授業項目・内容 / 各回の準備学修(予習・復習)について / 担当
1 内容

コース紹介(授業で扱う文学のジャンルについて様々なテキストを読み理解する)

予復習

課題に取り組む(授業で様々なジャンルの作品を紹介するのでそれ等の違いを理解する)

担当
2 内容

詩(詩の形態、心象、感情などについて自分の感じたことを授業で述べ、それについてディスカッションする)

予復習

授業内容の振り返り(英詩の持つ特徴を理解する)

担当
3 内容

詩(様々な詩を比較し自ら詩を書く)

予復習

詩を書く(自由なタイトルで個人で短い詩を書く)

担当
4 内容

短編小説 (物語の展開形式を学び、物語と異なる自らのエンディングを書く)

予復習

授業内容の振り返り(小説の特徴を学び、示された短編小説を基に自分でそのあとの展開を考える)

担当
5 内容

短編小説 (物語の主人公に送る自分のメッセージを書く)

予復習

短い物語を書く(授業では英語で書かれた手紙を紹介するので、その手紙に対する返事を自分で考えて英語で書く)

担当
6 内容

小説の一節 (小説の筋をテキストやイラストなどから予測し英語で話し合う)

予復習

物語の筋の続きを考え準備する(小説の一部を紹介し、そのあとの展開を考える)

担当
7 内容

書評またはマイクロティーチング(第16週に行うクラス発表の解説)

予復習

マイクロティーチングのプランを考える(クラス内で発表しあうための準備をする)

担当
8 内容

児童文学(児童文学における絵の働きを探求する)

予復習

課題に取り組む(児童文学における絵の働きを考えてどのような効果があるかを考え、自分なりのストーリーを描く)準備学習時間4時間以上)

担当
9 内容

日記 (ヒントを基にしてある日記の作者や内容を予測し意見を述べる)

予復習

日記の抜粋を読みクラスで説明する準備をする(授業で学んだ内容を復習し日記の持つ特徴を理解する)

担当
10 内容

日記(日記と書き手を設定し、それに沿った適切なスタイルで日記を書く)

予復習

自分の作品(日記)を書く(自分のことである必要はなく、たとえば小説の中の人物になって日記のスタイルで書く)

担当
11 内容

おとぎ話(典型的なおとぎ話の要素を分析する)

予復習

おとぎ話を分析する(授業で学んだ内容を復習しおとぎ話の持つ特徴を理解する)

担当
12 内容

おとぎ話 (グループ単位でおとぎ話を選択し、ストーリーの続きを創作する)

予復習

自分の作品(おとぎ話)を書く(ストーリーを想像し、子供向けのストーリーを描く)

担当
13 内容

演劇 (スクリプトの内容と登場人物から、物語の設定や展開を予測し述べる)

予復習

スクリプトを読みパーフォーマンスの準備をする(ドラマ形式を想定し、ストーリーに基づき、スクリプトを考える)(準備学習時間4時間以上)

担当
14 内容

演劇 (自らストーリーを発展させスクリプトを書きそれを実演する)

予復習

次に続く劇の場面を創作する(スクリプトを教師やほかの学生からのフィードバックに基づき完成させる)

担当
15 内容

最終課題の準備とそれまでに書いた文学作品を作品集にまとめる

予復習

マイクロティーチングの準備(プレゼンテーションの準備をする)

担当
16 内容

発表(マイクロティーチング)ペアまたは個人で発表し教師やほかの学生からの質問やコメントに答える。

予復習

フィードバックをもとに振り返り(プレゼンテーションの振り返りをして、良かった点と改善すべき点を振り返る)

生徒の作品集を読む

担当
準備学修
(予習・復習)時間

「各回の準備学修」項目を確認し、講義・演習は4時間(実技・実習は2時間)程度の予習・復習を奨励します。

教科書

教科書は不要。すべての教材は授業時に配布。

参考書・文献

特にない。授業に配布するハンドアウトに、研究に基づく十分な知識や情報があるのでそれを参考にする。

履修条件

条件は特にないが、英語を話す際、誤りを気にせず、積極的に参加して自分の意見を述べようとする気持ちが大切です。

ICT活用
実務経験
備考

授業時間外に、各自英語で詩や文章を書くなどの課題があります。