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英語科教育法Ⅱ
富永　裕子
大学名 清泉女学院大学
学部・学科 心理コミュニケーション学科 専門教育科目
開講キャンバス 上野 授業形態 講義
履修区分 選択 単位数 2単位
配当年次 2年 開講期 春
授業の概要

理論と実践の融合を念頭に授業を進める。学習指導要領を理解するとともに、学習到達度目標を確認しながら、具体的にどのように指導計画を立てたらよいのか考察し、指導計画作成の練習を重ねる。また、教材研究の方法を学びながら、学習者の発達段階に合わせて資質・能力の向上をどのような方法で図れるかを、模擬授業や話し合いをとおして検討する。また、教育用語やクラスルーム・イングリッシュについての知識を深めるためのミニテストを定期的に行う。
学習到着目標

中学校及び高等学校の教育の基軸は、学習指導要領及び教科書である。英語教育ではそれをもとにどのような学習到達目標をたて、年間指導計画・単元計画・各時間の計画へと展開するべきか理解し、生徒にとって貴重な学習時間となる授業づくりを考察し、実践練習をする。また、生涯学習・学習者の自律を念頭に、小・中・高等学校の連携の在り方についても理解することが目標である。行動力・発信力の養成を図る。
成績評価方法

定期試験（50％）、授業中の参加貢献度（発言や授業内小レポート(25％）、課題の内容評価（25％）
課題に対する
フィードバック方法

毎授業の終了時に「ふりかえしシート」を記入、提出し、次回の授業開始時にコメントやフィードバックを与える。プレゼンテーションや模擬授業を行った際には、その都度添削・コメントを与え、学習者が足場つくりをしながら、自分の進度が確認できるよう導く。
アクティブ
ラーニング要素		 □外部連携の課題解決型学習（協定あり）　■ディスカッション・ディベート　■グループワーク　■プレゼンテーション（発表）　□実習・実技・実験　□フィールドワーク　■リアクションペーパー
授業計画
授業項目・内容 / 各回の準備学修（予習・復習）について / 担当
1 内容

教育の目的

「日本の教育の目的は何か」について考える。
予復習

授業後に学習したことを踏まえて、課題を作成する。
担当
2 内容

学校教育法と学習指導要領（１）

「中学校外国語（英語）の指導要領」について理解する。
予復習

授業前：教科書の該当箇所をよく読み、内容を理解する。疑問点は残してよい。授業後：課題または指導案の作成をすること。
担当
3 内容

学校教育法と学習指導要領（２）

「高等学校外国語（英語）の学習指導要領」について理解する。
予復習

授業前：教科書の該当箇所をよく読み、内容を理解する。疑問点は残してよい。授業後：課題または指導案の作成をすること。
担当
4 内容

学校の教育目標と教育課程

「英語教育が担うものは何か」について考える。
予復習

授業前：教科書の該当箇所をよく読み、内容を理解する。疑問点は残してよい。授業後：課題または指導案の作成をすること。
担当
5 内容

教科用図書について

「教科書使用の目的と方法」について学ぶ。
予復習

授業前：教科書の該当箇所をよく読み、内容を理解する。疑問点は残してよい。授業後：課題または指導案の作成をすること。
担当
6 内容

指導計画とシラバス作成

「学習到達目標に合わせた指導計画とシラバス作成」について学ぶ。
予復習

授業前：教科書の該当箇所をよく読み、内容を理解する。疑問点は残してよい。授業後：課題または指導案の作成をすること。
担当
7 内容

中学校の外国語教科書（英語）分析

「中学校の外国語（英語）教科書」について理解する。デジタル教科書を体験をする。
予復習

授業前：教科書の該当箇所をよく読み、内容を理解する。疑問点は残してよい。授業後：課題または指導案の作成をすること。
担当
8 内容

高等学校の外国語（英語）教科書の分析

「高等学校の外国語（英語）教科書」について理解する。
予復習

授業前：教科書の該当箇所をよく読み、内容を理解する。疑問点は残してよい。授業後：課題または指導案の作成をすること。
担当
9 内容

小学校外国語活動について

「小学校における外国語活動の定義と内容・活動」について理解する。DVDを視聴する。
予復習

授業前：教科書の該当箇所をよく読み、内容を理解する。疑問点は残してよい。授業後：課題または指導案の作成をすること。
担当
10 内容

言語習得と英語教授法

「学習到達目標と発達段階を考慮し、資質・能力を育てる英語指導の方法」について考察する。
予復習

授業前：教科書の該当箇所をよく読み、内容を理解する。疑問点は残してよい。授業後：課題または指導案の作成をすること。
担当
11 内容

言語活動重視の方策

「教室を英語使用の場にする方法について」について学び、体験する。

授業DVDを視聴して概念を理解し、実際にグループで授業体験をする。
予復習

授業前：教科書の該当箇所をよく読み、内容を理解する。疑問点は残してよい。授業後：課題または指導案の作成をすること。
担当
12 内容

教材研究と言語活動

「基本的な教材研究と言語活動の指導計画」について理解をする。

設定された目標に合わせ教材を選択し、適切な言語活動を考える。
予復習

授業前：教科書の該当箇所をよく読み、内容を理解する。疑問点は残してよい。授業後：課題または指導案の作成をすること。
担当
13 内容

模擬授業

設定された目標に合わせ適切な言語活動を計画し、模擬授業をする。

相互に評価し合い、自分の模擬授業を振り返る。
予復習

授業前：教科書の該当箇所をよく読み、内容を理解する。疑問点は残してよい。授業後：課題または指導案の作成をすること。
担当
14 内容

ICT活用について

「学校教育におけるICT活用の意義と指導方法」について考える。
予復習

授業前：教科書の該当箇所をよく読み、内容を理解する。疑問点は残してよい。授業後：課題または指導案の作成をすること。
担当
15 内容

英語教育の展望とまとめ

「日本の英語教育における小・中・高等学校の連携のありかた」について理解する。
予復習

授業前：これまでの疑問点を整理する。授業後：定期試験に備えて学習する。
担当
16 内容

定期試験
予復習

定期試験に備えて総復習をする。（準備学習4時間以上）
担当
準備学修
（予習・復習）時間

「各回の準備学修」項目を確認し、講義・演習は4時間（実技・実習は2時間）程度の予習・復習を奨励します。
教科書

岡秀夫編著 『新・グローバル時代の英語教育』成美堂
参考書・文献

・文部科学省『中学校学習指導要領(平成29年告示)解説 外国語編』・文部科学省『高等学校学習指導要領解説─外国語編─（平成30年7月）』
履修条件

学校教育に興味があり、第二言語習得や英語学習に関心があるもの。英語教員を目指し、教員免許状を取得する意思のあるもの。

英語科教育法Ⅰを履修していること。
ICT活用 ■双方向型授業【タスク（指導案など）達成のためのアクティブ・ラーニングを行う。】
■遠隔授業【インターネット、プレゼンテーションソフト、デジタル教科書、などを活用する。】
実務経験 ■実務経験の内容【英語科教諭として中学校・高等学校に勤務経験あり】
■所持している業務関連資格【中学校・高等学校教諭先週免許（英語）・小学校英語指導者（＋）資格】
備考