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教育実習
富永 裕子・岡部 敦
大学名 清泉女学院大学
学部・学科 心理コミュニケーション学科 専門教育科目
開講キャンバス 上野 授業形態 実技・実習
履修区分 選択 単位数 5単位
配当年次 3・4年 開講期 通年
授業の概要

実際に教育現場で教育実習を行う。教育実習前の準備と教育実習後の事後指導も行う。「英語科教育法」「英語授業学」で学んだことをもとに、よりよい授業が行えるように練習を積む。実際に自分が教えることになる学校、生徒、教科書を念頭に置き、具体的な学習指導案を作成する。さまざまな教具を効果的に活用し、模擬授業を行う。教育実習直前の授業であるため、履修者同士が忌憚なくお互いの模擬授業を批評し、お互いのフィードバックから学ぶという「学びの場」としたい。教育実習終了後は、各自の実習体験を報告し、自己分析を試みる。お互いの報告をもとに、よりよい授業運営のあり方を模索していく。

学習到着目標

(1) 教育実習に行く前の準備と練習を行うことができる。(2) 実際に教育現場で教育実習を行うことができる。(3) 教育実習後の分析と反省を行うことができる。

成績評価方法

具体的には、学内での授業で約50%の評価(学習指導案、模擬授業、授業への貢献度)、学外での教育実習の評価を約50%の配分として、総合的に評価する。

課題に対する
フィードバック方法

指導案の添削に加え、模擬授業のピア・フィードバックを行い、ロールモデルを示しながら授業の構成を確認できるように指導する。

アクティブ
ラーニング要素
□外部連携の課題解決型学習(協定あり) ■ディスカッション・ディベート ■グループワーク ■プレゼンテーション(発表) ■実習・実技・実験 ■フィールドワーク ■リアクションペーパー
授業計画
授業項目・内容 / 各回の準備学修(予習・復習)について / 担当
1 内容

オリエンテーション

(1)教育実習に行く直前の総復習をおこなう。

(2)教育実習中における対処すべき課題に関して自らの意見を示すことができる。

予復習

予習:教育実習1のノートやプリントを見返す。復習:教育実習に行く直前に準備しなければならないことについて整理する。

担当

岡部、富永

2 内容

教科書研究

(1)教育実習校で使用している教科書について研究することができる。

(2)教科書研究の成果を模擬授業で活かすことができる。

予復習

予習:教育実習校で使用している教科書を事前に購入し目を通す。復習:教育実習校で使用している教科書を使って音読練習をおこなう。

担当

富永、岡部

3 内容

模擬授業1 発音指導

「発音指導」の箇所の模擬授業をおこなうことができる。

予復習

予習:「発音指導」の箇所の模擬授業ができるように準備をしてくる。復習:他の学生からのフィードバック・コメントを読んで自分の模擬授業を振り返る。

担当

富永

4 内容

ビデオによる授業分析1 発音指導

「発音指導」の箇所の模擬授業を撮影したビデオを見て、分析し改善へ繋げることができる。

予復習

予習:「発音指導」の箇所の模擬授業で準備したものを見ながら振り返る。復習:「発音指導」の箇所の模擬授業を撮影したビデオを見て、振り返る。

担当

富永

5 内容

模擬授業2 文法指導

「文法指導」の箇所の模擬授業をおこなうことができる。

予復習

予習:「文法指導」の箇所の模擬授業ができるように準備をしてくる。復習:他の学生からのフィードバック・コメントを読んで自分の模擬授業を振り返る。(準備学習4時間以上)

担当

富永

6 内容

ビデオによる授業分析2 文法指導

「文法指導」の箇所の模擬授業を撮影したビデオを見て、分析し改善へ繋げることができる。

予復習

予習:「文法指導」の箇所の模擬授業で準備したものを見ながら振り返る。復習:「文法指導」の箇所の模擬授業を撮影したビデオを見て、振り返る。

担当

富永

7 内容

模擬授業3 語彙指導

「語彙指導」の箇所の模擬授業をおこなうことができる。

予復習

予習:「語彙指導」の箇所の模擬授業ができるように準備をしてくる。復習:他の学生からのフィードバック・コメントを読んで自分の模擬授業を振り返る。

担当

富永

8 内容

教材開発

 (1)「英語の授業における教材の開発」について研究することができる。

 (2)教材研究の成果を模擬授業で活かすことができる。

予復習

予習:教科書の「教材開発」に関する章を読んでくる。

復習:教材を開発しておこなっている英語授業のDVDを見て、理解を深める。

担当

富永、岡部

9 内容

模擬授業4 音読指導

「音読指導」の箇所の模擬授業をおこなうことができる。

予復習

予習:「音読指導」の箇所の模擬授業ができるように準備をしてくる。復習:他の学生からのフィードバック・コメントを読んで自分の模擬授業を振り返る。

担当

富永

10 内容

問の発し方及びフィードバックの与え方 

(1)「英語の授業における生徒への問いの投げ方やフィードバックの与え方」について研究することができる。(2)教材研究の成果を模擬授業で活かすことができる。

予復習

予習:教科書の「生徒への発問やフィードバック」に関する章を読んでくる。復習:生徒への発問やフィードバックに焦点をあてた英語授業のDVDを見る。

担当

富永、岡部

11 内容

模擬授業5 スピーキング指導

「スピーキング指導」の箇所の模擬授業をおこなうことができる。

予復習

予習:「スピーキング指導」の箇所の模擬授業ができるように準備をしてくる。復習:他の学生からのフィードバック・コメントを読んで自分の模擬授業を振り返る。

担当

富永

12 内容

教育実習の自己分析

(1)3週間の教育実習中の自分の行動に関して自己分析をおこなうことができる。

(2)自己分析の結果を今後の授業担当時に活かすことができる。

予復習

予習:3週間の教育実習中の自分の行動を振り返る。

復習:自己分析した結果を、教育実習中の報告をする際に盛り込む。

担当

岡部、富永

13 内容

教育実習の報告

(1)3週間の教育実習中の報告をおこなう。

(2)他の学生との経験談を互いに共有し、今後の授業実践時に活かすことができる。

予復習

予習:パワーポイントを使って教育実習中の報告の準備をおこなう。復習:他の学生の教育実習中の報告と自分の教育実習中の経験を比較考察する。

担当

岡部、富永

14 内容

良い英語教師とは

「良い英語教師とは」について考え、自らの意見を示すことができる。

予復習

予習:教科書の「良い英語教師」に関する章を読んでくる。復習:達人と呼ばれる教師による英語授業のDVDを見て、理解を深める。

担当

岡部、富永

15 内容

まとめ

「指定」の箇所を短時間の模擬授業をおこなうことができる。

予復習

予習:学期中のノートやプリントを見返す。

復習:授業でのまとめを振り返りながら、学期中のノートやプリントを整理する。(準備学習4時間以上)

担当

岡部、富永

16 内容
予復習
担当
準備学修
(予習・復習)時間

「各回の準備学修」項目を確認し、講義・演習は4時間(実技・実習は2時間)程度の予習・復習を奨励します。

教科書

米山朝二他『英語科教育実習ハンドブック』大修館書店

参考書・文献

「英語科教育法Ⅰ・Ⅱ」で用いた教科書

高階庸雄他『教室英語活用辞典』研究社

履修条件

「英語科教育法Ⅰ」、「英語学基礎」、「教育臨床演習」または代替のものを履修し単位を修得していること。「介護等体験」を履修していること。

TOEIC又は英検の条件をクリアしていること。

ICT活用 ■双方向型授業【タスク(指導案作成など)達成のためのアクティブ・ラーニングを行う。】
■遠隔授業【インターネット、プレゼンテーションソフト、デジタル教科書、などを活用する。】
実務経験 ■実務経験の内容【英語科教諭として中学校・高等学校に勤務経験あり。】
■所持している業務関連資格【中学校・高等学校教諭専修免許(英語)・小学校英語指導者(+)資格・ 障害者(児)居宅介護従業者2級】
備考