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特別活動・総合的な学習の時間
伏木 久始
大学名 清泉女学院大学
学部・学科 心理コミュニケーション学科 専門教育科目
開講キャンバス 上野 授業形態 講義
履修区分 選択 単位数 2単位
配当年次 2年 開講期
授業の概要

本講座では特別活動の指導法と、総合的な学習(探究)の時間の指導法についての基礎的事項を理解し、いずれも参加型・体験型の学習活動を通して実践的指導力を身につける授業となる。教職科目であることから、学生自身が「主体的・対話的で深い学び」に向けて、自ら考え他者と協議しながら考えを深めていく時間を重視する。なお、VTR教材やパワーポイント資料などを含めてICTを活用した講義を行う。

学習到着目標

・特別活動の意義、目標および内容を理解するとともに、特別活動の指導のあり方を理解する。

・総合的な学習(探究)の時間の意義や目標および内容を決める際の考え方を理解する。

・総合的な学習(探究)の時間の指導計画作成の考え方や指導と評価の考え方を理解する。

成績評価方法

3つの課題レポート(50%)とプレゼンテーション(30%)および授業での参加姿勢(20%)を総合的に評価する。

課題に対する
フィードバック方法

提出課題については教員が指導コメントをフィードバックする。それらの指導コメントを次の課題遂行に活かす努力をすること。

アクティブ
ラーニング要素
□外部連携の課題解決型学習(協定あり) ■ディスカッション・ディベート ■グループワーク ■プレゼンテーション(発表) □実習・実技・実験 ■フィールドワーク □リアクションペーパー
授業計画
授業項目・内容 / 各回の準備学修(予習・復習)について / 担当
1 内容

授業オリエンテーション

特別活動の意義と目標・内容/今日的課題

予復習

初回授業の予習は必要なし。

担当
2 内容

学級活動・ホームルーム活動と学級経営

学級通信と学年通信

予復習

予習:自分の中学校・高校時代の学級活動・ホームルーム活動の記憶を整理しておく。

担当
3 内容

児童会・生徒会活動の指導

予復習

予習:自分の中学校・高校時代の生徒会活動の記憶を整理しておく。

担当
4 内容

文化的行事の先進事例…創作劇の教育的効果

予復習

予習:自分の中学校・高校時代の学校行事の記憶を整理しておく。

担当
5 内容

宿泊的行事のプロデュース…2泊3日の宿泊行事の企画立案

予復習

予習:宿泊的行事として引率する(計画のみ)行き先を選定しておく。

担当
6 内容

宿泊企画のプレゼンテーション

予復習

予習:プレゼンできるように準備しておく。

担当
7 内容

総合的な学習の時間の意義と課題

予復習

予習:自分の中学校・高校時代の総合的な学習の時間の記憶を整理しておく。

担当
8 内容

総合的な学習の時間の先進事例

予復習

予習:学習指導要領における総合的な学習(探究)の時間編の記述を読んでおく。

担当
9 内容

総合的な学習の時間の単元計画づくり(クローズドテーマ編)

予復習

予習:「リンゴ」を題材とした総合的な学習で学べそうなことを列挙しておく。

担当
10 内容

総合的な学習の時間のカリキュラムマネジメント

予復習

予習:「カリキュラムマネジメント」の意味について他者に説明できるように調べておく。

担当
11 内容

総合的な学習の時間のテーマ設定(オープンテーマ編)とPBL

予復習

予習:自分自身で調べてみたい(探究してみたい)と思う社会事象や探究課題を考えておく。

担当
12 内容

課題追究に即したフィールドワークおよび題材研究

予復習

予習:自分が設定したテーマに関わる教材研究をしておく。

担当
13 内容

総合的な学習のカリキュラムづくり(演習)

予復習

予習:単元計画案を構想しておく。

担当
14 内容

総合的な学習の時間の指導計画案のプレゼンテーション

予復習

予習:プレゼンできるように準備しておく。

担当
15 内容

講義のまとめと確認テスト/ふりかえり

予復習

予習:事前配布されたふり返りシートにまとめておく。

担当
16 内容
予復習
担当
準備学修
(予習・復習)時間

「各回の準備学修」項目を確認し、講義・演習は4時間(実技・実習は2時間)程度の予習・復習を奨励します。

教科書

教科書は使用しないが、毎回プリント資料を配布する。

参考書・文献

伏木久始・峯村均(編著)『山と湖の小さな町の大きな挑戦―信濃町の小中一貫教育の取り組み―』学文社,2017

教職問題研究会『教科外活動の理論と実践Q&A』ミネルヴァ書房,2002

履修条件

授業の規律を守る(他の受講生の迷惑にならないこと)。

ICT活用 ■自主学習支援【SJCマナバを通して課題を配布することがある。】
■遠隔授業【講義では映像教材やICTツールを活用する。】
実務経験 ■実務経験の内容【講師自身の小学校・中学校・高等学校教諭時代の教職経験の話題も事例にする。】
■所持している業務関連資格【小学校教諭、中学校・高等学校社会科教諭専修免許状】
備考

担当講師は中教審の専門委員や長野県教育委員会委員等を務めているため、教育の最新情報を提供できる反面、出張が多く変則的な講義日程となることが予想されるため、授業予定を必ずチェックして出席時数不足にならないよう留意してください。