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子どもと英語
富永 裕子
大学名 清泉女学院大学
学部・学科 心理コミュニケーション学科 専門教育科目
開講キャンバス 上野 授業形態 講義
履修区分 選択 単位数 2単位
配当年次 2年 開講期
授業の概要

子どもがどのように言語を習得するかについて第二言語習得理論の基礎を学びながら、小学校で実際に英語を教えているような場面設定で進める参加型の授業です。幼児や児童に英語が教えられる準備として、歌・チャンツ・ゲーム・絵本の用い方・教室で使用する英語表現・ALTとの会話などにも焦点を当てます。学期で4回課題の提出とミニテストがあります。また、千曲市の小学校で実際に英語指導をおこなう体験学習があります。

学習到着目標

この授業では、①児童に英語を教える際に必要な英語の基礎力を身につけ、②児童英語の効果的な教授法を実践を通して学び、③効果的な教材作成について学ぶことにより、英語力の向上のみならず、課題発見力、コミュニケーション能力の養成を図ることを目的としています。

成績評価方法

プレゼンテーションを含む授業への取り組み30%、課題等30%、期末考査40%

課題に対する
フィードバック方法

毎回の授業終了時に「ふりかえりシート」を記入し、次回の授業開始時にコメント・フィードバックを与える。授業を2回終えるごとに、クラスルーム・イングリッシュを中心とした復習ミニテストを行い、添削し返却する。

アクティブ
ラーニング要素
□外部連携の課題解決型学習(協定あり) ■ディスカッション・ディベート ■グループワーク ■プレゼンテーション(発表) □実習・実技・実験 □フィールドワーク ■リアクションペーパー
授業計画
授業項目・内容 / 各回の準備学修(予習・復習)について / 担当
1 内容

オリエンテーション:小学校外国語教育

小学校外国語教育についての現状を知る。

予復習

学習した内容を踏まえ、課題の作成をする。

担当
2 内容

授業スタートまで①:ALT・児童との会話

ALTの紹介や授業の打ち合わせに必要な知識と英語表現を学ぶ。

予復習

授業前:教科書の該当箇所をよく読み内容を把握して授業に臨む。疑問点は残したままでよい。授業後:課題の作成をする。

担当
3 内容

授業スタートまで②:歌の紹介など

授業における英語の歌の位置づけや効果について学ぶ。

実際に英語の歌をジェスチャーをつけて歌ってみる。

予復習

授業前:教科書の該当箇所をよく読み内容を把握して授業に臨む。疑問点は残したままでよい。授業後:課題の作成をする。

担当
4 内容

授業スタートまで③:英語でのゲーム指示

授業における英語のゲームの位置づけや効果について学ぶ。

実際に英語でゲームを行ってみる。

予復習

授業前:教科書の該当箇所をよく読み内容を把握して授業に臨む。疑問点は残したままでよい。授業後:課題の作成をする。

担当
5 内容

授業実践①:レッスンプラン・児童のほめ方

英語の授業計画について、ALTの位置づけや役割について学ぶ。

児童をほめる英語の表現や使う場面について学ぶ。

予復習

授業前:教科書の該当箇所をよく読み内容を把握して授業に臨む。疑問点は残したままでよい。授業後:課題の作成をする。

担当
6 内容

授業実践②:数の教え方・遊び方の英語の指示

クラスルーム・イングリッシュの使い方や場面について学ぶ。

ゲームや遊び方の説明を英語で行う方法について学ぶ。

予復習

授業前:教科書の該当箇所をよく読み内容を把握して授業に臨む。疑問点は残したままでよい。授業後:課題の作成をする。

担当
7 内容

授業実践③:ビンゴゲームの遊び方の英語

実際にビンゴゲームを英語で行い、指導者・学習者の立場で考察する。

予復習

授業前:教科書の該当箇所をよく読み内容を把握して授業に臨む。疑問点は残したままでよい。授業後:課題の作成をする。

担当
8 内容

幼稚園での英語表現:歌、ゲーム、読み聞かせ

幼児を対象とした英語表現の使い方や場面について学ぶ。

幼児を対象とした歌やゲーム、絵本の読み聞かせを実際に体験してみる。

予復習

授業前:教科書の該当箇所をよく読み内容を把握して授業に臨む。疑問点は残したままでよい。授業後:課題の作成をする。

担当
9 内容

CLIL実践①:生活科・理科を取り入れる

教科横断学習として、生活科や理科で学んだ内容について英語で指導する方法を考える。

指導案を作成する。

予復習

授業前:教科書の該当箇所をよく読み内容を把握して授業に臨む。疑問点は残したままでよい。授業後:課題の作成をする。

担当
10 内容

CLIL実践②:家庭科を取り入れる

教科横断学習として、家庭科で学んだ内容について英語で指導する方法を考える。

指導案を作成する。

予復習

授業前:教科書の該当箇所をよく読み内容を把握して授業に臨む。疑問点は残したままでよい。授業後:課題の作成をする。

担当
11 内容

CLIL実践③:社会科を取り入れる

教科横断学習として、社会科で学んだ内容について英語で指導する方法を考える。

指導案を作成する。

予復習

授業前:教科書の該当箇所をよく読み内容を把握して授業に臨む。疑問点は残したままでよい。授業後:課題の作成をする。

担当
12 内容

プレゼンテーション①(グループ発表)

小学校中学年を対象とした英語の授業計画をたて、発表する。

予復習

授業前:教科書の該当箇所をよく読み内容を把握して授業に臨む。疑問点は残したままでよい。授業後:課題の作成をする。

担当
13 内容

プレゼンテーション②(グループ発表)

小学校高学年を対象とした英語の授業計画をたて、発表する。

予復習

授業前:教科書の該当箇所をよく読み内容を把握して授業に臨む。疑問点は残したままでよい。授業後:課題の作成をする。

担当
14 内容

プレゼンテーション③(グループ発表)

幼児を対象とした英語の授業計画をたて、発表する。

予復習

授業前:教科書の該当箇所をよく読み内容を把握して授業に臨む。疑問点は残したままでよい。授業後:課題の作成をする。

担当
15 内容

異文化理解:折り紙、お箸、日本の行事紹介

児童を対象とし、日本文化の紹介を実演しながら紹介してみる。

予復習

授業前:教科書の該当箇所をよく読み内容を把握して授業に臨む。疑問点は残したままでよい。授業後:課題の作成をする。

担当
16 内容

定期試験

予復習

定期試験のための総復習(準備学習4時間以上)

担当
準備学修
(予習・復習)時間

「各回の準備学修」項目を確認し、講義・演習は4時間(実技・実習は2時間)程度の予習・復習を奨励します。

教科書

Hello, English- English for Teachers of Children 相羽千州子他(成美堂)

参考書・文献

文部科学省検定済教科書「Crown Jr.(三省堂)」「Blue Sky(啓林館)」「New Horizon(東京書籍)」「Here We Go(光村図書)」

小学校学習指導要領解説 外国語活動編  その他、必要に応じて紹介します。

履修条件

子どもの英語教育に関心があること。英語科教育法Ⅰを履修していることが望ましい。

ICT活用 ■双方向型授業【タスク達成のためのアクティブ・ラーニングを行う。】
■遠隔授業【インターネット、プレゼンテーションソフト、デジタル教科書、などを活用する。】
実務経験 ■実務経験の内容【英語科教諭として中学校・高等学校に勤務経験あり。】
■所持している業務関連資格【中学校・高等学校教諭専修免許(英語)・小学校英語指導者(+)資格】
備考