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教育相談
渡邉 智之
大学名 清泉女学院大学
学部・学科 看護学科 専門教育科目、心理コミュニケーション学科 専門教育科目
開講キャンバス 東口 授業形態 講義
履修区分 選択 単位数 2単位
配当年次 2年 開講期
授業の概要

教育相談の基礎概念、教育相談の理論と技法、児童生徒が抱える困難や生きづらさ(いじめ、不登校、発達障害等)、教育現場における心理学的支援(校内連携、校外連携、保護者対応)を理解するために、講義に加えてグループによるロールプレイやワークを通して体験的に学ぶ。

学習到着目標

・学校における教育相談の体制や意義を理解し、生徒の適切な支援の方法を考えられる(他者尊重)。

・教育相談の代表的な理論と技法について理解を深め、動画視聴やロールプレイを通じて傾聴技法を身につける(コミュニケーション力)。

・教育現場の諸問題(いじめ、不登校、虐待、非行)について理解を深め、適切な対応について考えられる(他者尊重)。

成績評価方法

定期試験(50%)、中間課題(30%)、参加姿勢度(20%)

課題に対する
フィードバック方法

毎回の授業でリアクションペーパーを課す。授業内容の理解度を把握すると共に質問等を受け付け、次回に回答することで学生間で共有する。

アクティブ
ラーニング要素
□外部連携の課題解決型学習(協定あり) □ディスカッション・ディベート ■グループワーク □プレゼンテーション(発表) □実習・実技・実験 □フィールドワーク ■リアクションペーパー
授業計画
授業項目・内容 / 各回の準備学修(予習・復習)について / 担当
1 内容

教育相談とは何か-教育相談の意義と課題

予復習

シラバスを熟読して初回の授業に臨むこと

担当

渡邉 智之

2 内容

教育相談に関わる心理学の基礎理論(精神分析、来談者中心療法、認知行動療法)

予復習

各理論の概要をまとめる

担当

渡邉 智之

3 内容

教育相談(特にカウンセリング)の技術と技法①傾聴の重要性とその効果

予復習

傾聴の方法について振り返る

担当

渡邉 智之

4 内容

教育相談(特にカウンセリング)の技術と技法②言語的コミュニケーションと非言語的コミュニケーション

予復習

グループワークで扱った課題について自分の考えを説明できるようにしておくこと

担当

渡邉 智之

5 内容

教育相談(特にカウンセリング)の技術と技法③自己理解を深める

予復習

授業で示した課題をまとめ提出する

担当

渡邉 智之

6 内容

教育相談(特にカウンセリング)の技術と技法④価値観の多様性の理解

予復習

グループワークで扱った課題について自分の考えを説明できるようにしておくこと

担当

渡邉 智之

7 内容

教育相談(特にカウンセリング)の技術と技法⑤芸術・表現療法を用いたアプローチ

予復習

カウンセリングの技法についてまとめる

担当

渡邉 智之

8 内容

教育相談におけるアセスメント-不適応や問題行動の意味とサインへの気づき

予復習

アセスメントの方法についてまとめる

担当

渡邉 智之

9 内容

児童生徒の不適応と心理学的支援①児童生徒の不適応の現れ方と支援のための目標の立て方と進め方

予復習

心理支援の方法についてまとめる

担当

渡邉 智之

10 内容

児童生徒の不適応と心理学的支援②発達障害のある児童生徒の理解と支援のための目標の立て方と進め方

予復習

発達障害の概要と支援についてまとめる

担当

渡邉 智之

11 内容

児童生徒の不適応と心理学的支援③思春期の心の特徴・思春期に現れやすい病理と支援のための目標の立て方と進め方-いじめや不登校に対する発達段階に応じた教育相談の方法を含む

予復習

思春期の心の問題とその支援についてまとめる

担当

渡邉 智之

12 内容

連携による支援①校内体制の整備、地域の医療・福祉・心理等の専門的機関との連携とその意義

予復習

教育相談における連携の概要をまとめる

担当

渡邉 智之

13 内容

連携による支援②ジェノグラム・エコマップを用いた問題理解と支援体制の検討

予復習

ジェノグラムやエコマップを作成できるように復習する

担当

渡邉 智之

14 内容

保護者を対象とした教育相談-保護者対応の基本的な流れとその進め方

予復習

教育相談における保護者支援についてまとめる

担当

渡邉 智之

15 内容

まとめ

予復習

総復習をして授業に臨むこと

担当

渡邉 智之

16 内容

定期試験

予復習

授業で扱った内容を復習し、重要語句等について理解を深めて試験に臨むこと

担当

渡邉 智之

準備学修
(予習・復習)時間

「各回の準備学修」項目を確認し、講義・演習は4時間(実技・実習は2時間)程度の予習・復習を奨励します。

教科書

教科書は特に指定しないが、授業中に資料を配布する。

参考書・文献

大山卓『これ一冊でわかる教育相談』(ジアース教育新社、2021年)2,200円

末武康弘『心理学的支援法 カウンセリングと心理療法の基礎』(誠信書房、2018年)2,376円

履修条件
ICT活用
実務経験 ■実務経験の内容【心理職として病院勤務、スクールカウンセラーとして従事】
■所持している業務関連資格【公認心理師・臨床心理士・臨床発達心理士】
備考