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地域文化論
村尾 静二
大学名 清泉女学院大学
学部・学科 文化学科 専門教育科目
開講キャンバス 上野 授業形態 講義
履修区分 選択 単位数 2単位
配当年次 1年 開講期
授業の概要

私たちの生活の基盤をなす地域文化について体系的に学ぶ。具体的には、地域文化を形成する歴史的・地理的・社会的な背景、地域文化を形成する主体・支援者・協力者、さらには、地域文化の現状と課題について、基本文献を講読を通して考察する。また、地域文化を経験的に理解するための方法論としてのフィールドワークとはどのような活動なのかについても学ぶことにより、地域文化について議論・研究するための基本的な視座を習得する。

学習到着目標

地域文化についての基本的な概念と理論を習得し、地域文化の現状について総合的に理解する。授業により得た新たな知見を自身の関心(自身の地域文化への貢献、情報発信など)に応用・発展することができる。論理的思考と他者尊重を育成する。

成績評価方法

各回課題(40%)、議論等への積極性(20%)、期末提出課題(40%)

課題に対する
フィードバック方法

リアクションペーパーについては授業内で回答する。議論に使うこともある。

アクティブ
ラーニング要素
□外部連携の課題解決型学習(協定あり) ■ディスカッション・ディベート □グループワーク □プレゼンテーション(発表) □実習・実技・実験 ■フィールドワーク ■リアクションペーパー
授業計画
授業項目・内容 / 各回の準備学修(予習・復習)について / 担当
1 内容

地域文化論の視座

地域文化に関する議論の背景、地域文化研究の理論的枠組みについて理解する

予復習

授業で学んだことをまとめる

担当
2 内容

理論的考察①

日本民俗学における地域社会と地域文化の基本概念について理解する

予復習

指定された文献を読解、要約する

授業で学んだことをまとめる

担当
3 内容

理論的考察②

文化人類学における地域社会と地域文化の基本概念について理解する

予復習

指定された文献を読解、要約する

授業で学んだことをまとめる

担当
4 内容

理論的考察③

地域文化・地域社会の構造について、ローカルとグローバルの視点から理解する

予復習

指定された文献を読解、要約する

授業で学んだことをまとめる

担当
5 内容

地域文化の基盤①

地域社会の基礎をなす家族の概念について、法の観点から考察する

予復習

指定された文献を読解、要約する

授業で学んだことをまとめる

担当
6 内容

地域文化の基盤②

地域社会の基礎をなす家族の概念について、慣習の観点から考察する

予復習

指定された文献を読解、要約する

授業で学んだことをまとめる

担当
7 内容

地域社会の基盤③

地域社会の基礎をなす家族の文化的特徴について、通文化比較により考察する

予復習

指定された文献を読解、要約する

授業で学んだことをまとめる

担当
8 内容

地域文化と人のつながり①

都市と農村の地域文化の特徴について、人文地理学の視点を交え考察する

予復習

指定された文献を読解、要約する

授業で学んだことをまとめる

担当
9 内容

地域文化と人のつながり②

都市と農村の地域文化の特徴について、高齢化の観点から考察する

予復習

指定された文献を読解、要約する

授業で学んだことをまとめる

担当
10 内容

地域文化と人のつながり③

都市と農村の地域文化の特徴について、外国人問題の観点から考察する

予復習

指定された文献を読解、要約する

授業で学んだことをまとめる

担当
11 内容

地域文化と人のつながり④

都市と農村の地域文化の特徴について、観光と文化資源の観点から考察する

予復習

指定された文献を読解、要約する

授業で学んだことをまとめる

担当
12 内容

地域文化と人のつながり⑤

都市と農村の地域文化の特徴について、震災と復興の観点から考察する

予復習

指定された文献を読解、要約する

授業で学んだことをまとめる

担当
13 内容

北信濃の地域文化①

歴史・地理および地域的特徴について調べ考察する(前半)

予復習

指定された文献を読解、要約する

授業で学んだことをまとめる

担当
14 内容

北信濃の地域文化②

歴史・地理および地域的特徴について調べ考察する(後半)

予復習

指定された文献を読解、要約する

授業で学んだことをまとめる

担当
15 内容

総括-地域文化を担う

これまでの授業内容を振り返り、地域文化研究の視点を応用・発展する方法について学ぶ

予復習

これまでに学んできたことを復習する

授業で学んだことをまとめる

担当
16 内容
予復習
担当
準備学修
(予習・復習)時間

「各回の準備学修」項目を確認し、講義・演習は4時間(実技・実習は2時間)程度の予習・復習を奨励します。

教科書

山下祐介『地域学をはじめよう 』(岩波ジュニア新書 927) 岩波書店、2020年。

参考書・文献

市川秀之ほか『はじめて学ぶ民俗学』 ミネルヴァ書房、2015年。

その他、授業中に文献リストを配布する。

履修条件

文化学科の学びの基礎となるため、文化学科の学生、とくに1,2年生は履修することを強くすすめる。

ICT活用 ■自主学習支援【授業内容は Google Classroom でも共有する。 】
実務経験
備考