30212
伝統文化総論
村尾 静二
大学名 清泉女学院大学
学部・学科 文化学科 専門教育科目
開講キャンバス 上野 授業形態 講義
履修区分 選択 単位数 2単位
配当年次 1年 開講期
授業の概要

伝統文化は、自然(気候・風土)と文化(歴史・社会)が関わり合い、長い歳月を経て形成されたものである。それゆえ、伝統文化はそこに生きる人々のアイデンティティや帰属意識と深く関わり、それを象徴するものとして大事に伝承されてきた。一方、グローバル化時代を迎え、伝統文化は新たな局面を迎えている。本授業では、伝統文化が創られ継承される仕組みとその背景について理論的に考察し、次いで、現代社会における伝統文化の役割と新たに直面する課題について、複数の地域を事例に検討する。

学習到着目標

伝統文化が創られ継承される仕組み、現代社会における伝統文化の役割と課題について総合的に理解することができる。授業を通して得た新たな視点を自身の関心(伝統文化の再評価・活性化への寄与など)に応用・発展することができる。課題発見力と論理的思考を育成する。

成績評価方法

各回課題(40%)、議論等への積極性(20%)、期末提出課題(40%)

課題に対する
フィードバック方法

リアクションペーパーについては授業内で回答する。議論に使うこともある。

アクティブ
ラーニング要素
□外部連携の課題解決型学習(協定あり) ■ディスカッション・ディベート □グループワーク □プレゼンテーション(発表) □実習・実技・実験 □フィールドワーク ■リアクションペーパー
授業計画
授業項目・内容 / 各回の準備学修(予習・復習)について / 担当
1 内容

伝統文化総論の視座

伝統文化に関する議論の背景、伝統文化研究の理論的枠組みについて理解する

予復習

授業で学んだことをまとめる

担当
2 内容

伝統文化と自然①

持続可能な自然資源を共同で管理する<コモンズの思想>の理論的枠組みについて学ぶ

予復習

指定された文献を読解、要約する

授業で学んだことをまとめる

担当
3 内容

伝統文化と自然②

<コモンズの思想>について、狩猟を事例として考察する(前半)

予復習

指定された文献を読解、要約する

授業で学んだことをまとめる

担当
4 内容

伝統文化と自然③

<コモンズの思想>について、狩猟を事例として考察する(後半)

予復習

指定された文献を読解、要約する

授業で学んだことをまとめる

担当
5 内容

伝統文化と自然④

<コモンズの思想>について、農業を事例として考察する(前半)

予復習

指定された文献を読解、要約する

授業で学んだことをまとめる

担当
6 内容

伝統文化と自然⑤

<コモンズの思想>について、農業を事例として考察する(後半)

予復習

指定された文献を読解、要約する

授業で学んだことをまとめる

担当
7 内容

伝統文化と信仰①

祭礼と儀礼を対象に、社会における伝承の仕組みについて考察する(前半)

予復習

指定された文献を読解、要約する

授業で学んだことをまとめる

担当
8 内容

伝統文化と信仰②

祭礼と儀礼を対象に、社会における伝承の仕組みについて考察する(後半)

予復習

指定された文献を読解、要約する

授業で学んだことをまとめる

担当
9 内容

伝統文化と信仰③

伝統芸能を対象に、社会における伝承の仕組みについて考察する(前半)

予復習

指定された文献を読解、要約する

授業で学んだことをまとめる

担当
10 内容

伝統文化と信仰④

伝統芸能を対象に、社会における伝承の仕組みについて考察する(後半)

予復習

指定された文献を読解、要約する

授業で学んだことをまとめる

担当
11 内容

伝統文化と信仰⑤

グローバリゼーションにより生じる現在的課題について考察する

予復習

指定された文献を読解、要約する

授業で学んだことをまとめる

担当
12 内容

伝統文化と生きる①

北信濃の伝統文化について文献を調査・読解する

予復習

指定された文献を読解、要約する

授業で学んだことをまとめる

担当
13 内容

伝統文化と生きる②

北信濃の伝統文化を事例として伝統の創造と継承、現在的課題について考察する(前半)

予復習

指定された文献を読解、要約する

授業で学んだことをまとめる

担当
14 内容

伝統文化と生きる③

北信濃の伝統文化を事例として伝統の創造と継承、現在的課題について考察する(後半)

予復習

指定された文献を読解、要約する

授業で学んだことをまとめる

担当
15 内容

総括-伝統文化を担う

これまでの授業内容を振り返り、伝統文化研究の視点を応用・発展する方法について学ぶ

予復習

これまでに学んできたことを復習する

授業で学んだことをまとめる

担当
16 内容
予復習
担当
準備学修
(予習・復習)時間

「各回の準備学修」項目を確認し、講義・演習は4時間(実技・実習は2時間)程度の予習・復習を奨励します。

教科書

適宜、資料を配布する。

参考書・文献

福田アジオ『知って役立つ民俗学 現代社会への40の扉』 ミネルヴァ書房、2015年。

山下晋司 『観光文化学』 新曜社、2007年。その他、授業中に文献リストを配布する。

履修条件

文化学科の学びの基礎となるため、文化学科の学生、とくに1,2年生は履修することを強くすすめる。

ICT活用 ■自主学習支援【授業内容は Google Classroom でも共有する。 】
実務経験
備考