30214
日本文化論(不開講)
村尾 静二
大学名 清泉女学院大学
学部・学科 文化学科 専門教育科目
開講キャンバス 上野 授業形態 講義
履修区分 選択 単位数 2単位
配当年次 2年 開講期
授業の概要

江戸後期から明治・大正にかけて、外交官やお雇外国人(教員や建築家など)、さらには研究者や芸術家、旅人まで、さまざまな立場の外国人が日本を訪れ、日本人と交流するなかで、その時の経験をとても印象深い言葉で表現している。それらは日本文化の原風景、比較文化や異文化理解についての豊かな考察であふれており、そこには日本人では気づくことができないことも多く含まれている。本授業では、これらの優れた記述を多角的に読み解くことにより、異文化のまなざしに映るもうひとつの日本文化の魅力について理解することを目的とする。フィールドワークおよび関連する文化施設への訪問も実施する。

学習到着目標

世界のなかの日本文化について客観的にとらえ理解することができる。授業を通して得た新たな視点を自身の関心(日本文化を世界に向けて発信する等)にもとづいて応用・発展することができる。課題発見力と論理的思考を育成する。

成績評価方法

各回課題(40%)、議論等への積極性(20%)、期末提出課題(40%)

課題に対する
フィードバック方法

リアクションペーパーについては授業内で回答する。議論に使うこともある。

アクティブ
ラーニング要素
□外部連携の課題解決型学習(協定あり) □ディスカッション・ディベート ■グループワーク ■プレゼンテーション(発表) ■実習・実技・実験 ■フィールドワーク ■リアクションペーパー
授業計画
授業項目・内容 / 各回の準備学修(予習・復習)について / 担当
1 内容

日本文化論の視座

日本文化に関する議論の背景、日本文化研究の理論的枠組みについて理解する

予復習

授業で学んだことをまとめる

担当
2 内容

日本人の文化と生活①

小泉八雲著「日本の面影」を精読し、日本人の生活・行動様式について考察する

予復習

指定された文献を読解、要約する

授業で学んだことをまとめる

担当
3 内容

日本人の文化と生活②

小泉八雲著「日本の面影」を精読し、日本人の衣・食・住について考察する

予復習

指定された文献を読解、要約する

授業で学んだことをまとめる

担当
4 内容

日本人の文化と生活③

小泉八雲著「日本の面影」を精読し、日本人の心性・礼儀作法について考察する

予復習

指定された文献を読解、要約する

授業で学んだことをまとめる

担当
5 内容

日本人の文化と生活④

小泉八雲著「日本の面影」を精読し、日本人の芸術・美意識について考察する

予復習

指定された文献を読解、要約する

授業で学んだことをまとめる

担当
6 内容

日本人の文化と生活⑤

小泉八雲著「日本の面影」を精読し、日本人の宗教・死生観について考察する

予復習

指定された文献を読解、要約する

授業で学んだことをまとめる

担当
7 内容

日本文化と芸術①

浮世絵の歴史・技法・鑑賞法について理解する(前半)

予復習

指定された文献を読解、要約する

授業で学んだことをまとめる

担当
8 内容

日本文化と芸術②

浮世絵の歴史・技法・鑑賞法について理解する(後半)

予復習

指定された文献を読解、要約する

授業で学んだことをまとめる

担当
9 内容

日本文化と芸術③

浮世絵の国際化について、欧州印象派・ジャポニズムを事例に考察する

予復習

指定された文献を読解、要約する

授業で学んだことをまとめる

担当
10 内容

日本文化と芸術④

浮世絵の実物を鑑賞し、日本人の感性や職人の技術を直接感じ取る

予復習

指定された文献を読解、要約する

授業で学んだことをまとめる

担当
11 内容

日本文化と芸術⑤

鑑賞体験を振り返り、浮世絵に織り込まれた感性や技術が現代にいかに受け継がれているのか考察する

予復習

指定された文献を読解、要約する

授業で学んだことをまとめる

担当
12 内容

アイヌ人の文化①

アイヌ絵(日本画・浮世絵の一つの様式)を通して、アイヌ人の歴史について理解する

予復習

指定された文献を読解、要約する

授業で学んだことをまとめる

担当
13 内容

アイヌ人の文化②

文学・映像作品を手がかりに、アイヌ人とアイヌ文化の特徴について考察する(前半)

予復習

指定された文献を読解、要約する

授業で学んだことをまとめる

担当
14 内容

アイヌ人の文化③

文学・映像作品を手がかりに、アイヌ人とアイヌ文化の特徴について考察する(後半)

予復習

指定された文献を読解、要約する

授業で学んだことをまとめる

担当
15 内容

総括-日本文化を担う

これまでの授業内容を振り返り、現代社会に応じた新たな日本文化論について考察する

予復習

これまでに学んできたことを復習する

授業で学んだことをまとめる

担当
16 内容
予復習
担当
準備学修
(予習・復習)時間

「各回の準備学修」項目を確認し、講義・演習は4時間(実技・実習は2時間)程度の予習・復習を奨励します。

教科書

適宜、資料を配布する。

参考書・文献

ラフカディオ・ハーン 小泉八雲『新編−日本の面影』『新編−日本の面影Ⅱ』 角川書店、2000年、2015年。

渡辺京二『逝きし世の面影』 平凡社、2005年。その他、授業中に文献リストを配布する。

履修条件

特になし。

ICT活用 ■自主学習支援【授業内容は Google Classroom でも共有する。 】
実務経験
備考