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異文化論
駒込 希
大学名 清泉女学院大学
学部・学科 文化学科 専門教育科目
開講キャンバス 上野 授業形態 講義
履修区分 選択 単位数 2単位
配当年次 1・2年 開講期
授業の概要

本授業は、文化学科の専門基礎科目として開講されている。本授業では、さまざまな文化的背景をもつ集団との共生・共存にかかわる政策を推進してきた諸国に焦点をあて、その政策の変遷や背景を学ぶとともに、それぞれの集団がもつ文化にも着目する。また、さまざまな文化的背景をもつ集団との共生・共存に関する政策は、日本でも行われている。よって、全15回の授業のうち、前半では、海外諸国の政策などを中心に学び、後半では、日本における政策や具体的な事例を中心に知識を深める。

学習到着目標

・さまざまな文化的背景をもつ集団との共生や共存に関連した諸概念を理解すること。

・本授業にて取り扱う事例を通じて、他者を理解し、尊重する心を身に着けること。

・互いに協力し、課題をこなすことを通じて、チームワークの重要性を理解すること。

成績評価方法

発表40%、レポート30%、リアクション・ペーパー30%(各回、リアクション・ペーパーの提出を求める。)         

課題に対する
フィードバック方法

リアクション・ペーパーや発表に対し、フィードバックを行う。

アクティブ
ラーニング要素
□外部連携の課題解決型学習(協定あり) □ディスカッション・ディベート ■グループワーク ■プレゼンテーション(発表) □実習・実技・実験 □フィールドワーク ■リアクションペーパー
授業計画
授業項目・内容 / 各回の準備学修(予習・復習)について / 担当
1 内容

オリエンテーション:本授業の概要と目的に関する解説を行った上で、第13、第14回目の授業で実施する学生発表や最終レポートの内容について説明を行う。

予復習

授業で学習したことを整理し、自分の言葉でまとめること。さらに、発表に向け準備を行うこと。

担当
2 内容

アメリカと多文化社会①:アメリカにおけるアングロ・コンフォーミティ理論とその社会背景を学習するとともに、当時のエスニック・マイノリティの文化について理解を深める。

予復習

事前に授業の関連文献を配付するので、予習しておくこと。また、授業で学習したことを整理し、自分の言葉でまとめること。さらに、発表に向け準備を進めておくこと。

担当
3 内容

アメリカと多文化社会②:メルティング・ポット理論とその社会背景を学習するとともに、当時のエスニック・マイノリティの文化について理解を深める。

予復習

事前に授業の関連文献を配付するので、予習しておくこと。また、授業で学習したことを整理し、自分の言葉でまとめること。さらに、発表に向け準備を進めておくこと。

担当
4 内容

アメリカと多文化社会③:文化的多元主義とその社会背景を学習するとともに、当時のエスニック・マイノリティの文化について理解を深める。

予復習

事前に授業の関連文献を配付するので、予習しておくこと。また、授業で学習したことを整理し、自分の言葉でまとめること。さらに、発表に向け準備を進めておくこと。

担当
5 内容

アメリカと多文化社会④:現代アメリカの多文化社会の現状と課題を具体的な事例を通じて学習するとともに、現代のエスニック・マイノリティの文化について理解を深める。

予復習

事前に授業の関連文献を配付するので、予習しておくこと。また、授業で学習したことを整理し、自分の言葉でまとめること。さらに、発表に向け準備を進めておくこと。

担当
6 内容

カナダと多文化主義①:カナダにおけるアングロ・コンフォーミティ理論とその社会背景を学習するとともに、当時のエスニック・マイノリティの文化について理解を深める。

予復習

事前に授業の関連文献を配付するので、予習しておくこと。また、授業で学習したことを整理し、自分の言葉でまとめること。さらに、発表に向け準備を進めておくこと。

担当
7 内容

カナダと多文化主義②:カナダにおける多文化主義政策と課題を具体的な事例を通じて学習するとともに、現代のエスニック・マイノリティの文化について理解を深める。

予復習

事前に授業の関連文献を配付するので、予習しておくこと。また、授業で学習したことを整理し、自分の言葉でまとめること。さらに、発表に向け準備を進めておくこと。

担当
8 内容

オーストラリアと多文化主義①:白豪主義とその社会背景を学習するとともに、当時のエスニック・マイノリティの文化について理解を深める。

予復習

事前に授業の関連文献を配付するので、予習しておくこと。また、授業で学習したことを整理し、自分の言葉でまとめること。さらに、発表に向け準備を進めておくこと。

担当
9 内容

オーストラリアと多文化主義②:オーストラリアにおける多文化主義政策と課題を具体的な事例を通じて学習するとともに、現代のエスニック・マイノリティの文化について理解を深める。

予復習

事前に授業の関連文献を配付するので、予習しておくこと。また、授業で学習したことを整理し、自分の言葉でまとめること。さらに、発表に向け準備を進めておくこと。

担当
10 内容

日本と多文化共生①:さまざまな文化的背景をもつ集団との共生・共存にかかわる日本の政策の変遷や背景を学ぶとともに、当時のエスニック・マイノリティの文化について理解を深める。

予復習

事前に授業の関連文献を配付するので、予習しておくこと。また、授業で学習したことを整理し、自分の言葉でまとめること。さらに、発表に向け準備を進めておくこと。

担当
11 内容

日本と多文化共生②:現代の日本における多文化共生政策の実態や課題を地方自治体の取り組みを通じて学習するとともに、現代のエスニック・マイノリティの文化について理解を深める。

予復習

事前に授業の関連文献を配付するので、予習しておくこと。また、授業で学習したことを整理し、自分の言葉でまとめること。さらに、発表に向け準備を進めておくこと。

担当
12 内容

日本と多文化共生③:現代の日本における多文化共生政策の実態や課題をNPOなどの取り組みを通じて学習するとともに、現代のエスニック・マイノリティの文化について理解を深める。

※受講人数が多い場合には第12回目を学生発表にあてる可能性あり

予復習

事前に授業の関連文献を配付するので、予習しておくこと。また、授業で学習したことを整理し、自分の言葉でまとめること。さらに、発表に向け準備を進めておくこと。

担当
13 内容

学生発表①(前半組):グループごとに、自分たちが関心のある国のさまざまな文化的背景をもつ集団との共生・共存にかかわる政策を調査し、その実態や特徴を発表する。

予復習

発表担当者は、質問されたことや指摘されたことを整理すること。また、発表者以外は、発表者のプレゼンテーションから得た知見を整理し、自分の言葉でまとめ、自分の発表に向け準備を行うこと。

担当
14 内容

学生発表②(後半組):グループごとに、自分たちが関心のある国のさまざまな文化的背景をもつ集団との共生・共存にかかわる政策を調査し、その実態や特徴を発表する。

予復習

発表担当者は、質問されたことや指摘されたことを整理すること。また、発表者以外は、発表者のプレゼンテーションから得た知見を整理し、自分の言葉でまとめること。

担当
15 内容

総括:これまでの授業内容を振り返り、学んできたことを再確認する。

予復習

これまでの授業で学習したことを復習し、不明な点などがあったら質問できるよう準備を行うこと。

担当
16 内容
予復習
担当
準備学修
(予習・復習)時間

「各回の準備学修」項目を確認し、講義・演習は4時間(実技・実習は2時間)程度の予習・復習を奨励します。

事前に授業の関連文献を配付するので、予習して授業に臨み、授業で学習したことは自分の言葉でまとめ整理するよう努めてください。

教科書

特定の教科書は用いないが、適宜資料を配布する。

参考書・文献

①明石紀雄・飯野正子『エスニック・アメリカ(第3版)』(有斐閣, 2011) 2,870円 ②細川道久『カナダの歴史を知るための50章』(明石書店, 2017) 2,200円 ③竹田いさみ『物語オーストラリアの歴史』(中央公論新社, 2000) 946円

履修条件

特になし。

ICT活用 ■自主学習支援【必要に応じてGoogle Classroomを活用する。】
実務経験
備考