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文化交流論【ワークショップデザイン論】(不開講)
山貝 征典
大学名 清泉女学院大学
学部・学科 文化学科 専門教育科目
開講キャンバス 上野 授業形態 講義
履修区分 選択 単位数 2単位
配当年次 1・2年 開講期
授業の概要

本授業は、ワークショップ(参加・体験型学習)についての基礎を学び、実践も通じてその活用方法や運営方法、ファシリテーションについての知識を深めることを目的とする。近年よく聞くようになった「ワークショップ(workshop)」とは、本来は「作業場」「仕事場」を意味する言葉で、現代では参加者の主体性を重視した、体験型講座やグループでの学習などを指す。ワークショップは課題解決方法を見つけ、よりよいアイディアを生み出す力となり、またそれ自体が学習を行う場にもなる。一方的な講義やセミナーなどの場合参加者は受動的になってしまう場合もあるが、ワークショップの場合には参加者が能動的に動くことになる。そのため主催者側・参加者側双方にメリットがある重要な仕組みとなる。その基本的知識や技術を習得する。

学習到着目標

コミュニケーション力:ワークショップの準備・運営に欠かせない他者とのコミュニケーションから、新しい気づきや発見を得ようとする姿勢を身につける。

企画立案力:自由に活発にアイディアを出し、それらをまとめワークショップの環境をつくりあげる力を身につける。

成績評価方法

リアクションペーパー15%、中間課題35%、最終のレポート課題50%の割合で評価を行う。

課題に対する
フィードバック方法

リアクション・ペーパーや発表に対し、フィードバックを行う。

アクティブ
ラーニング要素
□外部連携の課題解決型学習(協定あり) □ディスカッション・ディベート ■グループワーク ■プレゼンテーション(発表) ■実習・実技・実験 □フィールドワーク ■リアクションペーパー
授業計画
授業項目・内容 / 各回の準備学修(予習・復習)について / 担当
1 内容

オリエンテーション:本授業の概要と目的、テキストについて解説を行う。ワークショップやファシリテーションの概念について理解する。

予復習

グループワークが多くなる授業であるため、積極的に協力して授業運営に参加できるかどうか検討する事。

担当
2 内容

ワークショップと学習1:ワークショップの特徴や経験学習の意味、基本構造について、過去の研究を基に理解する。

予復習

各自で経験学習の系譜をおさらいする。

担当
3 内容

ワークショップと学習2:参加体験型授業の事例、通常の授業とワークショップの違いについて理解する。学習環境や空間レイアウトについての知識を習得する。

予復習

参加体験型授業の事例について各自でも調べる。

担当
4 内容

ワークショップの企画・運営1-1:グループごとに分かれてワークショップの企画を立て、実際に運営する方法を考察する。

予復習

過去の事例を学びながら、役割分担や時間配分などについて検討する。

担当
5 内容

ワークショップの企画・運営1-2:グループごとに分かれてワークショップの企画を立て、実際に運営する方法を考察する。

予復習

過去の事例を学びながら、役割分担や時間配分などについて検討する。

担当
6 内容

ワークショップ実践1-1:運営する側と受講する側に分かれ、実際にワークショップを行い、その準備、体験、運営について学ぶ。

予復習

運営側の視点と受講者側の視点の違いを意識してワークへ参加する事。

担当
7 内容

ワークショップ実践1-2:運営する側と受講する側に分かれ、実際にワークショップを行い、その準備、体験、運営について学ぶ。

予復習

運営側の視点と受講者側の視点の違いを意識してワークへ参加する事。

担当
8 内容

ワークショップ実践1-3:運営する側と受講する側に分かれ、実際にワークショップを行い、その準備、体験、運営について学ぶ。

予復習

運営側の視点と受講者側の視点の違いを意識してワークへ参加する事。

担当
9 内容

実践1のまとめ1:これまでに実施したワークショップについて、相互によい点や悪い点を掘り下げ、改善に向けて構想をつくる。

予復習

中間レポート執筆のため総復習に取り組む(準備学習4時間以上)。

担当
10 内容

ワークショップの企画・運営2-1:グループごとに分かれてワークショップの企画を立て、さらに高度に、実際に運営する方法を考察する。

予復習

過去の事例を学びながら、役割分担や時間配分などについて検討する。

担当
11 内容

ワークショップ実践2-1:運営する側と受講する側に分かれ、実際にワークショップを行い、その準備、体験、運営について学ぶ。

予復習

運営側の視点と受講者側の視点の違いを意識してワークへ参加する事。

担当
12 内容

ワークショップ実践2-2:運営する側と受講する側に分かれ、実際にワークショップを行い、その準備、体験、運営について学ぶ。

予復習

運営側の視点と受講者側の視点の違いを意識してワークへ参加する事。

担当
13 内容

ワークショップ実践2-3:運営する側と受講する側に分かれ、実際にワークショップを行い、その準備、体験、運営について学ぶ。

予復習

運営側の視点と受講者側の視点の違いを意識してワークへ参加する事。

担当
14 内容

実践2のまとめ:これまでに実施したワークショップについて、相互によい点や悪い点を掘り下げ、改善に向けて構想をつくる。

予復習

相互に批評し、より効果的で実践的な方法を見つけ出す。

担当
15 内容

まとめとふりかえり:これまで実施した各班ごとのワークショップの運営を評価し、ふりかえる。また授業全体を通じて得た知識や技術についてまとめる。

予復習

最終レポート執筆のため総復習に取り組む(準備学習4時間以上)。

担当
16 内容
予復習
担当
準備学修
(予習・復習)時間

「各回の準備学修」項目を確認し、講義・演習は4時間(実技・実習は2時間)程度の予習・復習を奨励します。

課題やレポート提出が必要な場合はそれらに取り組み、常に授業内容の理解を深めるための学習時間が必要となる。

教科書

山内祐平・森玲奈・安斎勇樹『ワークショップデザイン論-創ることで学ぶ-』慶應義塾大学出版会

参考書・文献

中野民夫『ワークショップ : 新しい学びと創造の場』岩波書店、徳田太郎・鈴木まり子『ソーシャル・ファシリテーション : 「ともに社会をつくる関係」を育む技法』北樹出版

履修条件

特になし。

ICT活用 ■双方向型授業【グループワークを取り入れる。】
■自主学習支援【Google Classroomを活用する。】
実務経験
備考