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伝統文化論Ⅰ【伝統文化論】
田村 亮子
大学名 清泉女学院大学
学部・学科 文化学科 専門教育科目
開講キャンバス 上野 授業形態 講義
履修区分 選択 単位数 2単位
配当年次 2年 開講期
授業の概要

日本の代表的衣装文化である着物の歴史の流れ、種類の発展、着装した際のマナー、文化について理解し、その理解に基づいて、自分で着物の着装をできるようになることをめざす。着物の着装訓練を通じて、着物が発展してきた起源、発達の過程における着物制作者、着物着付け指導者の過去と現代についても学ぶ。必要なもの:ゆかた、着物(振袖ではなく、袖[そで]の短いきもの)半巾帯、名古屋帯、長じゅばん、帯揚げ、帯締め等。持っていない学生は、御家族等、身近の方がのお持ちのものをお借りできるかたずねてみること。以上のものを持ち合わせていない方は、大学で準備するものを使用可。

学習到着目標

着物について学び、実際に着物を自分で着付ける着装練習を通じて、自分で着物(ゆかた、半幅帯、着物、名古屋帯)を着装できるようになること、着物という日本文化を外国の方々に紹介し、着付けをすることができる技能を習得することを目指す。7つの力のうち、行動力、課題発見力の習得を目指す。

成績評価方法

実技試験 2回 80% / 期末レポート 1回 20%

授業への参加姿勢を重視する。

課題に対する
フィードバック方法

授業で学んだ内容を復習するための個人練習を欠かさないこと。

アクティブ
ラーニング要素
□外部連携の課題解決型学習(協定あり) □ディスカッション・ディベート ■グループワーク □プレゼンテーション(発表) ■実習・実技・実験 □フィールドワーク □リアクションペーパー
授業計画
授業項目・内容 / 各回の準備学修(予習・復習)について / 担当
1 内容

着物文化、着物や帯・小物の種類の解説、補正品の作り方について学ぶ。

予復習

自分の着物関係の品の所持を確認し、確認票に記入、提出する。(準備、復習等に必要とされる想定学習時間:毎回2時間)

担当
2 内容

半幅帯の結び方(かるた結び①、文庫結び①)浴衣と半幅帯のたたみ方について学ぶ。

予復習

半幅帯の結び方(かるた結び①、文庫結び①)浴衣と半幅帯のたたみ方を復習訓練する。

担当
3 内容

肌襦袢の着装、 浴衣の着装①、半幅帯の結び方(かるた結び②、文庫結び②)について学ぶ。

予復習

浴衣の着装①、半幅帯の結び方(かるた結び②、文庫結び②)を復習訓練する。

担当
4 内容

浴衣の着装②、半幅帯の結び方(文庫結び③)について学び、名古屋帯のデモンストレーションを見て、名古屋帯の着装の仕組みを理解する。

予復習

浴衣の着装②、半幅帯の結び方(文庫結び③)を復習訓練する。

担当
5 内容

長襦袢の構造を理解し、自分の持っている長じゅばんの部品の点検を行う/中間実技試験(浴衣の着装・半幅帯の結び方)のための復習訓練を行う。

予復習

授業1~4で学んだことを復習訓練する。中間試験のための、浴衣、半幅帯の着装を完成させる。

担当
6 内容

長襦袢の着装①、名古屋帯お太鼓の結び方①、長襦袢のたたみ方について学ぶ。/

中間実技試験(浴衣の着装、半幅帯の結び方)を行う。

予復習

長じゅばんの構造理解に基づいて、自分の長じゅばんの部品を準備する。

担当
7 内容

長襦袢の着装②、名古屋帯お太鼓の結び方②、長襦袢のたたみ方について学ぶ。

予復習

長襦袢の着装、名古屋帯お太鼓の結び方、長襦袢のたたみ方を復習訓練する。

担当
8 内容

長襦袢の着装③、きものの着装①、名古屋帯お太鼓の結び方③きもののたたみ方について学ぶ。

予復習

長襦袢と着物の着装、名古屋帯お太鼓の結び方を復習訓練する。

担当
9 内容

着物の着装②、名古屋帯お太鼓の結び方④について学ぶ。

予復習

着物の着装、名古屋帯お太鼓の結び方を復習訓練する。

担当
10 内容

着物の着装③、名古屋帯お太鼓の結び方ぶ⑤について学ぶ。

予復習

着物の着装、名古屋帯お太鼓の結び方を復習訓練する。

担当
11 内容

着物の着装④、名古屋帯お太鼓の結び方⑥、きものでのマナー①について学ぶ。

予復習

着物の着装、名古屋帯お太鼓の結び方を復習訓練する。学んだマナーを日常生活で実践してみる。

担当
12 内容

着物の着装⑤、名古屋帯お太鼓の結び方⑦、きものでのマナー②について学ぶ。

予復習

着物の着装、名古屋帯お太鼓の結び方を復習訓練する。学んだマナーを日常生活で実践してみる。

担当
13 内容

着物の着装⑥、名古屋帯お太鼓の結び方⑧、きものでのマナー③、きもの付属品について学ぶ。

予復習

着物の着装、名古屋帯お太鼓の結び方を復習訓練する。/期末レポートを準作成する。(文献読解/リサーチ)①

担当
14 内容

着物の種類について学ぶ/期末実技試験(長襦袢の着装・きものの着装・名古屋帯お太鼓の結び・きもののたたみ方)を行う。

予復習

着物の種類について学んだことを復習し、期末レポートを作成する。②

担当
15 内容

二重太鼓のデモンストレーションを見て、二重太鼓の着装の仕組みを理解する。総仕上げ、まとめを行う。

予復習

二重太鼓について学んだことを復習し、期末レポートを作成する。③

担当
16 内容
予復習
担当
準備学修
(予習・復習)時間

「各回の準備学修」項目を確認し、講義・演習は4時間(実技・実習は2時間)程度の予習・復習を奨励します。

教科書

プリントを適宜配布

参考書・文献

着物に関する図書/『美しいきもの』『七緒』プレジデント社

履修条件

○ 実習中心の授業であるため、受講者を原則20名とする。受講希望者が多数の場合、上級生の履修を優先する。

ICT活用 ■双方向型授業【教師と学生が共同作業で着物の着付け訓練を行う。】
■自主学習支援【授業で理解できなかった部分を授業外の補習で補う。】
実務経験
備考