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現代文化論Ⅱ
榊原 直樹
大学名 清泉女学院大学
学部・学科 文化学科 専門教育科目
開講キャンバス 上野 授業形態 演習
履修区分 選択 単位数 2単位
配当年次 3年 開講期
授業の概要

人々を夢中にさせるゲームの仕組みを教育や医療・健康、ビジネスに応用する「ゲーミフィケーション」や、シミュレーションゲームを通じた意思決定の仕組みについて解説し、自分自身のプロジェクトに応用する方法について学ぶ。ゲーミフィケーションとは、人が楽しんでプレイできる遊びや競争といったゲーム的な要素や考え方をゲーム以外の分野に応用し、顧客やユーザーとの関係構築に利用しようとする取り組みである。また、シミュレーションは不確定要素の多い現実の問題を抽象化し、模擬的に実践・再現することで問題点を理解する手法である。本講義ではゲーミフィケーションやシミュレーションの仕組みや手法を学び、研修やワークショップに活用する手法を身につけ、最終的にまちづくりのワークショップを企画して理解を深める。なお本講義で取り扱う主なゲームはコンピュータを用いない、紙を使ったアナログゲームである。

学習到着目標

論理的思考と企画立案力・ゲーミフィケーションの原理を、論理的に理解し応用する思考を身につける。また研修やワークショップの企画を立案することによって、ゲーミフィケーションへの理解を深める。

成績評価方法

小レポート 70% 最終レポート 30%

課題に対する
フィードバック方法

質問等は随時答える。小レポート等は提出した翌週にフィードバックをおこなう。

アクティブ
ラーニング要素
□外部連携の課題解決型学習(協定あり) ■ディスカッション・ディベート ■グループワーク ■プレゼンテーション(発表) □実習・実技・実験 □フィールドワーク ■リアクションペーパー
授業計画
授業項目・内容 / 各回の準備学修(予習・復習)について / 担当
1 内容

イントロダクション

ゲーミフィケーションについての解説と、授業の進め方について解説する。

予復習

予習復習は合わせて4時間を目処に行うこと。

次回の講義資料を配付するので、予習しておくこと。

授業範囲の復習を行うこと。

担当
2 内容

チームビルディングとゲームⅠ

メンバーの意識を統一したり、モチベーションを高めるチームビルディングにゲームの手法を取り入れ、効果をあげる方法について解説する。

予復習

次回の講義資料を配付するので、予習しておくこと。

授業範囲の復習を行うこと。

担当
3 内容

チームビルディングとゲームⅡ

チームビルディングでよく用いられるゲーム手法について解説し、実際に体験することで理解を深める。

予復習

次回の講義資料を配付するので、予習しておくこと。

授業範囲の復習を行うこと。

担当
4 内容

行動変容とゲーミフィケーションⅠ

日常の行動をよい方向に変化させ、習慣化する方法について解説し、具体的に行動変容を起こす手法について解説する。

予復習

次回の講義資料を配付するので、予習しておくこと。

授業範囲の復習を行うこと。

担当
5 内容

行動変容とゲーミフィケーションⅡ

行動変容を起こし、それを継続させる手法としてゲーミフィケーションについて解説し、身近な行動を変化させるために、ゲーミフィケーションをどのように取り入れればよいかを考える。

予復習

次回の講義資料を配付するので、予習しておくこと。

授業範囲の復習を行うこと。

担当
6 内容

ゲームとルールⅠ

廃棄物処理ゲームを通じて、ジレンマや対立構造について学ぶ。

予復習

次回の講義資料を配付するので、予習しておくこと。

授業範囲の復習を行うこと。

担当
7 内容

ゲームとルールⅡ

廃棄物処理ゲームのルールを改変することで、結果がどのように変わるかを体験し、合意形成や法改正の可能性を探る。

予復習

次回の講義資料を配付するので、予習しておくこと。

授業範囲の復習を行うこと。

担当
8 内容

防災ゲームとシミュレーションⅠ

災害時の状況を事前にシミュレーションし、いざというときに対応を考える防災体験のゲームを通じて、防災計画や参加者の合意形成について考える。

予復習

次回の講義資料を配付するので、予習しておくこと。

授業範囲の復習を行うこと。

担当
9 内容

防災ゲームとシミュレーションⅡ

災害時の状況を事前にシミュレーションし、いざというときに対応を考える防災体験のゲームを実際に体験し、防災計画や参加者の合意形成について考える。

予復習

次回の講義資料を配付するので、予習しておくこと。

授業範囲の復習を行うこと。

担当
10 内容

まちづくりゲームの体験Ⅰ

多様な人が住まうまちづくりを進めるためには、多くの人の合意形成を得る必要がある。まちづくりゲームを通じて、政策と合意形成について考える。

予復習

次回の講義資料を配付するので、予習しておくこと。

授業範囲の復習を行うこと。

担当
11 内容

まちづくりゲームの体験Ⅱ

実際にまちづくりゲームを体験し、まちづくりのシミュレーションから自らの地域の課題を考える。

予復習

次回の講義資料を配付するので、予習しておくこと。

授業範囲の復習を行うこと。

担当
12 内容

シリアスゲームの作成Ⅰ

これまでの学習に基づいて、自らが設定した問題をテーマにしたゲームをグループごとに作成する。

予復習

次回の講義資料を配付するので、予習しておくこと。

授業範囲の復習を行うこと。

担当
13 内容

シリアスゲームの作成Ⅱ

これまでの学習に基づいて、自らが設定した問題をテーマにしたゲームをグループごとに作成する。

予復習

次回の講義資料を配付するので、予習しておくこと。

授業範囲の復習を行うこと。

担当
14 内容

シリアスゲームの作成Ⅲ

これまでの学習に基づいて、自らが設定した問題をテーマにしたゲームをグループごとに作成する。

予復習

次回の講義資料を配付するので、予習しておくこと。

授業範囲の復習を行うこと。

担当
15 内容

シリアスゲームの発表

グループごとに作成したゲームを発表をおこなう。相互にプレイして評価をおこないゲームについて多面的に理解を進める。

予復習

授業範囲の復習を行うこと。準備学習4時間以上

担当
16 内容
予復習
担当
準備学修
(予習・復習)時間

「各回の準備学修」項目を確認し、講義・演習は4時間(実技・実習は2時間)程度の予習・復習を奨励します。

教科書

資料を適宜配付する。

参考書・文献

『幸せな未来は「ゲーム」が創る』ジェイン・マクゴニガル著(早川書房)、「ゲームストーミング ―会議、チーム、プロジェクトを成功へと導く87のゲーム」Dave Gray他著(オライリージャパン)、「大学の学びを変えるゲーミング」近藤敦 他編著(株式会社晃洋書房)

履修条件

特に設けない。

ICT活用
実務経験
備考

2022年度生まで