様々なメディアが発達する現代、対話においても身体の重要性が薄れ、何気ない表情や所作が生み出す豊かさが失われつつあります。この授業では、自身や他者の身体に改めて向き合い、新たな身体感覚を模索していきます。そして、身体を表現メディアとして捉え、グループワークによりパフォーマンスやダンスを創造していきます。身体同士のコミュニケーションの可能性を「表現」を通して探求し、人間の魅力、対話の豊かさについて学びます。実践ワークショップ形式により、ディスカッション、クリエーションを行い、自らの身体表現をすることで、他者とのコミュニケーション力を高め、円滑な人間関係を築き、文化を創造する活動に参加できるようになることを目指します。

ダンスのクリエーションプロセスで多様な身体感覚に向き合い、他者との共同作業を通して対話力を鍛え、身体を使った表現が自在にできるようになることを目指す。舞台芸術の様々な取り組みを鑑賞し、表現文化の可能性について考え、参加できる力、課題発見力、コミュニケーション力を身につけることを目指す。

授業ごとのリアクションペーパー（感想メモ含む）の提出　50%／グループでのダンスクリエーションの作成と発表　50%／授業への参加意欲や姿勢・態度を重視する。

毎回提出されるリアクションペーパー（感想メモ含む）について、授業内で取り扱う。

『自在化身体論 ―超感覚・超身体・変身・分身・合体が織りなす人類の未来』稲見 昌彦 , 北崎 充晃, 宮脇 陽一 , ゴウリシャンカー・ガネッシュ, 岩田 浩康, 杉本 麻樹 (著) 他、エヌ・ティー・エス（2021）など

コンテンポラリーダンスの舞台作品、またはその映像・DVDを最低1本視聴していることが望ましい。