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映像文化論【映像芸術論】
村尾 静二
大学名 清泉女学院大学
学部・学科 文化学科 専門教育科目
開講キャンバス 上野 授業形態 演習
履修区分 選択 単位数 2単位
配当年次 2年 開講期
授業の概要

本授業では、映像の歴史において中心的役割を担ってきた写真と映画、そして映像の到来を準備した絵画も取り上げながら、「みる」という行為に織り込まれた文化的意味について多角的に考察する。授業では、基本文献の講読および映像芸術の歴史において重要な役割を果たしてきた諸作品を鑑賞し、適宜ワークショップ形式の映像制作やフィールドワークを実施する。これらの作業を通して、人間と映像芸術との創造的な関係について考察し、現代社会・地域社会に求められる新たな映像文化について構想する。

学習到着目標

映像芸術、映像文化についての基本的な概念と理論、映像作品を学術的に理解する枠組み(映像芸術のリテラシー)を習得し、映像文化について総合的に理解する。授業により得た新たな知見を自身の関心(自身と映像文化との学術的関わり、映像制作、情報発信など)に応用・発展することができる。論理的思考とコミュニケーション力を育成する。

成績評価方法

各回課題(40%)、議論等への積極性(20%)、期末提出課題(40%)

課題に対する
フィードバック方法

リアクションペーパーについては授業内で回答する。議論に使うこともある。

アクティブ
ラーニング要素
□外部連携の課題解決型学習(協定あり) ■ディスカッション・ディベート ■グループワーク ■プレゼンテーション(発表) ■実習・実技・実験 ■フィールドワーク ■リアクションペーパー
授業計画
授業項目・内容 / 各回の準備学修(予習・復習)について / 担当
1 内容

映像文化論の授業についての説明

映像文化論の目的と学習到達目標、学問的枠組みについて理解する。

予復習

授業で学んだことをまとめる

担当
2 内容

イメージの歴史①

基本文献を講読することにより、近代以前の視覚芸術の歴史と特徴について理解する。

予復習

指定された文献を読解、要約する

授業で学んだことをまとめる

担当
3 内容

イメージの歴史②

基本文献を講読することにより、近現代の視覚芸術の歴史と特徴について理解する。

予復習

指定された文献を読解、要約する

授業で学んだことをまとめる

担当
4 内容

絵画を「みる」こと①

基本文献を講読することにより、絵画におけるイメージとまなざしの問題について理解する。

予復習

指定された文献を読解、要約する

授業で学んだことをまとめる

担当
5 内容

絵画を「みる」こと②

基本文献を講読することにより、絵画におけるイメージと所有の概念について理解する。

予復習

指定された文献を読解、要約する

授業で学んだことをまとめる

担当
6 内容

写真−新たな知覚①

基本文献を講読することにより、写真にけるイメージ構成の論理について理解する。

予復習

指定された文献を読解、要約する

授業で学んだことをまとめる

担当
7 内容

写真−新たな知覚②

基本文献を講読することにより、写真にけるイメージ構成の論理について理解する。

予復習

指定された文献を読解、要約する

授業で学んだことをまとめる

担当
8 内容

写真−新たな知覚③

イメージ構成の論理に基づいた写真撮影のワークショップを体験する。

予復習

指定された文献を読解、要約する

授業で学んだことをまとめる

担当
9 内容

映画の時空①

映画の歴史における最初の作品を鑑賞し、イメージ構成の特徴について理解する。

予復習

指定された文献を読解、要約する

授業で学んだことをまとめる

担当
10 内容

映画の時空②

映画の歴史における最初の作品と同じ条件で映像作品を制作するワークショップを体験する。

予復習

指定された文献を読解、要約する

授業で学んだことをまとめる

担当
11 内容

映画の時空③

編集に着目することにより、映画におけるイメージ構成の論理について理解する。

予復習

指定された文献を読解、要約する

授業で学んだことをまとめる

担当
12 内容

映画の時空④

編集に着目することにより、映画におけるイメージ構成の論理について理解する。

予復習

指定された文献を読解、要約する

授業で学んだことをまとめる

担当
13 内容

映画の時空⑤

音響に着目することにより、映画におけるイメージ構成の論理について理解する。

予復習

指定された文献を読解、要約する

授業で学んだことをまとめる

担当
14 内容

「みる」ことの文化的位相①

絵画・写真・映画の歴史を通して人類が築いてきた「みる」という行為の文化的意味について総括する。

予復習

指定された文献を読解、要約する

授業で学んだことをまとめる

担当
15 内容

「みる」ことの文化的位相②

これまでの学習内容をふまえ、現代社会・地域社会に求められる新たな映像文化について構想する。

予復習

これまでに学んできたことを復習する

授業で学んだことをまとめる

担当
16 内容
予復習
担当
準備学修
(予習・復習)時間

「各回の準備学修」項目を確認し、講義・演習は4時間(実技・実習は2時間)程度の予習・復習を奨励します。

教科書

授業内において指示する。

参考書・文献

ドナルド・リチー『映画のどこをどう読むか (ジブリLibrary―映画理解学入門)』 徳間書店、2006年。

ジョン・バージャー『イメージ―視覚とメディア』 筑摩書房、2013年。

履修条件
ICT活用 ■自主学習支援【授業内容は Google Classroom でも共有する。 】
実務経験
備考

2023年度生より 映像芸術論