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企業文化論【企業論】
川北 泰伸
大学名 清泉女学院大学
学部・学科 文化学科 専門教育科目
開講キャンバス 上野 授業形態 講義
履修区分 選択 単位数 2単位
配当年次 3年 開講期
授業の概要

企業を理解するためには、マーケティングや経営戦略を学ぶ以外に、企業の内部である組織のあり方を理解することが重要である。なぜならば、企業は組織によって動いており、組織は人によって成り立っている。そこで、経営管理に着目し、企業の人と組織を理解し、企業が保有する資源を特定し、企業が活性化するための方策を立案できることを目指します。また、企業でプロジェクトを行う際に、確実に成果を出すための、仕組みや構造を理解します。

※受講生の関心に応じて適宜計画を修正する。※産学官連携の状況によって実践的プロジェクトを行う可能性がある。

学習到着目標

課題発見力と論理的思考の獲得が目標である。課題発見力では、組織の観点から企業の課題を指摘し解決策を立案できること、論理的思考では、妥当性のある企業が活性化するための方策を立案できることを目標とする。

成績評価方法

参加姿勢度30%、中間レポート30%、期末レポート40%

課題に対する
フィードバック方法

各回の授業で口頭でフィードバックする

アクティブ
ラーニング要素
□外部連携の課題解決型学習(協定あり) ■ディスカッション・ディベート ■グループワーク ■プレゼンテーション(発表) □実習・実技・実験 □フィールドワーク ■リアクションペーパー
授業計画
授業項目・内容 / 各回の準備学修(予習・復習)について / 担当
1 内容

オリエンテーション

マーケティングとの違いや企業の内部に関心があることを理解する

予復習

興味のある企業を調べて、論理的かつ批判的に考察し1枚にまとめる。(準備時間4時間)

担当
2 内容

管理の時代

専門経営者の台頭と組織能力を理解する。

予復習

専門経営者と組織能力の事例を調べて、論理的かつ批判的に考察し1枚にまとめる。(準備時間4時間)

担当
3 内容

経営管理の発展

生産性と創造性の探求理論としての経営管理論を理解する。

予復習

経営管理の事例を調べて、論理的かつ批判的に考察し1枚にまとめる。(準備時間4時間)

担当
4 内容

組織のデザイン

組織のカタチは1つではないことを理解する。

予復習

組織のデザインについて事例を調べて、論理的かつ批判的に考察し1枚にまとめる。(準備時間4時間)

担当
5 内容

経営戦略

企業経営の指針を理解する。

予復習

経営戦略の事例を調べて、論理的かつ批判的に考察し1枚にまとめる。(準備時間4時間)

担当
6 内容

資源の管理

企業成長のための根幹を理解する。

予復習

経営資源の事例を調べて、論理的かつ批判的に考察し1枚にまとめる。(準備時間4時間)

担当
7 内容

組織間関係の管理

戦略的提携に向けての基礎を理解する。

予復習

組織間関係の事例を調べて、論理的かつ批判的に考察し1枚にまとめる。(準備時間4時間)

担当
8 内容

中間まとめ

前半の内容を復習する。

予復習

中間レポートに取組む。(準備時間4時間)

担当
9 内容

モティベーションと組織活性化

組織を支える人的要因を理解する。

予復習

モティベーションと組織活性化の事例を調べて、論理的かつ批判的に考察し1枚にまとめる。(準備時間4時間)

担当
10 内容

経営のリーダーシップ

活力と創造性の源泉を理解する。

予復習

経営のリーダーシップの事例を調べて、論理的かつ批判的に考察し1枚にまとめる。(準備時間4時間)

担当
11 内容

企業文化の創造と変革

見えざる秩序と構造を理解する。

予復習

企業文化の事例を調べて、論理的かつ批判的に考察し1枚にまとめる。(準備時間4時間)

担当
12 内容

日本の経営管理

変わる評価・変わらない体質を理解する。

予復習

日本の経営管理の事例を調べて、論理的かつ批判的に考察し1枚にまとめる。(準備時間4時間)

担当
13 内容

グローバル戦略

日本企業の国際化の論理を理解する。

予復習

グローバル戦略の事例を調べて、論理的かつ批判的に考察し1枚にまとめる。(準備時間4時間)

担当
14 内容

育てる経営の管理へ

経営の再生を理解する。

予復習

育てる経営の事例を調べて、論理的かつ批判的に考察し1枚にまとめる。(準備時間4時間)

担当
15 内容

まとめ

全体を復習する。7つの力ルーブリックアンケートを行う。

予復習

期末レポートに取組む。(準備時間4時間)

担当
16 内容
予復習
担当
準備学修
(予習・復習)時間

「各回の準備学修」項目を確認し、講義・演習は4時間(実技・実習は2時間)程度の予習・復習を奨励します。

授業の中でディスカッションをするため、事前に下調べと考察を行い、ペーパーにまとめておいてください。

教科書

塩次喜代明・高橋伸夫・小林敏男『経営管理 新版』有斐閣、2009年。高尾義明『はじめての経営組織論』有斐閣、2019年。小山嚴也・出見世信之・谷口勇仁(2018)『問いからはじめる現代企業』有斐閣。2016年。上野恭裕他『経営管理論ベーシックプラス』中央経済社、2016年

参考書・文献

桑田耕太郎他『組織論 補訂版』有斐閣アルマ2010年 金井壽宏.高橋潔『組織行動の考え方―ひとを活かし組織力を高める9つのキーコンセプト2004年 野中郁次郎.竹内弘高『知識創造企業』東洋経済新報社1996年 奥林康司他『入門 人的資源管理』中央経済社2010年

履修条件

・1回目のオリエンテーション参加者のみに受講を認めます。迷っている人は、ご注意ください。・公務員希望者は必ず履修してください・全ての授業でグループディスカッションを行います。・この授業は受講生が問題の解決策を「提言する」ことに力点がおかれています。

ICT活用 ■自主学習支援【資料共有など必要に応じてグーグルクラスルームを活用する】
■遠隔授業【必要に応じて活用する場合がある。】
実務経験 ■実務経験の内容【広告代理店の企画営業職として4年間勤務し、営業所の立ち上げにも参画した。行政の審議会の委員。】
■所持している業務関連資格【日本評価学会認定評価士】
備考