30363
メディア文化論(隔年)
榊原 直樹
大学名 清泉女学院大学
学部・学科 文化学科 専門教育科目
開講キャンバス 上野 授業形態 講義
履修区分 選択 単位数 2単位
配当年次 2年 開講期
授業の概要

講義形式で実施する。様々なメディアの成り立ちと特性について理解し、それぞれの特性に応じて正しい情報の受発信ができることを目的としており、メディアリテラシーからメディア研究への橋渡しとなることを目指す。。本講義では特にインターネットにおけるソーシャルメディアなど、個人が情報の受発信を行うことができる新しくできたメディアを中心に取り上げ、その文化的・社会的な影響がもたらす効果について分析し、自ら発信することで理解を深める。メディアの分析手法として内容分析やテキストマイニングを実践する。

学習到着目標

講義内で紹介する分析手法を用いて、演習課題に取り組む。最終的に自分で設定したテーマに対して、各種の分析手法を適用して独自の調査・研究が行えるようにすることが目標である。7つの力の内、「課題発見力」と「論理的思考」を育む。

成績評価方法

演習課題70%、最終課題30%の合計で評価する。

課題に対する
フィードバック方法

提出した課題に対してコメントを付け、翌週に返却する。

アクティブ
ラーニング要素
■外部連携の課題解決型学習(協定あり) □ディスカッション・ディベート ■グループワーク ■プレゼンテーション(発表) ■実習・実技・実験 □フィールドワーク ■リアクションペーパー
授業計画
授業項目・内容 / 各回の準備学修(予習・復習)について / 担当
1 内容

オリエンテーション

メディアリテラシーからメディアスタディーズへ。講義の目的と講義内で解説する調査手法を紹介する。

予復習

予習復習は合わせて4時間を目処に行うこと。

次回の講義資料を配付するので、予習しておくこと。

授業範囲の復習を行うこと。

担当
2 内容

メディアとフェイクニュース

メディアを通じて拡散するフェイクニュースが発生し拡散する仕組みについて解説する。

予復習

次回の講義資料を配付するので、予習しておくこと。

授業範囲の復習を行うこと。

担当
3 内容

ファクトチェック1

ニュースの真偽を確かめる手法として、OSINT(オープン・ソース・インテリジェンス)を紹介する。

予復習

次回の講義資料を配付するので、予習しておくこと。

授業範囲の復習を行うこと。

担当
4 内容

ファクトチェック2

実際にOSINTを使って、怪しいニュースについて分析し、ファクトチェックをおこなう。

予復習

次回の講義資料を配付するので、予習しておくこと。

授業範囲の復習を行うこと。

担当
5 内容

内容分析

メディア分析の手法の1つである内容分析の方法について解説する

予復習

次回の講義資料を配付するので、予習しておくこと。

授業範囲の復習を行うこと。

担当
6 内容

社会ネットワーク1

フェイクニュースが広がる仕組みや、エコーチェンバー現象の背後にある社会ネットワークの原理について解説し、インタラクティブな教材を使用して、ネットワークの性質を体験する。

予復習

次回の講義資料を配付するので、予習しておくこと。

授業範囲の復習を行うこと。

担当
7 内容

社会ネットワーク2

前回の体験を元に、より詳細に社会ネットワークのが原理について解説する。

予復習

次回の講義資料を配付するので、予習しておくこと。

授業範囲の復習を行うこと。

担当
8 内容

セルフィー

携帯電話にカメラ機能がついてから爆発的に増加した写真について、主に「セルフィー(自撮り)」を中心に解説する。

予復習

次回の講義資料を配付するので、予習しておくこと。

授業範囲の復習を行うこと。

担当
9 内容

感動ポルノ

メディアが描くステレオタイプについて解説し、主に障害者の採り上げ方について議論を深める。

予復習

次回の講義資料を配付するので、予習しておくこと。

授業範囲の復習を行うこと。

担当
10 内容

リスクコミュニケーション

食品や医療など健康に関する情報の伝え方について取り上げ、私たちの不安を解消するためにはどのような態度でメディアに接するべきかについて議論する。

予復習

次回の講義資料を配付するので、予習しておくこと。

授業範囲の復習を行うこと。

担当
11 内容

オーディエンス研究

視聴者の反応からメディアを分析するオーディエンス研究について紹介し、主にインターネットを通じて収集した視聴者の反応について分析する方法について解説する。

予復習

次回の講義資料を配付するので、予習しておくこと。

授業範囲の復習を行うこと。

担当
12 内容

テキストマイニング1

スクレイピングによって収集したテキストデータを形態素解析によって分解し、内容を統計的に分析する手法について解説し、実際のデータを使って分析を体験する。

予復習

次回の講義資料を配付するので、予習しておくこと。

授業範囲の復習を行うこと。

担当
13 内容

テキストマイニング2

スクレイピングによって収集したテキストデータを形態素解析によって分解し、内容を統計的に分析する手法について解説し、実際のデータを使って分析を体験する。

予復習

次回の講義資料を配付するので、予習しておくこと。

授業範囲の復習を行うこと。

担当
14 内容

テキストマイニング3

スクレイピングによって収集したテキストデータを形態素解析によって分解し、内容を統計的に分析する手法について解説し、実際のデータを使って分析を体験する。

予復習

次回の講義資料を配付するので、予習しておくこと。

授業範囲の復習を行うこと。

担当
15 内容

まとめ

メディアを用いて文化や社会を理解する方法について、講義の中で紹介した手法を振り返りをおこなう。

予復習

授業範囲の復習を行うこと。準備学習4時間以上

担当
16 内容
予復習
担当
準備学修
(予習・復習)時間

「各回の準備学修」項目を確認し、講義・演習は4時間(実技・実習は2時間)程度の予習・復習を奨励します。

教科書

なし。Google Classroomを通じて資料を配布する。

参考書・文献
履修条件

特に設けない。

ICT活用 ■自主学習支援【Google Classroomを通じて資料や課題を配布する。】
実務経験 ■実務経験の内容【企業においてメディア分析に関する業務に従事。】
備考