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文化産業論【地域産業論】
川北 泰伸
大学名 清泉女学院大学
学部・学科 文化学科 専門教育科目
開講キャンバス 上野 授業形態 講義
履修区分 選択 単位数 2単位
配当年次 3年 開講期
授業の概要

産業は、人々がつくりだしたものであることから文化であり、また、文化の衰退・創造・発展を大きく左右する。産業の発展に対して、「地域」という要素が入ってくると、産業は公的な側面の検討も重要となってくる。そこで、地域に根差した産業を分析対象とし、(1)産業に関わるアクターと、(2)産業と行政の関わり、に注目し、地域産業の現状、課題、可能性、役割、機能、さらには、文化と産業の相互性を理解する。なお、分析対象の地域は、長野県に限定せず、必要に応じて柔軟に捉えていく。※受講生の関心に応じて授業計画を修正する可能性がある。※ゲストスピーカーの参加可能性がある。※産学官連携に取り組む可能性がある。

学習到着目標

課題発見力と論理的思考力の獲得が目標である。課題発見力では、アクターを特定し、現状・課題・可能性を分析し、解決策を立案できること、論理的思考力では、妥当性のある政策提言ができることを目標とする。

成績評価方法

参加姿勢度30%、中間レポート30%、期末レポート40%

課題に対する
フィードバック方法

各回の授業中に口頭でフィードバックする

アクティブ
ラーニング要素
□外部連携の課題解決型学習(協定あり) ■ディスカッション・ディベート ■グループワーク ■プレゼンテーション(発表) □実習・実技・実験 ■フィールドワーク ■リアクションペーパー
授業計画
授業項目・内容 / 各回の準備学修(予習・復習)について / 担当
1 内容

企業と地域の関係

地域産業の分析対象を理解する。

予復習

企業と地域の関係の事例を調べて、論理的かつ批判的に考察し1枚くらいでまとめてください。(準備学習4時間)

担当
2 内容

商店街1(企業なのか?公的な存在なのか?)

商店街の多面性を理解する。

予復習

商店街の事例を調べて、論理的かつ批判的に考察し1枚くらいでまとめてください。(準備学習4時間)

担当
3 内容

商店街2(現場の声から可能性を検討する)

商店街の可能性を理解する。

予復習

商店街の事例を調べて、論理的かつ批判的に考察し1枚くらいでまとめてください。(準備学習4時間)

担当
4 内容

農林業1(農協の特徴・役割を考察する)

農協の特徴と役割を理解する。

予復習

農協について調べて、論理的かつ批判的に考察し1枚くらいでまとめてください。(準備学習4時間)

担当
5 内容

農林業2(農業の多面的機能を検討する)

農業の多面的機能を理解する。

予復習

農業の多面的機能の事例を調べて、論理的かつ批判的に考察し1枚くらいでまとめてください。(準備学習4時間)

担当
6 内容

ものづくり1(人的資源・ネットワークから検討する)

ものづくりにおける人の役割を理解する。

予復習

ものづくりの事例を調べて、論理的かつ批判的に考察し1枚くらいでまとめてください。(準備学習4時間)

担当
7 内容

ものづくり2(地域の産業として捉えなおす)

ものづくりと地域の関係を理解する。

予復習

ものづくりと地域の関係の事例を調べて、論理的かつ批判的に考察し1枚くらいでまとめてください。(準備学習4時間)

担当
8 内容

伝統産業1(先進事例から考察する)

伝統産業の現状を理解する。

予復習

伝統産業の事例を調べて、論理的かつ批判的に考察し1枚くらいでまとめてください。(準備学習4時間)

担当
9 内容

伝統産業2(現代社会で再生・発展することを考察する)

創造的アプローチの重要性を理解する。

予復習

伝統産業の事例を調べて、論理的かつ批判的に考察し1枚くらいでまとめてください。(準備学習4時間)

担当
10 内容

中間まとめ

地域産業への関わり方を理解する。

予復習

中間レポートに取組む(準備学習4時間)

担当
11 内容

プレゼンテーション

解決策を立案することを理解する。

予復習

プレゼンテーションの準備をする。(準備学習4時間)

担当
12 内容

観光産業1(ムスリムの受け入れと白馬)

白馬村の取組みを理解する。

予復習

白馬村の観光を調べて、論理的かつ批判的に考察し1枚くらいでまとめてください。(準備学習4時間)

担当
13 内容

観光産業2(観光の本質を考察する)

観光の本質を理解する。

予復習

観光産業の事例を調べて、論理的かつ批判的に考察し1枚くらいでまとめてください。(準備学習4時間)

担当
14 内容

長野県の産業政策、国の産業政策

中央レベル・地方レベルの政策を理解する。

予復習

産業政策の事例を調べて、論理的かつ批判的に考察し1枚くらいでまとめてください。(準備学習4時間)

担当
15 内容

政策提言

政策提言の深め方を理解する。7つの力ルーブリックアンケートを行う。

予復習

政策提言プレゼンテーションの準備をする。(準備学習4時間)

担当
16 内容
予復習
担当
準備学修
(予習・復習)時間

「各回の準備学修」項目を確認し、講義・演習は4時間(実技・実習は2時間)程度の予習・復習を奨励します。

事前に事例を調べて、要約し、ペーパーにまとめて、授業の中で報告できる準備をしてください。

教科書

適宜資料を配布します。

参考書・文献

・長野県『長野県ものづくり産業振興戦略プラン』2018年・長野県『信州ブランド戦略』2013年・日経デザイン編『ブランドは根性』日経BP社、2009年・博報堂地ブランドプロジェクト編『地ブランド』弘文堂、2006年、関満博『日本の中小企業』2017年

履修条件

公務員希望者は必ず受講すること。「消費文化論」を履修すること。マーケティングや企業の経営戦略を理解することは目的ではないのでご注意ください。

ICT活用 ■自主学習支援【情報の共有など必要に応じてグーグルクラスルームを活用します。】
■遠隔授業【必要に応じて活用する場合がある。】
実務経験 ■実務経験の内容【広告代理店で企画営業職として4年間勤務した。行政の審議会の委員。】
■所持している業務関連資格【日本評価学会認定評価士】
備考

2023年度生より 地域産業論