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色彩文化論
べ ホジュ
大学名 清泉女学院大学
学部・学科 文化学科 専門教育科目
開講キャンバス 上野 授業形態 講義
履修区分 選択 単位数 2単位
配当年次 2年 開講期
授業の概要

身の回りにもあふれ、なにげなく接している「色」は、美的要素にとどまらず、見えかたや見かた、気持ちや心との関係、安全安心や環境、また経済などにも関わる分野です。専門用語や科学的知識も身につけながら、アートやデザインの分野に応用できるように実習も交えながら学びます。

学習到着目標

色に関する基本的知識や用語を身につける ・実習によって色に親しみ、理解を深める ・商品開発やビジネスの現場でも活躍するカラ―コーディネーターを育成 ・東京商工会議所で主催しているカラ―コーディネーター検定 スタンダードクラス受験へつなげる。コミュニケーション力と企画立案力を高めます。

成績評価方法

試験の点数を70%、実習制作物の提出・レポートetc,取り組みを30%の配分とし、最終的に総合して評価します。なお出席状況は試験受験資格要項となります。(カラ―コーディネーター検定試験に合格した者には加算点が提供される)

課題に対する
フィードバック方法

提出された課題には、コメントをつけてフィードバックする。

アクティブ
ラーニング要素
□外部連携の課題解決型学習(協定あり) □ディスカッション・ディベート ■グループワーク □プレゼンテーション(発表) □実習・実技・実験 □フィールドワーク ■リアクションペーパー
授業計画
授業項目・内容 / 各回の準備学修(予習・復習)について / 担当
1 内容

イントロダクション、色とは~

chapter1、生活と色の効用

授業の目的と学習達成目標について理解する。

予復習

初回の予習は不要だが、何でカラーコーディネーターを選択したのがを考える。復習:学習した「生活と色の効用」に対して、検定準備へ備え必要な記録をとっておく。(2時間)

担当
2 内容

chapter1、生活と色の効用 「色」って何だろう

日常的に当たり前な「色」について、意識しなおすことにより生活への影響や効果が色の違いによってどのように発生するのか、理解し学習する。

予復習

予習:色を自在に操る方法について調べる。(2時間)

復習:学習した「生活と色の効用」に対して、検定準備へ備え必要な記録をとっておく。(2時間)

担当
3 内容

chapter2、色を自在に操る方法

たくさんの色を整理・分類し、系統的に把握しているしたり、記録・伝達したりする方法を学習する。

予復習

予習:PCCSについて調べる。(2時間)

復習:学習したい「色の記録・伝達する方法」に対して、検定準備へ備え必要な記録をとっておく。(2時間)

担当
4 内容

chapter2、PCCSー色を表し、伝える方法

日本のカラーオーダーシステムの一つであるPractical Color Co-ordinate System に対して学習する。

予復習

予習:色彩調和について調べる。(2時間)

復習:学習した「PCCS」に対して、検定準備へ備え必要な記録をとっておく。(2時間)

担当
5 内容

chapter3、色彩調和

色は単純でも美しく感じますが、配色を行うことによって、お互いの色をさらに引き立つて合う効果を学習する。

予復習

予習:配色の活用ついて調べる。(2時間)

復習:学習した「色彩調和」に対して、検定準備へ備え必要な記録をとっておく。(2時間)

担当
6 内容

chapter3、配色の活用

ある目的のために、複数の色を組み合わせて使うことを学習する。

予復習

予習:光について調べる。(2時間)

復習:学習した「配色の活用」に対して、検定準備へ備え必要な記録をとっておく。(2時間)

担当
7 内容

chapter4、色の美しく見せる光のマジック

光の性質を知ることで、色がどのように生じ、変化することを学習する。

予復習

予習:光による現象について調べる。(2時間)

復習:学習した「光の性質」に対して、検定準備へ備え必要な記録をとっておく。(2時間)

担当
8 内容

chapter4、光から生まれる色の世界

自然現象に見られる色に対して学習する。

予復習

予習:色の見え方について調べる。(2時間)

復習:学習した「自然現象に見られる色」に対して、検定準備へ備え必要な記録をとっておく。(2時間)

担当
9 内容

chapter5、背景色を上手に使って色の見えを変えてみよう。

人間が色を認識する為の一つである眼の構造や役割を学習する。

予復習

予習:色の効果を活用について調べる。(2時間)

復習:学習した「眼の構造や役割」に対して、検定準備へ備え必要な記録をとっておく。(2時間)

担当
10 内容

chapter5、色の効果を活用するために

有る色をそれだけで知覚しているわけではなく、他の色との組み合わせで認識する。同じ色でも、他の色の関係で見え方が変わる事を学習する。

予復習

予習:産業に使える色について調べる。(2時間)

復習:学習した「色の効果と活用」に対して、検定準備へ備え必要な記録をとっておく。(2時間)

担当
11 内容

chapter6、色で売り上げをアップするために

色の違いで商品の売れ行きは異なる。どのような色を使えばよいか、その考え方を学習する。

予復習

予習:検定の模擬試験準備(4時間)

復習:学習した「産業に使える色」に対して、検定準備へ備え必要な記録をとっておく。(2時間)

担当
12 内容

模擬試験

東京商工会議所主催するカラーコーディネーター検定試験の模擬試験を実行し、学生の自分の自分のスキルを判断する。

予復習

予習:事前に鑑賞するdocumentaryでのデザイナーに対して調べる。(2時間)復習:模擬試験後に見直し、改善を行う。(2時間)

担当
13 内容

documentary鑑賞

色彩とファッションに関連するドキュメンタリー鑑賞を通じてファッション色彩が社会での役割を学習する。

予復習

予習:西洋美術史を調べる。(2時間)

復習:鑑賞したdocumentaryで自分で必要な記録をとっておく。(2時間)

担当
14 内容

色彩と絵画

西洋美術史で現る色を勉強することにより、色彩文化を学習する。

予復習

予習:PCCSを理解する(2時間)

復習:学習した色彩文化で必要な記録をとっておく。(2時間)

担当
15 内容

配色練習

第5-6週で学習したPCCSを利用してTONEを作り色の配色を理解し、自分の生活で活用する。

予復習

予習:試験の準備(総合復習)

(試験の準備学習時間4時間以上)

担当
16 内容

期末試験

予復習

期末試験のための総復習

担当
準備学修
(予習・復習)時間

「各回の準備学修」項目を確認し、講義・演習は4時間(実技・実習は2時間)程度の予習・復習を奨励します。

教科書

カラ―コーディネーター検定試験 スタンダードクラス公式テキスト 東京商工会議所 編 3100円、

『新配色カード199a』日本色研事業株式会社 858円

参考書・文献

大井義雄・川崎秀昭『カラーコーディネーター入門 色彩 改訂増補版』日本色研事業株式会社発行

小町谷朝生『色彩と感性のポリフォニー』勁草書房

履修条件

配色カードの切り貼りなど、授業時に指示のある文房具を必ず持参【新配色カード199a、はさみ、スティックのり、えんぴつ(Bか2B)、カッター】カラ―コーディネーター検定スタンダードクラス受験に興味がある学生。学内、自宅等で安全に遠隔講義が受けられる環境が整っていること。

ICT活用 ■自主学習支援【Google Classroomを利用して課題を配布する】
■遠隔授業【時によるZOOM等によるリアル、オンデマンド式での授業】
実務経験 ■実務経験の内容【日韓でカラーコーディネーターで実務経験あり】
備考

学習テーマの順序は進度によって変更する可能性あります。