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放送文化論
山岸 寿美・宮尾 哲雄
大学名 清泉女学院大学
学部・学科 文化学科 専門教育科目
開講キャンバス 上野 授業形態 講義
履修区分 選択 単位数 2単位
配当年次 2・3年 開講期
授業の概要

インターネットの普及により膨大な映像コンテンツが発信されるようになり、受け手のリテラシーが一層問われる時代になった。本講義ではコマーシャル・テレビ番組・ネット動画等を教材に、構成・撮影・音楽などの表現手法を体系的に学ぶ。映像コンテンツ発信者の制作意図について理解を深めることで、コンテンツの背景を読み解く基礎的な力を獲得する。また番組制作現場でテレビ番組が制作・放送される過程を実体験し、生放送の映像コンテンツ制作を理解する。

学習到着目標

映像コンテンツの制作過程と情報発信者の制作意図を理解する事を通して、論理的思考力を高め、他者を尊重をする態度を学ぶ。

成績評価方法

授業への取り組み(50%)、リアクションペーパー(20%)、期末リポート(30%)

課題に対する
フィードバック方法

リアクションペーパーには個別にコメントを付す。プレゼンテーションは都度講評を行う。期末リポートは評価をつけてフィードバックする。

アクティブ
ラーニング要素
□外部連携の課題解決型学習(協定あり) ■ディスカッション・ディベート □グループワーク ■プレゼンテーション(発表) ■実習・実技・実験 □フィールドワーク ■リアクションペーパー
授業計画
授業項目・内容 / 各回の準備学修(予習・復習)について / 担当
1 内容

映像コンテンツが果たしてきた役割や、時代の変化に伴うコンテンツ表現手法の変化、表現手法による印象の変化について学び、授業目的を理解する。

予復習

普段よく視聴する映像コンテンツについて、どの点が好きなのか考えておく

担当

宮尾哲雄・山岸寿美

2 内容

企画・撮影・編集・音効・字幕という番組制作手法を体系的に学び、編集や音効による受けての印象変化について体験し理解する。

予復習

実際に映像コンテンツを視聴し制作手法について確認する/第2回を振り返る

担当

山岸寿美

3 内容

コマーシャルのメッセージ伝達手法について実事例を元に学ぶ。企業が視聴者に何を、どう、メッセージしようとしているのかを考察し背景を理解する。

予復習

テレビやネットのCMを随時視聴し第3回を振り返る

担当

山岸寿美

4 内容

長野県を題材にしたテレビ番組コンテンツを視聴し、制作者の企画意図や背景、番組制作過程を理解する。

予復習

長野県を題材にした番組コンテンツを振り返る

担当

山岸寿美

5 内容

ドキュメンタリー映画「原田要 平和への祈り~元ゼロ戦パイロットの100 年」を題材に、製作の動機や戦争体験を継承する意義を学ぶ。

予復習

「原田要 平和への祈り」を振り返る

担当

宮尾哲雄

6 内容

何を伝えようとしているのか、映画製作者の意図を考えながら、作品を観て、映像メディアの特質を学ぶ。

予復習

映画製作者の意図を振り返る

担当

宮尾哲雄

7 内容

映像編集の手法を学んだ上で、長野県を題材にしたドキュメンタリーコンテンツを視聴し、制作者の企画意図や背景、番組制作過程を理解する。

予復習

番組制作過程を振り返る

担当

山岸寿美

8 内容

民放テレビで番組企画が放送されるまでの過程、番組企画書の書き方を理解し、実際に番組企画書を作成する。

予復習

番組企画書を作成しプレゼンテーションの準 備をしておく(準備学習時間3時間以上)

担当

山岸寿美

9 内容

テレビ57分番組「生きゝるということ~無言館を創った男 窪島誠一郎」(宮尾製作/NBS放送)DVDを観て、企画意図を考える。

予復習

番組の企画意図を振り返る

担当

宮尾哲雄

10 内容

映画や番組を観て理解したこと、活字と映像情報の違いや特質についてディスカッションし、意見発表する。

予復習

活字と映像情報の違いを振り返る

担当

宮尾哲雄

11 内容

作成した番組企画書のプレゼンテーションを行い、企画意図を他者に的確伝える手法を理解する。

予復習

指定番組を事前視聴する/第11回を振り返る

担当

山岸寿美

12 内容

番組制作ワークショップ①生放送番組の現場を体験し、制作に関わる作業内容・スタッフの役割を理解する。

予復習

生放送番組の現場体験を振り返る

担当

山岸寿美

13 内容

番組制作ワークショップ②番組後の反省会に参加し、内容について現場スタッフと意見交換する。

予復習

番組制作ワークショップに参加しての感想をまとめておく

担当

山岸寿美

14 内容

膨大な映像情報が発信される現代において、映像コンテンツに求められる役割について考察、ディスカッションする。

予復習

映像コンテンツの役割について考えをまとめる(準備学習時間4時間以上)

担当

山岸寿美

15 内容

第1回から14回までを総復習し期末リポートに活かす。

予復習

すべての回を振り返り疑問点をまとめる(準備学習時間4時間以上)

担当

宮尾哲雄・山岸寿美

16 内容
予復習
担当
準備学修
(予習・復習)時間

「各回の準備学修」項目を確認し、講義・演習は4時間(実技・実習は2時間)程度の予習・復習を奨励します。

教科書

使用しない

参考書・文献

特になし

履修条件

特になし

ICT活用 ■双方向型授業【番組制作現場でのワークショップを実施する】
■遠隔授業【映像資料を随時教材として利用する】
実務経験 ■実務経験の内容【長野県内の民放テレビ局での番組プロデュース・番組制作実務経験】
備考

学外ワークショップを2回分実施予定  2022年度入学生まで