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文化企画実践Ⅰ(プレゼンテーション)
山貝 征典
大学名 清泉女学院大学
学部・学科 文化学科 専門教育科目
開講キャンバス 上野 授業形態 演習
履修区分 必修 単位数 2単位
配当年次 1年 開講期
授業の概要

この科目は、デザインをする際にAdobeのイラストレーターおよびフォトショップの基礎の習得する。コンピュータやタブレット端末、スマートフォンなどのデジタル機器を使用するアート/デザインワークは、グラフィックデザインやCG表現をはじめ、インターネットやメディア・アート分野にも欠かせない、すでに表現の中での標準的画材の1つでもある。表現や企画実践に必要な技術として、平面や画像素材の編集に広く使用されているソフトである、Adobeのイラストレーターおよびフォトショップの基礎の習得する。

学習到着目標

コンピュータによる平面系デザイン制作で広く使われているソフト、Illustrator(イラストレーター)およびPhotoshop(フォトショップ)の基本操作方法を習得し、デザインによる情報発信力を身につける。また平面系のデザインワークの基礎を習得して、資料制作およびプレゼンテーションの行動力を身につける。

成績評価方法

中間制作課題1を25%、中間制作課題2を25%、最終制作課題を50%の割合で採点し、合計して評価する。

課題に対する
フィードバック方法

授業内容を理解し優れている作品を公開し、全員で共有しながら制作上のポイントについてフィードバックを行う。

アクティブ
ラーニング要素
□外部連携の課題解決型学習(協定あり) □ディスカッション・ディベート □グループワーク ■プレゼンテーション(発表) ■実習・実技・実験 □フィールドワーク ■リアクションペーパー
授業計画
授業項目・内容 / 各回の準備学修(予習・復習)について / 担当
1 内容

授業の進めかた、ソフトの概要について:Adobe社のPCソフト、Illustrator(イラストレーター/Ai)およびPhotoshop(フォトショップ/Ps)の概要と操作方法を説明する

予復習

初回の予習は不要だが、ソフトの説明や今後の授業全体の流れについて復習して2回目に臨むこと

担当
2 内容

「イラストレーター」その1~基本操作、レイヤーの概念:基本となるツールの操作方法について理解し、さらにAiおよびPsで重要となるレイヤーの概念と取り扱いについても習得する。

予復習

レイヤーの取り扱いについて復習しておくこと

担当
3 内容

「イラストレーター」その2~線の描画、図形の取り扱い:線による描画方法と、図形を描く際の注意事項、ポイントについて理解する。

予復習

線や図形の取り扱いについて復習しておくこと

担当
4 内容

「イラストレーター」その3~フォント、アウトラインの概念:絵や図以外のフォントの構成や文字調整を理解し、さらに重要となる文字のアウトライン化について習得する。

予復習

フォントの取り扱いについて復習しておくこと

担当
5 内容

「イラストレーター」その4~色の調整、グラデーションや影:無限に創作できる色彩をつくりだす方法と、さらに印刷物と画面上での色の違いである、CMYKとRGBの概念の差や調整事項について習得する。

予復習

色の調整について復習しておくこと

担当
6 内容

「イラストレーター」中間課題制作:これまでに習得したAiの技術や知識を用いた作品を制作する。制作の際にはこれまでのAiの復習として、理解が不足している部分補いながら重点的に身につける。

予復習

提出された作品を全員で見ながらポイントを復習

担当
7 内容

「フォトショップ」その1~基本操作、画像や写真の取り込み:写真や画像を取り扱うPsの基本となるツールの操作方法について理解する。AiとPsでは共通する項目も多いため、対比させながら習得する。

予復習

写真や画像の取り扱いについて慣れておくこと

担当
8 内容

「フォトショップ」その2~解像度、色調整、画像補正:画像解像度や画像の大きさを調整する方法、数値について理解する。

予復習

画像解像度の概念について復習しておくこと

担当
9 内容

「フォトショップ」その3~切り抜き、切り取り、合成:画像を切り抜いたり合成させたりする方法を習得し、複数の画像を交差させながら調整する取り扱い方法を理解する。

予復習

切り抜きや合成について復習しておくこと

担当
10 内容

「フォトショップ」基礎その4~高度な画像の加工:微細な部分調整や画像のエフェクトなど、Psでは高度な画像加工ができる機能があるが、その中から選択して必要なものを利用できるように理解を深める。

予復習

画像のエフェクトについて復習しておくこと

担当
11 内容

「フォトショップ」中間課題制作:これまでに習得したPsの技術や知識を用いた作品を制作する。制作の際にはこれまでのPsの復習として、理解が不足している部分補いながら重点的に身につける。

予復習

提出された作品を全員で見ながらポイントを復習

担当
12 内容

「イラストレーター」と「フォトショップ」の連携について:AiとPsは、相互に連携しながらデザインの作業を行うことができる特徴がある。その方法を理解し、具体的な操作方法や技術を身につける。

予復習

AiとPsの共通点について復習しておくこと

担当
13 内容

連携に関する技術の習得~画像の配置、データの書き出し:デジタル上で制作したデータは、そのまま利用する、印刷する、素材としてさらに制作に進むなどの段階がある。その際の注意事項やデータの取り扱いについて習得する。

予復習

データの取り扱いについて復習しておくこと

担当
14 内容

「イラストレーター」と「フォトショップ」を連携させた最終課題制作1:これまでに習得したAiおよびPsの技術や知識を用い、まとめとしての作品を制作する。制作の際には総復習として、理解が不足している部分補いながら重点的に身につける。

予復習

制作しながら、習得できていない技術を再理解する(準備学習4時間以上)

担当
15 内容

「イラストレーター」と「フォトショップ」を連携させた最終課題制作2、まとめ:これまでに習得したAiおよびPsの技術や知識を用い、まとめとしての作品を制作する。また確実に身につけておくべき知識や技術についての総復習を行う。

予復習

制作しながら、習得できていない技術を再理解する(準備学習4時間以上)

担当
16 内容
予復習
担当
準備学修
(予習・復習)時間

「各回の準備学修」項目を確認し、講義・演習は4時間(実技・実習は2時間)程度の予習・復習を奨励します。

デザインソフト操作の修得・理解のための練習が必要な場合はそれらに取り組み、常に授業内容の理解を深めるための学習時間が必要となる。

教科書

使用しない、そのつど関連プリントを配布します。

参考書・文献

『デザイナーズ ハンドブック―これだけは知っておきたいDTP・印刷の基礎知識』パイインターナショナル

『Illustrator&Photoshop 操作とデザインの教科書』技術評論社

履修条件

基本的なコンピュータ操作ができること。また保存ファイルやデータの取り扱いなどがわかること。

ICT活用 ■双方向型授業【実技を伴う授業のため、具体的なPCの操作方法について綿密にやり取りをしながら理解を深める】
■自主学習支援【GoogleクラスルームやEメールを活用し、資料配布や質問への回答を行う】
実務経験
備考