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文化調査法
榊原 直樹
大学名 清泉女学院大学
学部・学科 文化学科 専門教育科目
開講キャンバス 上野 授業形態 演習
履修区分 選択 単位数 2単位
配当年次 2年 開講期
授業の概要

演習形式の授業形態により、本講義では様々な文化について比較・検討するための手法として、自治体などが公開する統計情報や、アンケートなどによって収集したデータなどの分析方法を解説する。統計分析の手法やツールの使い方ではなく、「統計を使うことの意味や考え方」を、「物語作りと統計の共通性からの感覚的な理解」と「実際の活用事例をトレースする体験的な理解」の両側面から学ぶ。1.プロセスから統計を理解し、表現手法としての統計の使い方を身につける。2.活用事例に沿ったシチュエーションでの統計の体験を通じて、統計を使う感覚を身につける。3.統計を使う上でのルールなどを、基礎知識を体系的に理解する。4.活用事例や演習課題を通じて、統計の使い方、必要性を体験的に理解する。5.統計の考え方、プロセスを学び専門知識を学ぶための土台を培う。

学習到着目標

7つの力の内、課題発見力とコミュニケーション力を育む。

成績評価方法

授業中に出題する演習課題 70% 最終レポート 30%

課題に対する
フィードバック方法

データ共有のサイトを用意するので、それを通じてフィードバックを行う。

アクティブ
ラーニング要素
□外部連携の課題解決型学習(協定あり) ■ディスカッション・ディベート ■グループワーク ■プレゼンテーション(発表) ■実習・実技・実験 □フィールドワーク □リアクションペーパー
授業計画
授業項目・内容 / 各回の準備学修(予習・復習)について / 担当
1 内容

オリエンテーション

□この授業の目的について理解する □統計と想像する力(考える力)の関係について理解する □情報を整理・構築して、物語を作る流れを体験する

予復習

予習復習は合わせて4時間を目処に行うこと。

教科書 P.1~14を予習。

授業範囲の復習を行う。

担当
2 内容

データを物語る「統計」①テーマを決める

統計の起点となる気づきや問題意識を得る方法を学ぶ。統計の目的・テーマを言語化する必要性を理解する。

予復習

教科書 P.15~28を予習。

授業範囲の復習を行う。

担当
3 内容

データを物語る「統計」②物語の素材集め~プランニング

統計・分析の基本計画としてのプランのつくり方を学ぶ。プランで明確になった必要な情報・データの収集法法を学ぶ。背景情報の整理と視覚表現の方法を学ぶ

予復習

教科書 P.29~51を予習。

授業範囲の復習を行う。

担当
4 内容

データを物語る「統計」③クライマックス

分析の基本的な考え方と結果の意味づけ(考察)について学ぶ。背景や問題意識から結果までを、わかりやすくまとめる方法を学ぶ。

予復習

教科書 P.52~59を予習。

授業範囲の復習を行う。

担当
5 内容

データを物語る「統計」④ストーリーをまとめる

統計の分析結果・考察を報告することの必要性について学ぶ

予復習

教科書 P.60~70を予習。

授業範囲の復習を行う。

担当
6 内容

統計の活用事例に学ぶ①

顧客データの統計的記述から特性を分析する。気象条件との相関を分析し、販売戦略を検討する。

予復習

教科書 P.71~99を予習。

授業範囲の復習を行う。

担当
7 内容

統計の活用事例に学ぶ②

サンプリング検査による品質の統計的推定。標本調査と検定。

予復習

教科書 P.100~123を予習。

授業範囲の復習を行う。

担当
8 内容

統計の活用事例に学ぶ③

統計を使ったクロスマーチャンダイジングの検証。相関関係/分散分析。

予復習

教科書 P.124~136を予習。

授業範囲の復習を行う。

担当
9 内容

真面目な統計の話し①

データを数値やグラフで要約する。ばらつきの大きさや格差を測る指標。

予復習

教科書 P.137~159を予習。

授業範囲の復習を行う。

担当
10 内容

真面目な統計の話し②

出来事を確率で考える。確率の考え方。

予復習

教科書 P.160~173を予習。

授業範囲の復習を行う。

担当
11 内容

真面目な統計の話し③

一部から全体を推測する。データから関係を探る。

予復習

教科書 P.174~208を予習。

授業範囲の復習を行う。

担当
12 内容

統計力チャレンジ①

公的統計を使って、都市計画に挑戦。

予復習

教科書 P.209~212を予習。

授業範囲の復習を行う。

担当
13 内容

統計力チャレンジ②

作物統計から農業の現状を把握する。リスク×利益で統計的な経営判断。

予復習

教科書 P.216~218を予習。

授業範囲の復習を行う。

担当
14 内容

統計力チャレンジ③

アンケートの統計分析で教育効果を測定。

予復習

教科書 P.227~232を予習。

授業範囲の復習を行う。

担当
15 内容

まとめ

統計を「学ぶ」あなたへ。より統計をしっかり理解する、使いこなすための方向性の示唆。

予復習

教科書 P.233~236及びP.244~245を予習。

授業範囲の復習を行う。準備学習4時間以上

担当
16 内容
予復習
担当
準備学修
(予習・復習)時間

「各回の準備学修」項目を確認し、講義・演習は4時間(実技・実習は2時間)程度の予習・復習を奨励します。

教科書

活用事例でわかる!統計リテラシー ~数学が苦手でも大丈夫!~ noa出版

参考書・文献

随時紹介する。

履修条件

特に無し。Excelの基本的な操作方法を習得していると望ましい。

ICT活用 ■自主学習支援【LMSを用いた教材の提供】
実務経験 ■実務経験の内容【企業において統計を用いたマーケティング業務に従事。】
備考

2022年度生まで