30512
生涯学習概論
竹下 多美
大学名 清泉女学院大学
学部・学科 文化学科 専門教育科目
開講キャンバス 上野 授業形態 講義
履修区分 選択 単位数 2単位
配当年次 1年 開講期
授業の概要

身近な社会教育施設である博物館及び図書館は、あらゆる人に対して、生涯各期を通じて多様な学習支援を行う施設として、益々その重要性が認識されている。本科目では、生涯学習論や生涯学習支援者の役割等を理解するとともに、博物館及び図書館における生涯学習について基礎的な知識を習得する。

学習到着目標

生涯学習及び社会教育の本質と意義を理解し、生涯学習に関する制度・行政・施策、及び家庭教育・学校教育・社会教育等との関連、また専門的職員の役割、学習活動への支援等についての理解に関する基礎的能力を養う。併せて数回のグループワークにおいて、生涯学習支援者に必要なコミュニケーション力の向上と企画立案力の習得を目指す。

成績評価方法

【1】グループワークシート20%、【2】ワークショップレポート50%、【3】生涯学習支援事業のグループワークシート20%、グループ内の取り組み10%。

課題に対する
フィードバック方法

第15回の講義内でレポート【2】及びグループワークシート【1】【3】について講評する。

アクティブ
ラーニング要素
■外部連携の課題解決型学習(協定あり) ■ディスカッション・ディベート ■グループワーク ■プレゼンテーション(発表) □実習・実技・実験 □フィールドワーク □リアクションペーパー
授業計画
授業項目・内容 / 各回の準備学修(予習・復習)について / 担当
1 内容

講義:授業概要・グループワーク

多様な生涯学習支援施設を知るとともに、生涯学習概論を学習する必要性について理解する。

予復習

事前に博物館・公民館のHPやチラシなどで生涯学習支援事業についていくつか目を通しておくこと。

担当
2 内容

講義・ワーク:生涯学習の概念

各自選んだチラシ・HPの発表。生涯学習の概念を理解する。自己の生涯学習ポールについて分析する。

予復習

予習として教科書第Ⅰ章‐1(1)を読んでおくこと。

担当
3 内容

講義:世界の生涯学習論

第2回ワークまとめ。世界における生涯学習論を学ぶ。

予復習

予習として教科書第Ⅰ章‐1(2)~2を読んでおくこと。

担当
4 内容

講義:日本の生涯学習論

日本における生涯学習論の展開について学ぶ。

予復習

予習として教科書第Ⅰ章‐3~4を読んでおくこと。

担当
5 内容

講義・グループワーク【1】:生涯学習における行政支援

生涯学習における行政の役割について理解する。また、グループワークにより生涯学習について理解を深める。

予復習

予習として教科書第Ⅰ章‐3~4を読んでおくこと。第6回のグループワークに備えて、第2~5回の講義を復習しておくこと。

担当
6 内容

グループワーク発表【1】

第5回グループワークの発表

予復習

ワークシート【1】作成。

担当
7 内容

講義:生涯学習振興行政

日本における生涯学習振興について学ぶ。

予復習

予習として教科書第Ⅱ章を読んでおくこと。

担当
8 内容

講義:生涯学習における学習課題

生涯学習における学習課題について知る。

予復習

予習として教科書第Ⅳ章1~2を読んでおくこと。

担当
9 内容

講義:生涯各期の学習課題

生涯各期における学びの特性を知る。

予復習

予習として教科書第Ⅳ章3~4を読んでおくこと。

担当
10 内容

講義:生涯学習の支援方法

生涯学習の方法及び支援方法について理解する。

予復習

予習として教科書第Ⅴ章を読んでおくこと。

担当
11 内容

講義:男女共同参画社会について

生涯学習を推進する男女共同参画社会やワークライフバランスについて理解する。

予復習

予習として第10回で配布する資料を読んでおくこと。

担当
12 内容

外部講師によるワークショップ【2】:人生100年時代における学びについて(シニア大)

生涯学習支援施設の運営者及び利用者(シニア世代)とワークショップ【2】を行う。

予復習

レポート【2】作成。

担当
13 内容

グループワーク【3】:生涯学習支援事業の開発①

生涯学習支援事業について知り、グループワークにより生涯学習支援事業を企画する。

予復習

ワークシート【3】作成。

担当
14 内容

グループワーク【3】:生涯学習支援事業の開発②

相互アドバイスによるプログラムの再考。

予復習

ワークシート【3】作成。

担当
15 内容

グループワーク発表【3】:生涯学習支援事業の発表及び講評

生涯学習支援プログラムの発表。レポート【2】の返却及び講評。

予復習

第15回の振り返り。

担当
16 内容
予復習
担当
準備学修
(予習・復習)時間

「各回の準備学修」項目を確認し、予習・復習を実施すること。

教科書

鈴木眞理・馬場祐次郎・薬袋秀樹編著『生涯学習概論』樹村房、2014年。

参考書・文献

佐藤晴雄『生涯学習概論(第2次改訂版)』学陽書房、2020年。

履修条件

特になし

ICT活用
実務経験 ■実務経験の内容【宝物館・美術館・博物館に勤務経験あり。博物館は現職。】
■所持している業務関連資格【生涯学習コーディネーター】
備考

ワークショップは都合で実施回が変更及び中止になることがある。変更になる場合は事前に通知する。