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専門基礎演習C(小泉)
小泉 真理
大学名 清泉女学院大学
学部・学科 文化学科 専門教育科目
開講キャンバス 上野 授業形態 演習
履修区分 必修 単位数 4単位
配当年次 3年 開講期 通年
授業の概要

この科目は文献研究と実践的研究を行いながら、卒業研究に向けて動きだすことを目的としている。前期の授業では、文化人類学的視点から人間社会の多様性や普遍性を学び、「人間とは何か?」を考えていく。そして、人間と文化の関係性の中で現代社会にみる様々な課題を理解し、課題解決に向けた文化の可能性を考えていく。そして後期の授業では、自らの研究テーマを設定して先行研究を調べ、研究計画を立てる。

学習到着目標

「人間」という存在を「文化」という視点で論理的に語る力を高め、現代社会の当たり前の日常の中にある課題を発見する力を修得する。加えて、研究テーマの設定や研究計画の立案において課題発見力と論理的思考力を磨く。

成績評価方法

発表・リポート(50%)、個人研究計画書(20%)、授業への参加度(30%)

課題に対する
フィードバック方法

授業内の発表に対しては、ピアレビューと講師の講評を行い、リポート及び研究計画に対しては講師がコメントして返却する。

7つの力ルーブリックアンケートを用いて、自身の学修目標の到達状況について自己評価を行う。

アクティブ
ラーニング要素
□外部連携の課題解決型学習(協定あり) ■ディスカッション・ディベート ■グループワーク ■プレゼンテーション(発表) □実習・実技・実験 ■フィールドワーク □リアクションペーパー
授業計画
授業項目・内容 / 各回の準備学修(予習・復習)について / 担当
1 内容

ガイダンス

授業テーマ、授業の進め方、授業スケジュールの説明する。

予復習

予習:シラバス内容を読んでおく。

復習:第1回の授業内容を振り返る。

担当
2 内容

「人間とは何か」

人間の起源について考え、話し合う。

予復習

予習:教科書の指定箇所を読み、該当者はレジメを作成する(準備学習4時間程度)。

復習:第2回の授業内容を振り返る。

担当
3 内容

「人間とは何か」

人間らしさとしての文化について考え、話し合う。

予復習

予習:教科書の指定箇所を読み、該当者はレジメを作成する(準備学習4時間程度)。

復習:第3回の授業内容を振り返る。

担当
4 内容

「人間とは何か」

人間が生きていた歴史を振り返り、話し合う。

予復習

予習:教科書の指定箇所を読み、該当者はレジメを作成する(準備学習4時間程度)。

復習:第4回の授業内容を振り返る。

担当
5 内容

「人間とは何か」

現代社会の問題や課題を理解し、文化の役割について話し合う。

予復習

予習:教科書の指定箇所を読み、該当者はレジメを作成する(準備学習4時間程度)。

復習:第5回の授業内容を振り返る。

担当
6 内容

フィールドワークの準備

人間の日常を文化人類学的フィールドワークについて理解し、調査内容を明確にする。

予復習

予習:配布資料を読み、調査フィールドについて調べておく。

復習:第6回の授業内容を振り返る。

担当
7 内容

フィールドワークの実施と報告

フィードワークの結果をまとめて発表する。

予復習

予習:報告まとめと発表の準備をする(準備学習4時間程度)。

復習:第7回の授業内容を振り返る。

担当
8 内容

中間まとめ

人間と文化の関係について話し合い、秋学期にむけて研究テーマを探っていく。

予復習

予習:人間と文化の関係について自分の考えをまとめておく。

復習:第8回の授業内容を振り返る。

担当
9 内容

先行研究の収集と分析(1)

学生が選択した先行研究を輪読し、研究テーマについて話し合う。

予復習

予習:課題論文を読み、該当者はレジメを準備する(準備学習4時間程度)。

復習:第9回の授業内容を振り返る。

担当
10 内容

先行研究の収集と分析(2)

学生が選択した先行研究を輪読し、研究テーマについて話し合う。

予復習

予習:課題論文を読み、該当者はレジメを準備する(準備学習4時間程度)。

復習:第10回の授業内容を振り返る。

担当
11 内容

研究のテーマ設定

各自研究テーマ案を発表し、研究の可能性について話し合う。

予復習

予習:研究テーマを具体的に考えておく。

復習:第11回の授業内容を振り返る。

担当
12 内容

研究のアプローチ

研究の方向性やアプローチについて、先行研究を参考に考える。

予復習

予習:研究アプローチについて自分なりの考えをまとめておく(準備学習4時間程度)。

復習:第12回の授業内容を振り返る。

担当
13 内容

個人研究計画書の作成(1)

研究の進め方と研究計画の立て方を理解する。

予復習

予習:配布資料を読んでおく。

復習:第13回の授業内容を振り返る。

担当
14 内容

個人研究計画書の作成(2)

研究目的、課題、研究方法を明確にし、研究計画を立てる。

予復習

予習:研究計画(案)を作成しておく(準備学習4時間程度)。

復習:第14回の授業内容を振り返る。

担当
15 内容

まとめ

授業を振り返り、研究計画に沿った今後(春休み中)の準備を確認する。

7つの力ルーブリックアンケートを行う。

予復習

予習:全ての授業について振り返っておく。

復習:今後の研究の行程を確認する。

担当
16 内容
予復習
担当
準備学修
(予習・復習)時間

「各回の準備学修」項目を確認し、講義・演習は4時間(実技・実習は2時間)程度の予習・復習を奨励します。

教科書

春学期: ジャレド・ダイヤモンド著 『若い読者のための 第三のチンパンジ―』(草思社文庫)

秋学期: 河野哲也著 『リポート・論文の書き方入門』(慶應義塾大学出版会)、戸田山和久著『新版 論文の教室』(NHK ブックス)

参考書・文献

適宜、授業内で紹介する。

履修条件
ICT活用
実務経験
備考