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専門基礎演習E(村尾)
村尾 静二
大学名 清泉女学院大学
学部・学科 文化学科 専門教育科目
開講キャンバス 上野 授業形態 演習
履修区分 必修 単位数 4単位
配当年次 3年 開講期 通年
授業の概要

3年次より2年間、演習形式の授業を通して卒業研究を行い、その成果を卒業論文にまとめる。まず3年次に、①文献研究(文献読解、文献リストの作成)と②実践研究(映像を活用したフィールドワーク、調査データの扱い方)について学び、③自身の研究テーマを明確にする。そして4年次には、④学術論文の執筆方法について学び、⑤自身の研究テーマについて考察をかさね、その成果を卒業論文にまとめあげる。なお、本授業は「人類学・日本文化研究」をテーマとする。国際化が進む現代社会を背景に、日本文化の形成と伝承の社会的仕組み、そこから新たに創造される文化や地域社会についてグローバルに考察し、文化を多角的にとらえる視点を習得する。さらに、その視点をもとに自身の関心と社会の課題に応える文化政策を立案・提案する方法を習得する。

学習到着目標

3年次の目標は、自身の学問的関心に応じた基本文献の読解、文献リストの作成、フィールドワーク体験を通して、自身の研究テーマを明確にし、人類学・日本文化研究の理論的枠組みを基礎に卒業論文を構想することにある。

成績評価方法

授業内における課題(40%)、議論等への積極性(20%)、期末提出課題(40%)

課題に対する
フィードバック方法

研究テーマの設定に向けて、各自が積極的に学習を進めること。添削やディスカッションにより適宜フィードバックを行う。7つの力ルーブリックアンケートを用いて、自身の学習目標の到達状況について自己評価を行う。

アクティブ
ラーニング要素
□外部連携の課題解決型学習(協定あり) ■ディスカッション・ディベート ■グループワーク ■プレゼンテーション(発表) □実習・実技・実験 ■フィールドワーク ■リアクションペーパー
授業計画
授業項目・内容 / 各回の準備学修(予習・復習)について / 担当
1 内容

人類学・日本文化研究の視座

授業の進め方、人類学・日本文化研究の理論的枠組みと方法論の概要について理解する

予復習

授業で学んだことをまとめる

担当
2 内容

文献研究①生活に織り込まれた文化的慣習・風習

文献読解、要約、議論を通して、人類学・日本文化研究の知識を多角的に習得する

予復習

指定された文献を読解、要約する

授業で学んだことをまとめる

担当
3 内容

文献研究②信仰のかたち-自然・神話・異界

文献読解、要約、議論を通して、人類学・日本文化研究の知識を多角的に習得する

予復習

指定された文献を読解、要約する

授業で学んだことをまとめる

担当
4 内容

文献研究③美と感性-遊び・民芸・芸術

文献読解、要約、議論を通して、人類学・日本文化研究の知識を多角的に習得する

予復習

指定された文献を読解、要約する

授業で学んだことをまとめる

担当
5 内容

文献研究④象徴としての身体-性・装飾・境界

文献読解、要約、議論を通して、人類学・日本文化研究の知識を多角的に習得する

予復習

指定された文献を読解、要約する

授業で学んだことをまとめる

担当
6 内容

文献研究⑤旅の文化学-紀行文学を読む

文献読解、要約、議論を通して、人類学・日本文化研究の知識を多角的に習得する

予復習

指定された文献を読解、要約する

授業で学んだことをまとめる

担当
7 内容

文献研究⑥環境と文化-風景と音のコスモロジー

文献読解、要約、議論を通して、人類学・日本文化研究の知識を多角的に習得する

予復習

指定された文献を読解、要約する

授業で学んだことをまとめる

担当
8 内容

実践研究(フィールドワーク)①

調査対象に関する文献を収集・読解し、フィールドワークの計画を立てる

予復習

調査対象に関する資料を読解、要約する

調査内容についてまとめる

担当
9 内容

実践研究(フィールドワーク)②

フィールドワークにより、インタビュー、データ収集、映像記録等について実践的に学ぶ

予復習

調査対象に関する資料を読解、要約する

調査内容についてまとめる

担当
10 内容

実践研究(フィールドワーク)③

フィールドワークの経験を振り返り、調査データを整理・分析し、報告書を作成する

予復習

調査対象に関する資料を読解、要約する

調査内容についてまとめる

担当
11 内容

文化学と映画①

映画理論・映画批評の基礎、映画を活用した文化学研究の理論的枠組みについて学ぶ

予復習

指定された文献を読解、要約する

授業で学んだことをまとめる

担当
12 内容

文化学と映画②

映画の視聴と議論により、文化学研究に映画を活用する方法について学ぶ(前半)

予復習

指定された文献を読解、要約する

授業で学んだことをまとめる

担当
13 内容

文化学と映画③

映画の視聴と議論により、文化学研究に映画を活用する方法について学ぶ(後半)

予復習

指定された文献を読解、要約する

授業で学んだことをまとめる

担当
14 内容

研究テーマの発表①

研究テーマを発表し、内容について検討する。そのうえで卒業論文の構想を練る(前半)

7つの力ルーブリックアンケートを行う

予復習

研究テーマをまとめ、パワーポイントによる発表を準備する

授業で学んだことをまとめる

担当
15 内容

研究テーマの発表②

研究テーマを発表し、内容について検討する。そのうえで卒業論文の構想を練る(後半)

7つの力ルーブリックアンケートを行う

予復習

研究テーマをまとめ、パワーポイントによる発表を準備する

授業で学んだことをまとめる

担当
16 内容
予復習
担当
準備学修
(予習・復習)時間

「各回の準備学修」項目を確認し、講義・演習は4時間(実技・実習は2時間)程度の予習・復習を奨励します。

教科書

適宜、資料を配布する。

参考書・文献

シャルル・フレジェ 『WILDER MANN (ワイルドマン)』 『YOKAI NO SHIMA (ヨウカイノシマ) 』青幻社、2013年、2016年。

伊藤俊治 『唐草抄 - 装飾文様生命誌』 ブックアンドデザイン、2022年。その他、授業中に文献リストを配布する。

履修条件

特になし。

ICT活用 ■自主学習支援【授業内容は Google Classroom でも共有する。 】
実務経験
備考