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専門応用演習D(川北)
川北 泰伸
大学名 清泉女学院大学
学部・学科 文化学科 専門教育科目
開講キャンバス 上野 授業形態 演習
履修区分 必修 単位数 2単位
配当年次 4年 開講期 通年
授業の概要

フィールドワークや行政・企業との共同研究プロジェクトを通して、行政学の視点から政策形成や政策実施を研究します。地域や社会における公的な問題を発見し、関係する行政や企業、地域住民をとらえ、「問題の本質とは何か」を議論しながら、実現可能性のある政策を提言することを目指します。なお、テーマは「まちづくり」や「公共政策」ですが、企業やビジネス、国際的なテーマも研究対象となります。4年次では卒業論文に取組みます。研究テーマの選定、研究方法の検討、研究計画の策定、研究の実施、論文の執筆、研究発表について、卒業論文の進捗状況に応じて学びながら、自分の主張したいことを、卒業論文を通して、表現していくことを目指します。

※受講生の関心に応じて授業計画を適宜修正する。

※産学官連携の状況に応じて実践的プロジェクトを行う可能性がある。

学習到着目標

課題発見力と論理的思考の獲得が目標である。課題発見力は、問題の本質を議論しながら検討できること、論理的思考では、自らの主張を論拠をもって展開し表現できることを目標とする。

成績評価方法

授業中の質疑応答や議論のパフォーマンス(50%)、期末課題(50%)

課題に対する
フィードバック方法

各回の授業で口頭でフィードバックする

アクティブ
ラーニング要素
■外部連携の課題解決型学習(協定あり) ■ディスカッション・ディベート □グループワーク □プレゼンテーション(発表) □実習・実技・実験 ■フィールドワーク ■リアクションペーパー
授業計画
授業項目・内容 / 各回の準備学修(予習・復習)について / 担当
1 内容

オリエンテーション

問題関心の共有を行い、授業の方向性を理解する。

予復習

卒論と就活とのバランスを検討し、学習計画をたてる(準備学習4時間)

担当
2 内容

研究テーマの方向性

研究テーマの妥当性について議論を行う。

予復習

テーマの妥当性について、論理的かつ批判的に考察して、1枚くらいにまとめてください(準備学習4時間)

担当
3 内容

研究テーマの設定①興味関心

各人の興味関心に基づいて研究テーマを選ぶ。

予復習

自分の興味関心について、論理的かつ批判的に考察して、1枚くらいにまとめてください(準備学習4時間)

担当
4 内容

研究テーマの設定②計画

選んだ研究テーマを基に、具体的な研究計画を立てる。

予復習

研究計画について、論理的かつ批判的に考察して、1枚くらいにまとめてください(準備学習4時間)

担当
5 内容

先行研究調査①調べる

テーマに関係する先行研究調査を行う。

予復習

先行研究について、論理的かつ批判的に考察して、1枚くらいにまとめてください(準備学習4時間)

担当
6 内容

先行研究調査②議論する

先行研究を踏まえて、研究すべき課題を議論する。

予復習

先行研究について、論理的かつ批判的に考察して、1枚くらいにまとめてください(準備学習4時間)

担当
7 内容

「問い」の設定

明らかにしたいことと、自分の主張を議論する。

予復習

自分の主張について、論理的かつ批判的に考察して、1枚くらいにまとめてください(準備学習4時間)

担当
8 内容

中間報告(研究計画)

作成した研究テーマと仮説について中間報告として発表を行う。

予復習

中間報告の準備をする(準備学習4時間)

担当
9 内容

研究①構想

全体の論文構想の妥当性を議論する。

予復習

論文の全体構想について、論理的かつ批判的に考察して、1枚くらいにまとめてください(準備学習4時間)

担当
10 内容

研究②分析枠組み

分析枠組みについて議論する。

予復習

分析枠組みについて、論理的かつ批判的に考察して、1枚くらいにまとめてください(準備学習4時間)

担当
11 内容

研究③現状把握

分析対象の説明や捉え方について議論する。

予復習

現状把握について、論理的かつ批判的に考察して、1枚くらいにまとめてください(準備学習4時間)

担当
12 内容

研究④書式

引用の仕方や脚注のルール、参考文献・参考資料・参考HPの取り扱いについて、注意点を確認する。

予復習

研究書式について、論理的かつ批判的に考察して、1枚くらいにまとめてください(準備学習4時間)

担当
13 内容

研究④考察

考察の内容について議論する。

予復習

考察について、論理的かつ批判的に考察して、1枚くらいにまとめてください(準備学習4時間)

担当
14 内容

論文執筆

原稿の最終チェックを行う。

予復習

論文を執筆する(準備学習4時間)

担当
15 内容

研究成果発表準備

プレゼンテーションや資料作成について、注意点を確認する。7つの力ルーブリックアンケートを行う。

予復習

プレゼンテーションの準備をする(準備学習4時間)

担当
16 内容
予復習
担当
準備学修
(予習・復習)時間

「各回の準備学修」項目を確認し、講義・演習は4時間(実技・実習は2時間)程度の予習・復習を奨励します。

授業の中で、卒業論文の進捗状況や論点・仮説・考察などを発表してもらいますので、報告の準備をしてください。

教科書

真山達志『政策形成の本質』成文堂、2001年、1800円。木下斉『まちづくり幻想』SBクリエイティブ、2021年。みずほ総合研究所『キーワードで読み解く地方創生』岩波書店、2018年。木下斉『稼ぐまちが地方を変える』NHK出版新書、2015年。山下祐介『地方創生の正体』ちくま新書、2015年。

参考書・文献

真渕勝『行政学(新版)』有斐閣、2020年。西尾勝『行政学(新版)』有斐閣、2001年。久米邦夫『政治学(補訂版)』有斐閣、2011年。佐藤尚之『ファンベース』ちくま新書、2018年。井口貢『観光文化と地元学』古今書院、2011年。原田宗彦『スポーツ地域マネジメント』学芸出版、2020年。

履修条件

文献を大量に読むことを要求します。「文化調査法」「文化調査論」「文化調査実習」「キャリアデベロップメント基礎」「インターンシップ」を履修すること。

ICT活用 ■自主学習支援【資料の共有など、必要に応じてグーグルクラスルームを活用する】
■遠隔授業【必要に応じて活用する場合がある。】
実務経験 ■実務経験の内容【広告代理店の企画営業職として4年間勤務し、地域の教育課題の解決に携わった。】
■所持している業務関連資格【日本評価学会認定評価士】
備考