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専門応用演習E(村尾)
村尾 静二
大学名 清泉女学院大学
学部・学科 文化学科 専門教育科目
開講キャンバス 上野 授業形態 演習
履修区分 必修 単位数 2単位
配当年次 4年 開講期 通年
授業の概要

3年次より2年間、演習形式の授業を通して卒業研究を行い、その成果を卒業論文にまとめあげる。4年次は、3年次に習得した課題(①文献研究-文献読解、文献リストの作成、②実践研究-フィールドワーク、調査データの扱い方、③研究テーマの設定)に基づき、新たに、④学術論文の書き方について学び、卒業論文の執筆に取り組む。受講生は順番に各章について発表し、ディスカッションを通して考察をかさね、適宜フィールドワークを行い調査データを充実させることにより、自身の研究テーマを卒業論文にまとめあげる。

学習到着目標

学術研究に求められる論理的思考能力と技能を習得することにより、卒業論文を完成し、研究成果の発表を行う。

成績評価方法

卒業研究への取り組み(20%)、研究成果としての卒業論文(80%)

課題に対する
フィードバック方法

卒業研究・卒業論文は大学での学習の集大成であり、各自が積極的に進めること。添削やディスカッションにより適宜フィードバックを行う。7つの力ルーブリックアンケートを用いて,自身の学修目標の到達状況について自己評価を行う。

アクティブ
ラーニング要素
□外部連携の課題解決型学習(協定あり) ■ディスカッション・ディベート □グループワーク ■プレゼンテーション(発表) □実習・実技・実験 ■フィールドワーク □リアクションペーパー
授業計画
授業項目・内容 / 各回の準備学修(予習・復習)について / 担当
1 内容

卒業研究・卒業論文とは何か

授業の進め方、卒業研究・卒業論文に求められる理論的枠組みと方法論について理解する

予復習

授業で学んだことをまとめる

担当
2 内容

学術論文の書き方①論文構成(目次)の検討

模範的な学術論文を参考にして、論文構成の仕組みについて理解する

予復習

卒業論文の構成について考え、執筆する

授業での学びをもとに卒業論文を執筆する

担当
3 内容

学術論文の書き方②論文構成(目次)の検討

自身の研究テーマに基づいて論文構成を作成し、卒業論文の全体像をつくる

予復習

卒業論文の構成について考え、執筆する

授業での学びをもとに卒業論文を執筆する

担当
4 内容

学術論文の書き方③序章(研究目的、問題の背景、研究の意義)の検討

模範的な学術論文を参考にして、序章の書き方について理解する

予復習

卒業論文の序章について考え、執筆する

授業での学びをもとに卒業論文を執筆する

担当
5 内容

学術論文の書き方④序章(研究目的、問題の背景、研究の意義)の検討

論文構成に基づいて序章を執筆し、発表・議論を通して内容の整合性を精査する

予復習

卒業論文の序章について考え、執筆する

授業での学びをもとに卒業論文を執筆する

担当
6 内容

学術論文の書き方⑤文献の検索方法、文献の要約方法

図書、学術論文、雑誌、新聞記事、インターネット等による文献の検索方法、要約方法、卒業論文における文献の使い方について理解する

予復習

論文における文献の扱い方について事前に調べる

授業での学びをもとに卒業論文を執筆する

担当
7 内容

中間報告会の実施

卒業論文の進捗状況を発表し、卒業論文完成までのスケジュールを確認する

予復習

中間報告の準備をする

授業での学びをもとに卒業論文を執筆する

担当
8 内容

フィールドワーク①事前準備

フィールドワークの方法論について学び、調査対象について事前に調べる

予復習

フィールドワークの調査対象について調べる

授業での学びをもとに卒業論文を執筆する

担当
9 内容

フィールドワーク②実施

フィールドワークを通して文化を理解する視点を実践的に学び、卒業論文の執筆に生かす

予復習

フィールドワークの調査対象について調べる

フィールドワークの成果をまとめる

担当
10 内容

卒業論文の完成に向けて①分析概念の検討

分析概念をもちいて事例を分析し、そこから新たな論点を導く方法について学ぶ

予復習

卒業論文の分析概念について考え、執筆する

授業での学びをもとに卒業論文を執筆する

担当
11 内容

卒業論文の完成に向けて②分析概念の検討

卒業論文の事例研究において柱となる分析概念の妥当性について検討する

予復習

卒業論文の分析概念について考え、執筆する

授業での学びをもとに卒業論文を執筆する

担当
12 内容

卒業論文の完成に向けて③結論の検討

結論の書き方について学び、執筆と議論を通して結論の妥当性について検討する

予復習

卒業論文の結論を執筆する

授業での学びをもとに卒業論文を執筆する

担当
13 内容

卒業論文の完成に向けて④図表の作成、論文の体裁の検討

文章・図表・画像を有機的に配置し、卒業論文の体裁を整える

予復習

図表の作成、画像の準備を事前に行う

授業での学びをもとに卒業論文を執筆する

担当
14 内容

卒業論文の完成に向けて⑤校正作業についての検討

原稿の読み直しと修正作業を通して、論文の執筆における校正の重要性について学ぶ

予復習

卒業論文を校正する

授業での学びをもとに卒業論文を執筆する

担当
15 内容

研究成果発表会①

卒業論文を完成、発表し、その内容について講評・評価する(前半)

7つの力ルーブリックアンケートを行う

予復習

発表の準備をする

研究成果発表会での議論をもとに卒業論文を完成する

担当
16 内容

研究成果発表会②

卒業論文を完成、発表し、その内容について講評・評価する(後半)

7つの力ルーブリックアンケートを行う

予復習

発表の準備をする

研究成果発表会での議論をもとに卒業論文を完成する

担当
準備学修
(予習・復習)時間

「各回の準備学修」項目を確認し、講義・演習は4時間(実技・実習は2時間)程度の予習・復習を奨励します。

教科書

適宜、資料を配布する。

参考書・文献

柳田国男 『新版−遠野物語』『日本の祭』『新訂−妖怪談義』ほか 角川学芸出版。

ミランダ・ブルース=ミットフォード 『サイン・シンボル大図鑑』三星堂、2010年。

履修条件

3年次配当科目「専門基礎演習(村尾)」の単位を取得済みであること。

ICT活用 ■自主学習支援【授業内容は Google Classroom でも共有する。 】
実務経験
備考