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文化学研究法
村尾 静二
大学名 清泉女学院大学
学部・学科 文化学科 専門教育科目
開講キャンバス 上野 授業形態 演習
履修区分 必修 単位数 2単位
配当年次 3年 開講期
授業の概要

卒業論文の作成に求められる研究作法の基礎を習得する。専門科目の授業では、専門的な知識の習得が中心であるのに対し、本授業ではその基礎となる、研究すること、学術論文を読むこと・書くことについて、理論的考察と実習を通して学ぶ。具体的には、徹底的に先行研究を調べ、そこから新たな問いを導き、妥当性を持って議論を展開するという学術論文執筆の各プロセスを学ぶことにより、次年度において本格的に取り組むことになる卒業論文とは何かを明確に理解し、心構えを築く。それは大学生として獲得すべきアカデミックスキルについて総合的に理解することでもある。

学習到着目標

研究課題の立案と論理的思考の獲得を目標とする。研究課題の立案とは、先行研究や問題の背景を多角的に調べることにより研究課題を導く力のこと、論理的思考とは、研究課題を自分の意見・主張に基づいてを論理的に展開・説明できる能力のことをいう。そのうえで、卒業論文の作成に求められるアカデミックスキルを総合的に理解する。

成績評価方法

各回課題(40%)、議論等への積極性(20%)、期末提出課題(40%)

課題に対する
フィードバック方法

リアクションペーパーについては授業内で回答する。議論に使うこともある。

アクティブ
ラーニング要素
□外部連携の課題解決型学習(協定あり) □ディスカッション・ディベート ■グループワーク ■プレゼンテーション(発表) □実習・実技・実験 □フィールドワーク ■リアクションペーパー
授業計画
授業項目・内容 / 各回の準備学修(予習・復習)について / 担当
1 内容

オリエンテーション

卒業論文とは何かを理解する

予復習

授業で学んだことをまとめる

担当
2 内容

ゼミでの学び方

議論の仕方、意見の出し方、自主ゼミ(勉強会)の開き方について理解する

予復習

教科書の指定された頁を予習、要約する

授業で学んだことをまとめる

担当
3 内容

研究の進め方①

問いの立て方と研究の倫理について理解する

予復習

教科書の指定された頁を予習、要約する

授業で学んだことをまとめる

担当
4 内容

研究の進め方②

先行研究の読み方について理解する

予復習

教科書の指定された頁を予習、要約する

授業で学んだことをまとめる

担当
5 内容

研究の進め方③

研究計画書の書き方について理解する

予復習

教科書の指定された頁を予習、要約する

授業で学んだことをまとめる

担当
6 内容

卒業論文の書き進め方①

学術論文の構成について理解する

予復習

教科書の指定された頁を予習、要約する

授業で学んだことをまとめる

担当
7 内容

卒業論文の書き進め方②

研究目的の書き方について理解する

予復習

教科書の指定された頁を予習、要約する

授業で学んだことをまとめる

担当
8 内容

卒業論文の書き進め方③

論理的な展開の仕方について理解する

予復習

教科書の指定された頁を予習、要約する

授業で学んだことをまとめる

担当
9 内容

研究の方法①

アンケート調査、インタビュー調査の方法について理解する

予復習

教科書の指定された頁を予習、要約する

授業で学んだことをまとめる

担当
10 内容

研究の方法②

行動観察、フィールドワークの方法について理解する

予復習

教科書の指定された頁を予習、要約する

授業で学んだことをまとめる

担当
11 内容

論文を書く際の決まりごと①

引用の仕方について理解する

予復習

教科書の指定された頁を予習、要約する

授業で学んだことをまとめる

担当
12 内容

論文を書く際の決まりごと②

専門用語の定義の仕方について理解する 

予復習

教科書の指定された頁を予習、要約する

授業で学んだことをまとめる

担当
13 内容

文献の集め方①

文献の探し方、活用方法について理解する

予復習

教科書の指定された頁を予習、要約する

授業で学んだことをまとめる

担当
14 内容

文献の集め方②

新聞記事、公的資料の探し方、活用方法について理解する

予復習

教科書の指定された頁を予習、要約する

授業で学んだことをまとめる

担当
15 内容

まとめ

研究計画書を作成・発表する

予復習

授業全体を復習する

担当
16 内容
予復習
担当
準備学修
(予習・復習)時間

「各回の準備学修」項目を確認し、講義・演習は4時間(実技・実習は2時間)程度の予習・復習を奨励します。

教科書

戸田山和久『最新版 論文の教室: レポートから卒論まで 』(NHKブックス) NHK出版、2022年。

参考書・文献

白井利明・高橋一郎『よくわかる卒論の書き方 [第2版]』 ミネルヴァ書房、2013年。

その他、授業中に文献リストを配布する。

履修条件

特になし。

ICT活用 ■自主学習支援【授業内容は Google Classroom でも共有する。 】
実務経験
備考