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看護理論:人と環境の相互作用
舟島 なをみ
大学名 清泉女学院大学
学部・学科 看護学科 専門教育科目
開講キャンバス 東口 授業形態 講義
履修区分 必修 単位数 2単位
配当年次 1年 開講期
授業の概要

看護学の概念枠組みを創り、実践の基礎となる看護理論を理解するために、理論とは何か、看護理論の成り立ち、看護学の知識構築と役割、理論と実践と研究の関わりを学ぶ。

看護で取り上げられる頻度の高い理論家とその理論として、ナイチンゲールの看護理論、ヘンダーソンの人間のニードと看護の機能、キングの目標達成理論、オレムのセルフケア論、ロイの適応看護モデルなど、それぞれの理論(家)の前提となっている人・環境・健康および看護に焦点をあて、看護のパラダイムの成り立ちと看護実践への応用を学習する。 

これらの学習方法として、講義とアクティブラーニングを並進させ、アクティブラーニングに必要な学習者としての行動や態度を学ぶ。

学習到着目標

1)看護理論を理解し、とりあげる理論の人・健康・環境(社会)・看護の前提を学ぶ。2)理論の中で人と環境の相互作用を捉えているか学び、看護実践への応用を説明できる。

成績評価方法

教場レポート(40%)最終レポート提出(20%)グループワークへの参加態度と成果発表(40%)

課題に対する
フィードバック方法

クループワークの途中で確認し、コメントをする。また、グループ発表とレポートは、グループ、個人を対象に評価しコメントする。

アクティブ
ラーニング要素
□外部連携の課題解決型学習(協定あり) ■ディスカッション・ディベート ■グループワーク ■プレゼンテーション(発表) □実習・実技・実験 □フィールドワーク ■リアクションペーパー
授業計画
授業項目・内容 / 各回の準備学修(予習・復習)について / 担当
1 内容

授業「看護理論」の概要

予復習

看護学概論の教科書:看護とは・看護学とはの指定箇所(14頁から47頁)を熟読(準備時間1時間以上)

担当
2 内容

看護学と看護理論

看護学を構成する重要概念:人と環境の相互作用

予復習

教科書の指定箇所を熟読

担当
3 内容

看護理論の定義、開発過程、看護理論の機能、看護理論の種類

予復習

教科書の指定箇所を熟読

担当
4 内容

現代看護の礎としてのフローレンス・ナイチンゲールの看護論

予復習

ナイチンゲールについて、指定教科書を熟読

担当
5 内容

バージニア・ヘンダーソンの看護論とニードのアセスメント

予復習

ヘンダーソンについての指定資料を熟読

担当
6 内容

アイモジン・キングの目標達成理論と看護実践への適用

予復習

キングについての指定資料を熟読

担当
7 内容

カリスタ・ロイのロイ適応看護モデル

予復習

ロイについての指定資料を熟読

担当
8 内容

ドロセア・オレムのセルフケア論と看護実践

予復習

オレムについての指定資料を熟読

担当
9 内容

パトリシア・ベナーの看護論・熟達モデル

予復習

ベナーについて指定資料を熟読

担当
10 内容

グループワーク(1)

予復習

各グループの課題について調べ学習および討議

(準備時間1時間以上)

担当
11 内容

グループワーク(2)

予復習

各グループの課題について調べ学習および討議

(準備時間1時間以上)

担当
12 内容

グループワーク(3)

予復習

各グループの課題について調べ学習および討議

(準備時間1時間以上)

担当
13 内容

グループ発表(1)

予復習

プレゼンテーションの準備および作成

(準備時間1時間以上)

担当
14 内容

グループ発表(2)

予復習

グループプレゼンテーションの資料作成

(準備時間1時間以上)

担当
15 内容

まとめと評価(教場レポート)

予復習

学習を通しての不明点の抽出と復習

(準備時間1時間以上)

担当
16 内容

最終レポート提出

予復習
担当
準備学修
(予習・復習)時間

「各回の準備学修」項目を確認し、講義・演習は4時間(実技・実習は2時間)程度の予習・復習を奨励します。

教科書

1.看護理論改訂第3版 看護理論21の理解と実践への応用 2.フロレンス・ナイチンゲール 看護覚え書き(新装版)本当の看護とそうでない看護 

3.ヴァージニア・ヘンダーソン 看護の基本となるもの 

参考書・文献

授業内で紹介

履修条件

特になし

ICT活用
実務経験
備考

授業項目の順序は入れ代わることがあるので注意しておくこと