41074
病態生理と治療・薬理Ⅲ
番場 誉・渡邉 智子・池野 一秀・山本 かおり
大学名 清泉女学院大学
学部・学科 看護学科 専門教育科目
開講キャンバス 東口 授業形態 講義
履修区分 必修 単位数 2単位
配当年次 2年 開講期
授業の概要

周産期・産科学、生殖器系の健康障害、小児期の内科的治療と薬理に関する基礎的知識を学習する。疾病の理解とともに、病態と回復過程におけるケアを含めて学ぶ。

学習到着目標

①胎児、新生児・幼児・小児と変化する時期のヒトの成長発達の生理と病態生理を理解し、児と保護者とを生物/心理/社会的に一体としてケアし支援できる基本的な知識を身につける。②女性の身体の発育やホルモンの働きを学び、女性の生涯健康についての知識を身につける。③妊娠、出産に伴う疾患や異常を理解し、適切な看護のあり方を考えられるようにする。

成績評価方法

学修理解度チェック:各回の最後に、形成的評価として授業内容の理解度チェックを行う(100%)

授業の参加度(20%)、定期試験(70%)、課題レポート(10%)

遅刻、欠席は理由を要する。

課題に対する
フィードバック方法

学修理解度チェックの評価において全体の80%に満たない項目については、翌回の冒頭(No4にあっては当日の最後)に修正講義を行う。(15分)

課題レポートに対してはコメントを記して返却する。

アクティブ
ラーニング要素
□外部連携の課題解決型学習(協定あり) ■ディスカッション・ディベート □グループワーク □プレゼンテーション(発表) □実習・実技・実験 □フィールドワーク ■リアクションペーパー
授業計画
授業項目・内容 / 各回の準備学修(予習・復習)について / 担当
1 内容

小児の感染症と呼吸器疾患の病態生理と、観察・ケアの要点

予復習

教科書の通読

自分自身の感染症や呼吸器疾患の病歴振り返り

担当

番場

2 内容

小児の免疫・アレルギー・膠原病の病態生理と、観察・ケアの要点

予復習

教科書の通読

自分自身の免疫・アレルギー・膠原病の病歴振り返り

担当

番場

3 内容

小児の消化器・神経・筋骨格・精神疾患の病態生理と、観察・ケアの要点

予復習

教科書の通読

自分自身の消化器・神経・筋骨格・精神疾患の病歴振り返り

担当

番場

4 内容

小児の外科疾患・眼疾患の病態生理と、観察・ケアの要点

予復習

教科書の通読

自分自身の外科疾患・眼疾患の病歴振り返り

担当

番場

5 内容

新生児の特徴と、この時期に特有の疾患を学ぶ

先天性の遺伝子疾患、代謝疾患について概説する

予復習

教科書の通読

疑問点の整理

担当

池野

6 内容

小児期の循環器疾患の症状とその生理的特徴を学ぶ

予復習

教科書の通読

前回の要点の記憶

担当

池野

7 内容

小児内分泌・代謝疾患の症状、検査所見と治療を学ぶ

小児期の血液疾患の症状、検査所見、治療を学ぶ

予復習

教科書の通読

前回の要点の記憶

担当

池野

8 内容

妊娠初期の異常

予復習

「母性看護の実践」3を読んで授業に臨む。

担当

渡邉

9 内容

妊娠期の異常

予復習

「母性看護の実践」3を読んで授業に臨む。

担当

渡邉

10 内容

分娩期の異常

予復習

「母性看護の実践」5を読んで授業に臨む。

担当

渡邉

11 内容

産褥期の異常

予復習

「母性看護の実践」8を読んで授業に臨む。

担当

渡邉

12 内容

生殖に関する生理

予復習

「概論・リプロダクティブヘルスと看護」6を読んで授業に臨む。

担当

山本

13 内容

生殖における健康問題①

月経異常、性感染症

予復習

「概論・リプロダクティブヘルスと看護」7を読んで授業に臨む。

担当

山本

14 内容

生殖における健康問題②

女性生殖器の腫瘍、更年期・老年期の健康問題

予復習

「概論・リプロダクティブヘルスと看護」7・9を読んで授業に臨む。(準備学習時間1時間)

担当

山本

15 内容

不妊症

予復習

「概論・リプロダクティブヘルスと看護」8を読んで授業に臨む。

担当

山本

16 内容

定期試験

予復習

準備時間4時間

担当
準備学修
(予習・復習)時間

「各回の準備学修」項目を確認し、講義・演習は4時間(実技・実習は2時間)程度の予習・復習を奨励します。

常に授業内容の理解を深めるための学習時間が必要になります。

教科書

小児看護学③、母性看護学①「概論・リプロダクティブヘルスと看護」、母性看護学②「母性看護の実践」(ナーシンググラフィカ)

参考書・文献

家庭の医学(主婦の友社)

他、適宜授業内で提示する。

履修条件

小児看護学概論の単位を取得していること。

ウイメンズヘルス看護学概論とウイメンズヘルス看護学演習Ⅰを履修していること。

ICT活用 ■遠隔授業【文書で理解が難しい部門は、動画を用いて解説する】
実務経験 ■実務経験の内容【病院、クリニック勤務(小児科、産婦人科)】
■所持している業務関連資格【医師】
備考

※助産学専攻科学内選抜を希望する場合には、本科目の成績評価で「良(B)」以上の取得が必須となる。(2020年度入学生から)