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病態生理と治療・薬理Ⅱ
原田 順和・斎藤 隆史・宮津 優・成田 淳
大学名 清泉女学院大学
学部・学科 看護学科 専門教育科目
開講キャンバス 東口 授業形態 講義
履修区分 必修 単位数 2単位
配当年次 2年 開講期
授業の概要

主に心臓・血管外科、消化器外科、呼吸器外科、消化器外科、泌尿器科、脳神経外科、神経内科、整形外科、で扱われるおもな疾患の治療について焦点をあて学習する。また、心臓・血管外科疾患、小児外科疾患、脳神経疾患では疾病の理解と平行してその病態と回復過程におけるケアを含めて学ぶ。とりわけ、心臓外科、消化器内科・外科系、脳神経疾患・外科系、リウマチおよび整形外科をとりあげて学ぶ。

学習到着目標

主な外科系疾患の治療について、その内容を理解する。また、特に先天奇形に基づく心臓疾患を中心に、その病態の理解、治療法を取り上げて学び、成人に達したのちも継続した医療が必要であることを理解する。脳神経疾患においては神経解剖並びに機能との関連を理解し、その機能障害に対応する疾病と看護を身に着ける。

成績評価方法

本授業への参加度(20%)、授業に対する感想の提出(20%)、定期試験(60%)とする。

課題に対する
フィードバック方法

定期試験に関する解説

アクティブ
ラーニング要素
□外部連携の課題解決型学習(協定あり) □ディスカッション・ディベート ■グループワーク □プレゼンテーション(発表) □実習・実技・実験 □フィールドワーク ■リアクションペーパー
授業計画
授業項目・内容 / 各回の準備学修(予習・復習)について / 担当
1 内容

心臓血管系疾患の理解に必要な病態生理と薬理・手術的治療

予復習

第1回の振り返りを行い、理解を深める。

担当

原田

2 内容

先天性心疾患の理解に必要な病態生理と薬理・手術的治療。小児の心疾患と成人移行に関する諸問題の理解

予復習

第2回の振り返りを行い、理解を深める。

担当

原田

3 内容

(消化器①)消化管の疾患に対する治療を学ぶ。がんに対する外科治療を学ぶ。

予復習

以下の箇所を読んで授業に臨む。

ナーシング・グラフィカ 疾病と治療 p77~

グラフィカ 病態生理学 p157~

担当

成田

4 内容

(消化器②)肝胆膵疾患に対する治療を学ぶ。嚥下に関して理解を深める。栄養に関しての理解を深める。

予復習

グラフィカ 疾病と治療 p95~

グラフィカ病態生理学p168~、p151~、p179~

担当

成田

5 内容

(乳腺・内分泌・腎・泌尿器)乳がんについて学ぶ。腎・泌尿器、甲状腺などの悪性疾患に関して学ぶ。

予復習

グラフィカ 疾病と治療p155~、p225p172p180

担当

成田

6 内容

(悪性腫瘍)悪性腫瘍に関しての理解を深める。悪性腫瘍に対する治療を学ぶ。緩和ケアを学ぶ。

予復習

グラフィカ 疾病と治療p80p92p124p141

グラフィカ 病態生理学 p72~

担当

成田

7 内容

(呼吸器)呼吸器疾患に対する外科治療を学ぶ。

(他)チーム医療、診療録、電子カルテ、クリティカルパスに関しての理解を深める。

予復習

グラフィカ 疾病と治療 p55~

グラフィカ 病態生理学 p102~

他 諸資料にて グラフィカ解剖生理学も適宜使用予定

担当

成田

8 内容

(整形外科①)骨粗鬆症の病態および関連する疾患を学ぶ。

予復習

グラフィカ 疾病と治療 p222~

担当

宮津

9 内容

(整形外科②)外傷の治療および合併症を学ぶ。

予復習

グラフィカ 疾病と治療p230~、p246~

担当

宮津

10 内容

(整形外科③)脊椎疾患の、関節リウマチの病態および治療を学ぶ。

予復習

グラフィカ 疾病と治療p247~、p304~

担当

宮津

11 内容

神経系の機能と解剖を学び、主に運動神経系、知覚神経系、自律神経系を理解する。そのうえで神経系疾患の病態を理解する。

予復習

グラフィカ:第1章 1,2,3,4,5,6 系統看護学第2章 A、B、C、E

担当

斎藤

12 内容

脳血管系ならびに脳循環代謝を学び、脳血管障害の病態生理とその診断治療法を理解する。

予復習

グラフィカ:第1章 8 第2章 1 系統看護学 第2章 D 第5章 A

担当

斎藤

13 内容

頭蓋内圧並びに頭蓋内圧亢進に関し理解し、そのうえで、脳腫瘍の病態生理、並びに脳腫瘍の種類とその診断、治療について学ぶ。また腫瘍とは何かを理解する。

予復習

グラフィカ:第1章 7 第2章 2 系統看護学 第2章 D 第5章 A

担当

斎藤

14 内容

脳脊髄液循環に関し学び、そのうえで頭部外傷、水頭症、中枢神経系感染症について、その病態と診断、治療を理解する。また感染予防と免疫に関し理解する。

予復習

グラフィカ:第2章 3,4,5 系統看護学 第2章 D 第5章 A

担当

斎藤

15 内容

脊椎・脊髄疾患、認知症、てんかんについてその病態生理を理解し、診断と治療法に関し学び、同時に脳高次機能障害に関し理解する。

予復習

グラフィカ:第2章 6,9,10 系統看護学 第3章 B 第5章 B、F、H、I

担当

斎藤

16 内容

試験

予復習

準備時間4時間以上

担当
準備学修
(予習・復習)時間

「各回の準備学修」項目を確認し、講義・演習は4時間(実技・実習は2時間)程度の予習・復習を奨励します。

常に授業内容の理解を深めるための学習時間が必要になります。

教科書

1.人体の構造と機能(1):解剖生理学 第4版  2.疾病の成り立ち(1):病態生理学 第5版  3.健康の回復と看護(4):脳・神経機能障害/感覚機能障害  4.系統看護学講座 専門分野Ⅱ成人看護学[7]:脳・神経 第15版 5.ナーシンググラフィカ 健康の回復と看護(7):疾病と治療 

参考書・文献

小児・成育循環器学 初版(診断と治療社 2018) 授業内で適宜資料を配布する。

履修条件
ICT活用
実務経験 ■実務経験の内容【病院勤務】
■所持している業務関連資格【医師】
備考