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基盤老年期看護学演習Ⅰ
石川 りみ子・大澤 智恵子
大学名 清泉女学院大学
学部・学科 看護学科 専門教育科目
開講キャンバス 東口 授業形態 演習
履修区分 必修 単位数 1単位
配当年次 2年 開講期
授業の概要

講義演習をとおして、老年期にある人の健やかな老いとその支援を学び、生活に焦点を当てた看護の方法の理解および技術を修得する。また、高齢者の発達的特徴と加齢による心身の変化と生活に及ぼす影響を理解し、機能低下をできるだけ予防し、健やかな老いとその人らしさを尊重した生活を支える支援方法と技術を修得する。

学習到着目標

1.老年期にある人の健やかな老いとその支援について述べることができる。2.老年期にある人の加齢に伴う心身の変化について述べることができる。3.老年期にある人の加齢に伴う心身の変化のアセスメントと生活支援について述べることができる。4.老年期にある人に特徴的な症状と看護について述べることができる。

成績評価方法

定期試験60%、課題レポート30%、演習中の課題取り組みへの参加度10%で総合的に評価

課題に対する
フィードバック方法

リフレクションシートを毎回配布し、疑問点や要望等の記載内容に応じてコメントを返す。課題レポートに対してはコメント・振り返りを行う。

アクティブ
ラーニング要素
□外部連携の課題解決型学習(協定あり) ■ディスカッション・ディベート ■グループワーク ■プレゼンテーション(発表) ■実習・実技・実験 □フィールドワーク ■リアクションペーパー
授業計画
授業項目・内容 / 各回の準備学修(予習・復習)について / 担当
1 内容

加齢による変化とフィジカルアセスメント:呼吸・循環・体温  高齢者の呼吸の特徴と呼吸機能に影響する要因・呼吸機能のアセスメント、循環機能の変化・循環機能のアセスメントおよび体温調節機能・体温調節機能低下に伴う身体への影響を理解する。

予復習

予習:教科書の該当ページならびに巻末の評価スケールを事前に見ておく

復習:学修したことを振り返る(準備時間1時間以上)

担当

石川・大澤

2 内容

加齢による変化とフィジカルアセスメント: 食事    症状と看護:摂食・嚥下障害、脱水、低栄養   高齢者の食事・摂食機能の特徴と影響する要因を学び、摂食・嚥下障害、脱水、低栄養の症状及びアセスメントと看護を理解する。

予復習

予習:該当ページを読んでおく

復習:高齢者の食事と影響する要因、特徴的な症状と看護について学んだことを振り返る

担当

石川・大澤

3 内容

加齢による変化とフィジカルアセスメント: 排泄   症状と看護:尿失禁、便秘・下痢

高齢者の排泄の特徴と影響する要因を学び、尿失禁、便秘・下痢の症状及び看護を理解する。

予復習

予習:該当ページを読んでおく

復習:高齢者の排泄と影響する要因、特徴的な症状と看護について学んだことを振り返る

担当

石川・大澤

4 内容

加齢による変化とフィジカルアセスメント: 清潔 症状と看護:皮膚掻痒感、褥瘡、痛み      高齢者における清潔の特徴と影響する要因を学び、皮膚掻痒感、褥瘡、痛みの症状及び看護を理解する。

予復習

予習:該当ページを読んでおく

復習:高齢者の清潔と影響する要因、特徴的な症状と看護について学んだことを振り返る

担当

大澤・石川

5 内容

加齢による変化とフィジカルアセスメント: 睡眠・性  症状と看護:睡眠・性

高齢者の睡眠の特徴と影響する要因・不眠が生活に及ぼす影響及び睡眠のアセスメントと看護を理解する。また、加齢による性の変化及びアセスメントと看護を理解する。

予復習

予習:該当ページを読んでおく

復習:加齢に伴う心身の変化が生活に影響する事柄と看護について学んだことを振り返る

担当

大澤・石川

6 内容

加齢による変化とフィジカルアセスメント: コミュニケーション  症状と看護:感覚機能障害(視覚・聴覚、うつ・せん妄) 高齢者のコミュニケーション(感覚機能障害・うつ・せん妄)の特徴と影響する要因及びアセスメントと看護を理解する。

予復習

予習:該当ページを読んでおく

復習:高齢者のコミュニケーションに影響する事柄とその看護について学んだことを振り返る

担当

大澤・石川

7 内容

加齢による変化とフィジカルアセスメント: 動作と移動 症状と看護:歩行障害、寝たきり、転倒 高齢者における動作と行動の特徴と影響する要因を学び、歩行障害、寝たきり、転倒のアセスメントと看護を理解する。

予復習

予習:該当ページを読んでおく

復習:高齢者の動作と行動に影響する要因、特徴的な症状と看護について学んだことを振り返る

担当

大澤・石川

8 内容

高齢者の総合的なアセスメント:評価スケールの活用①

高齢者をアセスメントするための評価スケールの内容とそれぞれの目的・特徴を理解する。HDS-Rスケールを使用したアセスメントの方法を理解する。(レポート1)

予復習

予習:該当ページならびに巻末の評価スケールを事前に見ておく

復習:種々の評価スケールを振り返る。

担当

石川・大澤

9 内容

高齢者の総合的なアセスメント:評価スケールの活用②

高齢者の生活機能を、Barthel Index、I-ADL尺度を用いてアセスメントの方法を理解する。(レポート2)

予復習

予習:該当ページならびに巻末の評価スケールを事前に見ておく

復習:特に日常生活動作評価スケールを振り返る。

担当

石川・大澤

10 内容

高齢者とのコミュニケーション技術:高齢者の身体的、心理的、社会的特徴を踏まえたコミュニケーションの特徴と係わりの基本姿勢を理解する。   

バーバル、ノンバーバルコミュニケーションを理解する。

予復習

予習:該当ページを読んでくる

復習:学修内容を復習する

担当

大澤・石川

11 内容

高齢者とのコミュニケーション(ロールプレイング・討議)①

事例によるロールプレイを見学し、コミュニケーションの取り方や関わりを検討する。【事例のデモンストレーションとロールプレイング・討議】

予復習

予習:ロールプレイングの事例を熟読しておく

復習:グループで検討したことをまとめる

担当

大澤・石川

12 内容

高齢者とのコミュニケーション(ロールプレイング・討議)②

前回グループで討議して見出した課題と解決策をロールプレイングする。【ロールプレイングと討議・発表】(レポート3)

予復習

予習:事例の課題と解決策を考え次回のロールプレイの準備をする

復習:学んだことをレポートにまとめる

担当

大澤・石川

13 内容

高齢者疑似体験演習(レポート4)/サクセスフルエイジング演習(課題 5)

2グループに分かれて演習を行う。高齢者の疑似体験、討議を通して、身体的・精神的特徴を理解する。サクセスフルエイジングの概念を事例を用いて演習し理解する。

予復習

予習:概論で学んだ該当ページを振り返る

復習 :疑似体験は学修した内容をレポートとしてまとめる

サクセスフルエイジングは発表にむけ準備する

担当

大澤・石川

14 内容

高齢者疑似体験演習(レポート4)/サクセスフルエイジング演習(課題5)

課題を交替し、演習をとおして理解する。

予復習

予習:概論で学んだ該当ページを振り返る。

復習 :疑似体験は学修した内容をレポートとしてまとめる。サクセスフルエイジングは発表にむけ準備する

担当

大澤・石川

15 内容

サクセスフルエイジングの概念を、事例をとおして演習した内容を発表し、看護への活用を考える。(レポート6)

予復習

予習:発表への準備

復習:討議や発表からサクセスフルエイジングの看護への活用を考え、レポートにまとめる

担当

石川・大澤

16 内容

定期試験

予復習

総復習を行い試験に備える。

担当

石川・大澤

準備学修
(予習・復習)時間

「各回の準備学修」項目を確認し、講義・演習は4時間(実技・実習は2時間)程度の予習・復習を奨励します。

教科書

真田弘美、正木治恵 編:「老年看護学技術 最後までその人らしく生きることを支援する」南江堂

参考書・文献

正木治恵、真田弘美 編:「老年看護学概論 老いを生きるを支えることとは」南江堂

履修条件

基盤老年期看護学概論の単位取得をしていること

ICT活用
実務経験 ■所持している業務関連資格【看護師】
備考

課題レポート:シラバス8回目、9回、12回目、13回目、14回目、15回目 計6回