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学校保健
長谷川 久江・留目 宏美
大学名 清泉女学院大学
学部・学科 看護学科 専門教育科目
開講キャンバス 東口 授業形態 講義
履修区分 選択 単位数 2単位
配当年次 3年 開講期
授業の概要

学校におけるヘルスプロモーションを中心に、学校保健に関する社会背景の変遷やその構造・機能・運営・関連機関等について学習する。急激な社会変化が児童生徒の発達と生活に様々な影響を及ぼした現代的健康課題について理解し、児童生徒の集団生活に必要な健康、安全を促進するための知識と、養護教諭の特性をふまえた効果的な保健教育活動を学ぶ。とりわけ、集団教育環境を考慮した健康診断、アレルギー疾患への対応、感染症対策、歯科保健、心のケアなどに焦点をあて、そのための健康アセスメントの具体的な実践に向けた健康教育を学ぶ。養護教諭課程選択の場合は必修科目とする。

学習到着目標

学校保健に関する社会背景や歴史、その運営方法や地域の関連機関等について学び、養護教諭の職務の特質や専門性の理解を深めることを目標とする。また集団を対象とした健康教育について、看護の知識と技術をいかし児童生徒の発達課題に応じた保健指導や支援が実践できる力を身につける。

成績評価方法

テスト・レポート50%、グループ討論参加・発表30%、授業への参加・態度・意欲20%

課題に対する
フィードバック方法

授業中に実施する課題については、教員が指導コメントをフィードバックするとともに全体でも討議内容等を共有する。授業の提出物(感想・質問を含む)に対して、該当学生にはコメントを返しフィードバックを行う。

アクティブ
ラーニング要素
□外部連携の課題解決型学習(協定あり) ■ディスカッション・ディベート ■グループワーク ■プレゼンテーション(発表) □実習・実技・実験 □フィールドワーク ■リアクションペーパー
授業計画
授業項目・内容 / 各回の準備学修(予習・復習)について / 担当
1 内容

学校衛生史から考える学校保健の機能と目的

予復習

【予習・復習】教科書(第1章)を読んでおく

担当

留目

2 内容

学校保健の領域と構造、学校保健史にみる学校保健の拡充

予復習

【予習・復習】教科書(第1章)を読んでおく【復習】各自、関心のある児童生徒の健康問題を一つ取り上げ、その実態をまとめてくる(小レポート作成、次回授業時に持参すること)

担当

留目

3 内容

チームとしての学校で取り組む学校保健

予復習

【予習・復習】教科書(第2章)を読んでおく

担当

留目

4 内容

子どもの健康の保持・増進と学校保健活動①(健康観察・健康診断)

予復習

【予習・復習】教科書(第4・5章)を読んでおく

担当

留目

5 内容

子どもの健康の保持増進と学校保健活動②(感染症予防や危機管理体制の整備)

予復習

【予習・復習】教科書(第4・5章)を読んでおく

担当

留目

6 内容

子どもの健康の保持・増進と学校保健活動③(保健指導や健康相談)

予復習

【予習・復習】教科書(第4・5章)を読んでおく

担当

留目

7 内容

児童生徒の発達過程と健康問題(課題学習-1) 

社会背景や児童生徒を取り巻く環境の変化と現代の健康課題について理解する。

予復習

児童生徒の心身の健康に関する記事等を収集しておく。

担当

長谷川

8 内容

児童生徒の保健の学力の現状と課題

学校における児童生徒の健康課題解決の基本的な進め方について理解する。

予復習

「現代的健康課題を抱える子供たちへの支援(文科省)」を予習しておく。

担当

長谷川

9 内容

児童生徒の今日の健康課題と支援(課題学習-2)

健康課題の把握と具体的な保健教育について考える。

予復習

グループに分かれ健康課題に沿った保健教育について、指導案・教材を作成し発表の準備をする。

担当

長谷川

10 内容

児童生徒の今日の健康課題と支援

保健教育と支援の方法について模擬授業を発表する。

予復習

各グループの健康課題について、より効果的な保健教育実践について予習しておく。

担当

長谷川

11 内容

児童生徒の今日の健康課題と支援

模擬授業を振り返り、更にグループ討議で検討しより効果的な指導案や保健教育について考える。

予復習

各グループの健康課題について、より効果的な保健教育実践について予習しておく。

担当

長谷川

12 内容

学校保健と地域保健の連携

児童生徒の心身の健康問題を解決するために、地域の関係機関などの地域資源の把握および活用を行い、効果的な連携を図ることの必要性とそのあり方について理解する。

予復習

「現代的健康課題を抱える子供たちへの支援(文科省)」を予習しておく。

担当

長谷川

13 内容

学校における健康課題解決の事例を通し、養護教諭の職務と役割について考える

予復習

養護教諭が行う健康相談活動についての課題レポートを提出する。

担当

長谷川

14 内容

保健室の機能と設備

予復習
担当

留目

15 内容

テスト

諸外国の学校保健-日本との比較-

予復習

【予習・復習】教科書(第3章)を読んでおく。

担当

留目

16 内容
予復習
担当
準備学修
(予習・復習)時間

「各回の準備学修」項目を確認し、講義・演習は4時間(実技・実習は2時間)程度の予習・復習を奨励します。

教科書

新版 学校保健ーチームとしての学校で取り組むヘルスプロモーションー 東山書房

参考書・文献

参考資料「現代的健康課題を抱える子供たちへの支援(文科省)」、学会誌「学校保健」、養護教諭向けの教科書他。

履修条件
ICT活用 ■自主学習支援【各自 PC、タブレット持参すること(留目先生担当コマ)】
実務経験 ■実務経験の内容【養護教諭として公立小中学校に勤務経験あり(長谷川)】
■所持している業務関連資格【養護教諭専修免許状(長谷川)】
備考