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養護概説
井口 美雪
大学名 清泉女学院大学
学部・学科 看護学科 専門教育科目
開講キャンバス 東口 授業形態 講義
履修区分 選択 単位数 2単位
配当年次 3年 開講期
授業の概要

「養護概説」とは、養護教諭の実践の基礎となる養護の概念を理解し、学校教育に果たす養護教諭の役割や職務について学ぶ授業である。養護教諭・学校保健等に関する歴史、法律、規則を学び、保健管理、保健教育、保健組織活動、保健室経営、健康相談の養護教諭の職務に必要な知識を理解する。また、保健教育、健康相談、感染症の予防、地域の関係機関との連携等における養護実践の活動過程を学び、時代背景の中で学校保健に求められている養護教諭の役割を理解し、必要な専門的能力を身につける。

学習到着目標

保健管理、保健教育、保健組織活動、保健室経営、健康相談等の養護教諭の職務に必要な知識を深めることを到達目標とする。また、救急処置における校内体制・定期健康診断の計画立案・健康相談演習・養護実践等について考える事を通して、養護教諭に必要な専門的能力を養成する。

成績評価方法

1平常評価:前時の振り返りテスト30% 2中間評価:授業・演習への取り組み 20% 3期末評価:定期試験50% *合算して、最終的な成績を評定する。

課題に対する
フィードバック方法

前時の授業の振り返テストを行い,次時に返却する。また、演習カードやリアクションペーパー、健康相談演習を行った際にはコメントを付す。

アクティブ
ラーニング要素
□外部連携の課題解決型学習(協定あり) □ディスカッション・ディベート ■グループワーク □プレゼンテーション(発表) ■実習・実技・実験 □フィールドワーク ■リアクションペーパー
授業計画
授業項目・内容 / 各回の準備学修(予習・復習)について / 担当
1 内容

養護教諭の歴史と養護の概念を理解する。

予復習

初回の予習は不要であるが、授業内の資料や教科書を復習して2回目は臨むこと。

担当

井口美雪

2 内容

養護教諭・学校保健に関する法規(教育基本法、学校教育法、学校保健安全法等)を理解する。

予復習

1回目の振り返りをして臨むこと。(小テストあり)

担当

井口美雪

3 内容

現代的な健康課題と養護教諭の職務について理解する。

予復習

2回目の振り返りをして臨むこと。(小テストあり)

担当

井口美雪

4 内容

保健管理➀ 学校における事故の特徴や救急処置の目的を理解し、事故発生時の対応を

      学ぶ。

       

予復習

3回目の振り返りをして臨むこと。(小テストあり)

担当

井口美雪

5 内容

保健管理② 定期健康診断の目的と実施方法、計画立案、事後措置について学ぶ。

      身長、視力、聴力、色覚検査の実習をする。

予復習

4回目の振り返りをして臨むこと。(小テストあり)

担当

井口美雪

6 内容

保健管理③ 健康観察の意義や方法・疾病管理について理解する。

予復習

5回目の振り返りをして臨むこと。(小テストあり)

担当

井口美雪

7 内容

保健管理④ 感染症の予防について理解する

予復習

6回目の振り返りをして臨むこと。(小テストあり)

担当

井口美雪

8 内容

保健管理⑤ アレルギー疾患への対応について理解し、アナフィラキシーにおけるエピ

      ペンの演習を行う。

予復習

7回目の振り返りをして臨むこと。(小テストあり)

担当

井口美雪

9 内容

保健管理➅ 環境衛生検査の意義と基準について理解し、温度、湿度、照度、水道水の

      検査について実習する。

予復習

8回目の振り返りをして臨むこと。(小テストあり)

担当

井口美雪

10 内容

保健教育  学校教育における保健教育と保健指導について理解しする

予復習

9回目の振り返りをして臨むこと。(小テストあり)

担当

井口美雪

11 内容

健康相談➀ 健康相談の考え方、相談体制づくり、家庭・地域・専門機関との連携につ

      いて理解する。

予復習

10回目の振り返りをして臨むこと。(小テストあり)

担当

井口美雪

12 内容

健康相談② 子どもの精神保健の現状や子どもの心のケアについて理解し、メンタルヘ

      ルスの問題に対応するための基礎知識を学ぶ。

予復習

11回目の振り返りをして臨むこと。(小テストあり)

担当

井口美雪

13 内容

健康相談③ 健康相談の進め方について、来室する児童生徒への対応や保護者との面談

      をグループワークを通して学ぶ。

予復習

養護教諭役・子ども役について交代で対応するので、心のケアについて復習しておく事

担当

井口美雪

14 内容

学校教育相談、保健室経営、保健室の機能、備品、保健室経営計画について理解する

予復習

12回目の振り返りをして臨むこと。(小テストあり)

担当

井口美雪

15 内容

保健組織活動、安全管理と危機管理について理解する。

予復習

14回目の振り返りをして臨むこと(小テストあり)

担当

井口美雪

16 内容

定期試験

予復習

定期試験のための総復習

担当

井口美雪

準備学修
(予習・復習)時間

「各回の準備学修」項目を確認し、講義・演習は4時間(実技・実習は2時間)程度の予習・復習を奨励します。

授業内容の理解を深めるために前時のテストを行いますので、前時の復習を推奨します。

教科書

新養護概説 <第12版> 采女智津江 (少年写真新聞社) 2400円+税  児童生徒等の健康診断マニュアル 平成27年度改訂(日本学校保健会)

参考書・文献

新訂養護概説 編集代表 三木とみこ 企画協力 大沼久美子(ぎょうせい)

学校保健・安全実務研究会編著:新訂版学校保健実務必携《第5次改訂版》 その他授業中に適宜資料を配布する。

履修条件
ICT活用
実務経験 ■実務経験の内容【養護教諭として長野県の公立小中学校に勤務経験あり】
■所持している業務関連資格【養護教諭専修免許状 小学校2種免許】
備考