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研究Ⅰ:理論と方法
石川 りみ子・北村 千章
大学名 清泉女学院大学
学部・学科 看護学科 専門教育科目
開講キャンバス 東口 授業形態 演習
履修区分 必修 単位数 1単位
配当年次 3年 開講期
授業の概要

研究に関する理論と方法を学ぶプロセスにおいて、研究疑問の立て方、文献の収集方法と、文献レビューのまとめをとおして、批判的思考を養い、研究思考と科学的探究力を培う。

なお、文献レビューは1グループ4名によるグループワークで取り組み、成果を共有する。

学習到着目標

1.看護研究の意義と看護実践への適用を理解し、研究に関する理論と方法を学ぶ。

2.研究の基本的組み立て、研究疑問の立て方、文献の収集方法を学び、文献レビューができる。

成績評価方法

筆記試験(30点)、絞り込み用紙(10点)、文献カード(3件以上20点)、文献レビュー成果物(30点)、課題取り組みへの参加度・発表態度(10点)計100点

課題に対する
フィードバック方法

リアクションペーパーへのコメント及びフィードバックをおこなう。グループワークでの討議をとおして互いに学修を深めるよう随時コメントし、討議の活発化をとおして批判的思考を促進するよう振り返りを行わせる。。

アクティブ
ラーニング要素
□外部連携の課題解決型学習(協定あり) ■ディスカッション・ディベート ■グループワーク ■プレゼンテーション(発表) □実習・実技・実験 □フィールドワーク ■リアクションペーパー
授業計画
授業項目・内容 / 各回の準備学修(予習・復習)について / 担当
1 内容

1.科目全体のオリエンテーション

2.看護研究の理論的背景の概説

3.研究倫理

予復習

予習:看護研究はなぜ必要か考える

復習:看護研究に用いられる理論について振り返る

   看護研究に求められる倫理の必要性を考える

担当

石川

2 内容

1.研究のプロセス

予復習

予習:研究の概観を予習する

復習:研究倫理の実際を振り返る

   研究における文献検討の意義を考える

担当

石川

3 内容

1.研究疑問の立て方および研究方法

2.文献レビューの概説

予復習

予習:看護事象における疑問をあげておく

復習:研究方法および文献検討を振り返る

担当

石川

4 内容

1.量的研究の基本と概説

2.質問紙作成方法と取り組み

予復習

予習:量的研究について予習しておく

復習:質問紙作成の方法を振り返る。関心のある研究 

   分野の文献を収集し8回目に持参する

担当

石川

5 内容

1.質問紙の量的データ入力と評価

2.統計ソフトSPSSを用いた分析方法

予復習

予習:研究疑問の質問紙を完成させ、データを入力

しておく

復習:質問紙とデータの関連を振り返る

担当

石川

6 内容

1.質的研究の基本と概説

2.インタヴューの組み立ておよび面接法

予復習

予習:教科書の該当ページ、配布資料をみておく

復習:面接法を振り返る

担当

北村

7 内容

1.インタヴューの取り組み

2.質的研究の評価

予復習

予習:研究疑問に対するインタヴューを考えておく

復習:インタヴューとデータの関連を振り返る

担当

北村

8 内容

文献レビュー(1)

・テーマ選択、そのテーマの動機の発表。

・持参した文献を評価し、テーマに沿った収集方法を振り返る。文献カードの作成(1)

予復習

予習:研究課題を明確にしておく

復習:絞り込み用紙の作成。文献検索の方法を振り返

る。文献カード作成の見直しをする。

担当

石川

9 内容

文献レビューのテーマに沿った取り組み(2)

・文献カードに基づいてグループ内で文献(1)のプレゼンをする。自己の研究への活用を

述べる。文献(2)を文献カードにまとめる。

予復習

予習:文献検索を行い、テーマに適切な文献を選択する(2).

復習:文献検討した内容をまとめる.文献カード作成

担当

石川

10 内容

文献レビューの取り組み(3)

・文献カード(2)のグループ内発表をとおして文献検討を行う。文献(3)を文献カードにまとめる。

予復習

予習:文献検索を行い、テーマに適切な文献を選択する(3).

復習:文献検討した内容をまとめる.文献カード作成

担当

石川

11 内容

文献レビューの取り組み(4)

・文献カード(3)のグループ内発表をとおして文献検討を行う。文献レビューが十分か検討する。文献がさらに必要な場合は文献検索を行って文献を追加する。

予復習

予習:必要な場合はテーマに適切な文献を追加する。

復習:文献検討した内容をまとめる。

   絞り込み用紙を完成させる。

担当

石川

12 内容

文献レビューの取り組み(5)

・文献レビューの内容を成果物としてまとめる。

予復習

予習:これまで文献レビューした内容を整理する。

復習:文献検討した内容をまとめ、発表準備をする

担当

石川

13 内容

文献レビューの取り組み(6)

文献レビューの成果をグループ内で発表し、質疑を行い、修正を行う。

予復習

予習:文献検討した内容をまとめグループ内発表準備

復習:メンバーの発表内容を吟味し共有する.文献レビ

   ュー成果としてまとめる

担当

石川

14 内容

文献レビューの成果発表(1)まとめ

予復習

予習:成果発表からの学びを共有する.

復習:成果発表からの学びを自身の看護研究に活かす

   方法を考える.課題提出の準備を行う。

担当

石川

15 内容

文献レビューの成果発表(2)まとめ

予復習

予習:成果発表からの学びを共有する.

復習:成果発表からの学びを自身の看護研究に活かす方法を考える.課題提出の準備を行う。

担当

石川

16 内容

定期試験

予復習
担当
準備学修
(予習・復習)時間

「各回の準備学修」項目を確認し、講義・演習は4時間(実技・実習は2時間)程度の予習・復習を奨励します。

教科書

適宜資料配布   南裕子、野島佐由美編集:看護における研究 第2版 日本看護協会 2018

参考書・文献

適時提示 

履修条件

全1-3年次科目

ICT活用 ■自主学習支援【Google Classroomを活用し課題の提示、評価に活用する。】
実務経験 ■実務経験の内容【看護学科教授等にて、勤務経験あり.】
■所持している業務関連資格【看護師国家資格】
備考