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視覚障がい者スポーツ体験第二弾!(国際コミュニケーション科籔田ゼミ)

2021年10月22日 【 国際コミュニケーション科

国際コミュニケーション科2年籔田ゼミでは、誰もが大切にされる多文化共生社会について学んでいます。
6月には視覚障がい者プレーヤーの方と一緒にブラインドテニスを通して交流会を行いました。その後、9月にはオンラインで交流会を行い、今回は3回目の交流となりました。

前回挑戦したブラインドテニスに加え、今回はゴールボールも体験しました。ゴールボールはバレーボールコートの大きさで、音の出るボールを投げあって行うパラスポーツです。投げる方も守る方もアイマスクをして行うので、音だけが頼りです。最初はどこからボールが来るのか全く分かりませんでしたが、慣れてくると守っている3名で声を出し合いながら、ゴールを守ることができるようになりました。練習の後は、ブラインドプレーヤーと学生混合でチームを作り、試合を行いました。盲学校時代に部活でゴールボールをやっていたブラインドプレーヤーもおり、学生がアドバイスをもらってゴールを決める場面もありました。

その後、学生が考えた「見てても見えなくても楽しめるゲーム」をチーム対抗で行いました。学生は全員がアイマスクをして参加です。鈴の音だけを頼りに自分の相手を探すゲーム、箱の中身を触っただけで当てるゲーム、3種類のお茶やお菓子を試食して銘柄を当てるゲームなど、聴覚、触覚、味覚をフルに生かすと、視覚以外でも楽しめることがたくさんあることを実感しました。

これまでの交流を通して全員が顔見知りになっていたので、今回の交流を通してより絆が深まりました。
参加学生からは、「初めて会った時はどうやって声をかけていいのかわからなかったけれど、今回は相手が見えないことを忘れてしまうくらい、打ち解けられた」「障害があってもなくても同じことを楽しめたのがうれしかった」「まだまだ知らない世界がたくさんあって、それを知っていくことに意欲がわいてきた」という感想が聞かれました。
ブラインドプレーヤーからも「最初の時よりもずっと自然にサポートができていた。移動の時などすっと介助の手が出てきてうれしく思う場面があった。」「学生さんの表情が生き生きとして、成長を感じた。」という声が聞かれました。

今年度は視覚障がい者スポーツを通して異文化体験を行い、多様性について考えました。
異文化というと外国の文化を想像しがちですが、日本国内においても自分たちと違う文化はたくさん存在します。「パラスポーツ」という異文化を通して得られた視点は、次に新しい文化に出会ったときにきっと生きてくると思います。

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