短大のTOPICS
幼児教育科 稲富先生の絵本読み聞かせ講座がありました!
11/1、保育者を目指す学生が少人数グループで主体的に学ぶ「保育者論」に、30年以上にわたり地域で活動を続けてこられた稲富先生をお招きし、絵本のよみ聞かせ講座を開催しました。
最初に、稲富先生が手遊びやわらべ歌をおりまぜながら、絵本の読み聞かせをしてくださり、途端に小さな絵本の世界が目の前に広がり、学生はまるで絵本の中に入ったような経験を味わい、その世界に引き込まれてました。稲富先生が実演した、息遣いや紙をめくる瞬間そのものまでも楽しめるよう読み聞かすには、どうしたらよいのか。保育者が子どもと出会い、子どもが絵本に出会って引き込まれるには、対象に合わせた保育者の心の準備、子どもの準備、絵本の準備などがあることを、1冊1冊の絵本を手に取りながら、教えてくださいました。また、絵本の歴史や文化財としての絵本についても示してくださり、貴重な初版本や絶版本などを実際に手にとり、版による色合いの違いなどを体感しました。
授業の後半では、0~6歳の集団保育の場での、絵本の選び方、持ち方、下読みの仕方などを実際に、順を追って学生といっしょに行い、読み聞かせの準備を学びました。
学生たちは来週から実習が始まりますが、それに向けて、「子どもたちが絵本に出会えるよう、準備をしよう!」と気持ちを引き締めつつ、子どもたちに絵本の楽しさを伝えたいという思いを改めて持つことのできる授業でした。