キャンパスアワーの時間に、清泉女学院理事長のシスター深澤光代先生より、清泉という学校が現在過ごしている「聖ラファエラ・マリア年」についてお話をしていただきました。
「聖ラファエラ・マリア年」とは、本学の設立母体である聖心侍女修道会が、創立者聖ラファエラ・マリア(1850-1925)の帰天100年目となる2025年1月6日を、全世界の清泉ファミリー皆で祝うために設けた一年間のことで、2024年1月6日から2025年1月6日までを指します。世界25か国に広がる清泉の姉妹校では、ラファエラの生涯をあらためて思い起こし、清泉という学校の礎をつくった彼女の働きに敬意と感謝を捧げようと、それぞれの形で祝賀行事を行なったり準備したりしています。そこで本学でも、シスター深澤は"ラファエラが大切にした生き方"という主題で今回の講話を用意してくださったのです。シスターのお話は「みなさん、まずこのラファエラの顔をじっと見つめてみてください。」という呼びかけから始まり、自然と、ラファエラがまるでその場にいるかのような雰囲気がかもし出されました。そうして始まった45分間、聞く者の耳は、謙虚さと喜びにあふれてイエスのみ心に沿った教育活動を行ない、同時に、助けを必要とする人びとへの奉仕活動を子どもの頃から片時も忘れず、世界を偏りなく視野に入れていたラファエラの物語に引き込まれました。