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超異分野学会(東京大会)のKnowledge Manufacturing Ignitionにて、
本学教員 小松仁美先生が代表を務めるチームが<フォーカスシステムズ賞>を受賞しました

2023年03月13日 【 幼児教育科

202333日(金)4日(土)に九段下会館にて行われた超異分野学会(東京大会)のKnowledge Manufacturing Ignitionにて、本学教員 小松仁美先生が代表を務めるチームが<フォーカスシステムズ賞>を受賞しました。

【小松仁美先生より】
ナレッジ・マニュファクチャリング・イグニッションは、学会の参加者同士が互いの研究の中から相互に研究活動に貢献し、協働できる仮説を話し合い、創造し、チームを組み、大会期間中にその場で共創ピッチに申し込み、選抜されたチームが発表します。

私は規制先行で大人が中心となってパーク整備を考えているために子どもたちが取り残されているスケートボード環境の問題提起をし、子どもにとって安全で楽しいスケートボード環境が必要だという発表を行いました。これまでの研究で、社会学や参与観察をベースとした研究に限界を感じていたため、超異分野学会で一緒に研究できる方を探しに、参加しましたところ、偶然にも、斜め向かいのブースに、装置が光るヘルメットのブースがあり、聞けば、東京海洋大学大学院の院生が「人間重心検知」の研究発表を行っていました。

なんと、その装置をつければ、ばね構造のあるものなら、重心と自然な揺れから疲れの程度から転倒の予測可能性があるとのこと。疲れて、ふらつく前にスケボーをやめることができれば、子どもたちが大きなケガをせずに済む!スケボーだけではなく、長野の初等教育で行われるスキーやスケートでも実証されれば、子どもの安全はもとより、教員の負担も減らせる!と、ポスターセッションの会場のすみっこで共同研究について繰り返し議論を重ね、イグニッシに「子供たちを疲労から守る人間重心検知スポーツ・ヘルメットの開発」と題してエントリーしました。

2日間でのべ1,000名を超える来場者があり、2つの基調講演、18のセッション、56の研究ピッチとポスター・ブース177演題から、25チーム、50名以上がエントリーしたなかから、清泉女学院短期大学・八洲学園大学・東京海洋大学大学院の3大学合同チームは、本ピッチに出られる6チームに選ばれ、選考の結果、表記の<フォーカスシステムズ賞>に選ばれました。

人重心検知の仕組みを考案された渡邉先生が、受賞コメントのなかで「この研究は私が仕組みを考えましたが院生たちが実証を重ね、みんなで育ててきたものだ」との旨を話され、今後、3大学チームメンバー全員で研究を育てていくことで、スポーツ・ヘルメットをかぶるスケートボードでの実証を契機として、子どもの安全なスポーツ環境を構築し、子どもの権利の一つであるスポーツを楽しめる社会の実現を通して、みんなが安全に、ケガなく過ごせる社会に近づけられるのではないかと、楽しみにしております。


超異分野学会東京大会2023【実施報告】
<フォーカスシステムズ賞(フォーカスシステムズ株式会社)>
共創テーマ:「子供たちを疲労から守る人間重心検知スポーツ・ヘルメットの開発」
代表者:小松 仁美/清泉女学院短期大学 講師
共同申請者:小関 啓太/八洲学園大学、渡邉豊/東京海洋大学

【3/3-4 超異分野学会東京大会2023】特別企画:(ナレッジ・マニュファクチャリング・イグニッション)

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<提供:株式会社リバネス 撮影:ミヨグラフィ>

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