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清泉の教育を支える人間観とは?[短大理事長講話]
2023年07月07日 【 短大 】
キャンパスアワーの時間に、清泉女学院理事長のシスター深澤光代先生より、清泉という学校が創立以来つねに大切にしてきた教育活動の根本についてお話しいただきました。
本学の設立母体は、19世紀スペインのコルドバに生まれた聖ラファエラ・マリアが創設した聖心侍女修道会です。それゆえ、教育活動の根底には、ラファエラがゆるぎなく確信していたキリスト教的人間観があります。それは、私たちすべての人間は神が「善し」とされてお造りになった存在だということです。そして、各教室の壁に飾られている質素な十字架は、その人間を神がどれほど愛してくださっているかを象徴的に示しています。なぜなら、神のひとり子イエスがすべての人間の罪を引き受けて亡くなったのが十字架上だからです。
シスターは、ラファエラが神のみ心に沿った人間教育を実践していたことが分かる手紙文を紹介しながら、清泉女学院で学ぶ一人一人に、知性と心と意志を鍛えてくださいねと語りかけてくださいました。
入学して最初の学期を夢中で過ごしてきた1年生も、短大生活が軌道に乗った今、自分もその一員である清泉女学院のルーツに触れることで、より一層学びへの意欲をかき立てられたのではないでしょうか。