短大のTOPICS

保育観察の理論と実践」の授業で演習棟の保育室を使って、観察結果を基に環境構成する演習を行いました。

「友だちに興味がないわけではないけれど、自分から友だちの中に入っていく様子があまりみられない子どものために、どのような環境をつくればいいだろうか」という問いに対して、お昼を食べる場面でのテーブルの配置と、自由遊びの時の保育室の構成を考えました。
１.png
３.png

これまで実習で見聞きした子どもの様子を思い浮かべながら各々に工夫をしていました。なぜそのように環境構成をするのかという意図も適切なものであり、実際にそのような子どもに出会ったら、試してみてほしいと思いました。

次回は、本時を基にして指導案を書いてみます。子どもの姿の観察－子どもの姿を基にしたねらいの設定－意図的な環境構成と指導計画－（実践）－指導計画を基にしたふりかえり　という保育の一連の流れを、実際の保育室に近い環境で、自分で動いてみながら考えることができます。

これを机上で行ってもイメージがつかみにくく、なかなか内容が深まりませんでしたが、演習棟ができたために具体物を使ってそれぞれの考えを共有できるので、授業がやりやすい上に実際の保育に近づけて学ぶことができると感じました。