総合TOPへ 清泉女学院短期大学

  1. 清泉女学院短期大学
  2. TOPICS
  3. 2012年以前の記事
  4. 栄村でフィールドワーク

短大のTOPICS(~2012)

栄村でフィールドワーク

2009年06月22日 【 お知らせ国際コミュニケーション科



6月20日(土)国際コミュニケーション科武田ゼミ2年生11名は、下水内郡栄村青倉集落で農山村の暮らしと伝統について現地調査を行いました。
初めに、昨年5月まで20年間村長を務めた高橋彦吉氏から村の生活の変化と過疎化をどう生き抜くか、小さな村の住民自治の実践について講義を受けました。 その後、麦の栽培に不向きな村で昔から食べられていた米粉を使った「あんぼ」という郷土食の調理を行いました。具は大根菜の炒め物とあんこでした。
新潟県との県境に位置する栄村は、気候風土がどちらかというと新潟県に似ており、夏暑く湿気も多く、一日の温度差(日格差)が大きく、青倉集落では魚沼こ しひかりに匹敵するおいしい米が採れるそうです。その青倉米は産直で都会の消費者に5kg5千円で販売されています。また、栄村及び新潟県一帯に残る伝統 工芸品「ねこつぐら」は寒い冬に猫が入って過ごすため藁で作った猫の家ですが、製作は70-80代のおばあちゃんたちが行っています。大きさにもよります が、1個作るのに5日間くらいかかり、村の振興公社では1個1万円で売られています。
また、最近では首の座らない赤ん坊を入れる「ぼぼつぐら」が赤ん坊の成育に良いと発表されたことで、「ぼぼつぐら」の注文も来るようになっているそうです。
過疎の村の伝統的な暮らしには大いに学ぶべきものがあります。夏休み中に1泊2日の合宿で更に詳しい調査を行う予定です。また、ゼミ生たちはこの成果を生 かして清泉祭に「栄村を売り出す企画」を行います。乞うご期待です。予告:青倉米の販売、米粉デザート販売などがあります。

前の記事 |  新着一覧(~2012)に戻る  | 次の記事

最新の記事一覧はこちら