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幼稚園実習報告

2010年07月08日 【 イベント幼児教育科

6月7日~6月19日の2週間、2年生93名が56園の幼稚園での教育実習(幼稚園実習)をおこないました。幼児教育科の学生は、実習を終えるたびに成長してきます。これはひとえに、幼稚園の園長先生はじめ諸先生方の本学に対するご理解とご協力、そして何よりも熱心なご指導の賜物と感謝申し上げます。
実習内容は、社会人として、幼児教育者としての自覚と責任と、保育技術や方法の充実が求められるため、学生にとっては、体力的にも精神的にもハードであると思います。日中は、幼児と真剣に遊び、かかわり、自宅に帰ってからは指導の準備などがあります。しかし、その中で、子どもからもらったやさしさや、成長の姿。また、幼稚園教諭の的確な保育により、学校での理論が現実化される驚きや、子どものことを一番に考える真剣な姿とあたたかい心に触れ、多くの感動と学びがあるようです。そのため、やり終えた充実感は、大変、大きなものであり、自信と次へのステップになっているようです。

今、専門職を目指す学生は就職活動を本格的に開始しています。どの学生も真剣です。
4月から幼児教育の現場で働くことができることを、心から願っています。
                                                                   碓井

<実習を終えた学生の感想>
 6月の幼稚園実習では、短大で学習したことの本当の意味を、子どもたちに教えられたと実感しました。
 子どもたちの前に立って保育したとき、積極的に活動する子もいれば、なかなか活動には参加せず、違う遊びをはじめてしまう子、他のことに集中してしまう子がいました。自分が思っていたようには活動してくれず、とても困惑してしまいました。しかし、思い返してみると、私がした保育は、「〜させたい」「〜してほしい」といった、子どもに要求ばかりの活動で、子どもが主体ではなく、自分が主体の保育になっていたことに気づきました。
 教科書に載っている「子どもの目線に立って」や「子どもに寄り添って」というのは、子どものほんの些細なつぶやきにも耳を傾けたり、どうしたら興味や関心を持って活動できるのか、子どもがどう感じているのか、をよく考え、子どもの心をもって保育していくことが大事だと、子どもたちに教えてもらいました。




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