短大のTOPICS(~2012)
カンボジアの人権・平和フォーラムinながの開催
2010年11月01日 【 お知らせ|国際コミュニケーション科 】
カンボジアの旧ポルポト政権下で投獄された体験を持つチュム・メイさん(79歳)がその悲惨な体験を学生たちに語りました。
1970年代、ポルポト政権にあったカンボジアではオンカーと呼ばれる相互監視で、国民の生活を隅々まで監視していました。そんな中、1978年チュムさんは身に覚えのないスパイ容疑をかけられ、トゥール・スレン政治犯収容所に収容され、電気ショックなどの過酷な拷問と虐待を受け「自白」を強要された経験を持ちます。
政権が代わり、生還したチュムさんは、現在、大虐殺をしたポルポト政権の幹部を裁く特別法廷で証人として出廷している傍ら、語り部となってこの事実を風化させないために、若いひとに伝えたり、被害者と加害者が和解するための活動をしています。
生々しい話を涙ながらに聞いていた学生は、「実際にあった世界の暗い出来事について知ることができたのは貴重な事、二度とこのような悲惨な事件がおこらないために、自分が何をしたらよいか常に自問自答して生きてゆきたい。」と感想をもちました。
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