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「真田フォーラム」2010終了!!

2010年08月25日 【 お知らせ

真田宝物館所蔵『菊畠』(幸弘点取俳諧資料)
真田宝物館所蔵『菊畠』(幸弘点取俳諧資料)

  真田幸弘公像(長国寺所蔵)
真田幸弘公像(長国寺所蔵)

「文の真田」の実態に迫る -松代藩第六代藩主真田幸弘の俳諧活動―」

 8月19日(木)から21日(土)まで、本学を拠点に全国の大学の研究者や真田宝物館・長野市立博物館・長野の民間研究者とつながり、次世代にも貴重な文化を伝えてゆく、新しい知のネットワークとして注目された、三日間におよぶ「真田フォーラム2010」を開催しました。その概要をお知らせします。

8月19日(木)真田幸弘公の俳諧活動を、同時代の俳諧好きの大名・熊本藩主細川重賢(しげかた 俳号・華裏雨)、島原藩主松平忠恕(まつだいらただひろ 俳号斗来)らとの比較を通じて、「文の真田」の実態に迫ることができました。参加者は全国の大学の研究者・大学院生・長野市内の古文書研究者・大学生・親子文庫会員・一般市民、約八十名。

8月20日(金)真田家の典籍や文書の伝来についてお聞きしました。長野市松代にある真田宝物館に所蔵されている点取俳諧資料は、全国一の規模を誇っていますが、松代藩八代藩主真田幸貫公が江戸藩邸(南部坂)から、松代の真田邸(新御殿)の土蔵へ移して保管しておいた、とのことです。午後は、幸弘公の点取俳諧資料を真田宝物館で拝見。
 
8月21日(土)松代藩真田家の菩提寺である長国寺を訪ねて、初代藩主真田信之、四代信弘の御霊屋を拝観、また、幸弘公をはじめ歴代藩主の墓参をしました。

   
 
参考(3日間のプログラムを付します)

○8月19日(木) 13:30~16:30           
長野市生涯学習センター(トイーゴ)     
                  司会 平林香織(長野県短期大学)
1)13:30~14:00  
   フォーラム開催の趣旨と真田幸弘公        
                  玉城 司(清泉女学院大学)
2)14:00~14:10
   「真田連句を読む会」の趣旨と活動内容      
                 小幡 伍(真田連句を読む会)
3)14:10~14:50
   細川重賢の俳諧                 
                 西田耕三(近畿大学)
     (休憩 10分)
4)15:00~15:40
   天草松平家の俳諧と真田幸弘公          
                井上敏幸(佐賀大学)
5)15:40~16:30
   シンポジウム「大名俳諧と真田幸弘の俳諧」 
                井上・西田・小幡・玉城
   
6)18:00~20:00
   懇親会 (於 ホテル信濃路)

8月20日(金)                 
                司会 降幡浩樹(真田宝物館)
 10:00~11:30
   真田文書について(講演)             
               原田和彦(長野市立博物館)
松代公民館
  午後 真田俳諧資料見学調査 (関係者のみ)

8月21日(土)
9:30~11:30
  松代 長国寺(幸弘公菩提寺)等見学 
      
後援:長野県教育委員会 長野市教育委員会
協力:清泉女学院大学  長野県短期大学

*本フォーラムは、独立行政法人日本学術振興会科学研究費補助金(「真田文書アーカイブの構築及び松代藩六代藩主真田幸弘の点取俳諧に関する研究」)を得て実施します。

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